我が家には、小学校2年生の男女の双子がいます。
双子が保育園を卒園して小学生になる時、私は戦々恐々としていました。
果たして2人は小学校生活をやっていけるだろうか……ということではなく、入学式よりも前に学童保育生活が始まる。
すなわち、私のお弁当づくりが始まるということに不安を感じていたのです。
3歳から通った保育園では、完全給食生活だったため、平日1日1回はバランスの良い食事を提供してもらえていた双子たち。
小学生になると給食が始まるので、それももちろんありがたい反面、学校がない日は学童にお弁当を持参する生活が始まります。
正直絶望でした。
保育園時代に私がお弁当をつくった経験は、運動会と遠足の時、3年間で計6回だけでした。
どうしよう……と頭を悩ませていたものの、私の不安とは裏腹に双子たちの学童生活はスタートし、お弁当生活もスタートしたのです。
最初の1年は、本当に試行錯誤の連続でした。
そして迎えた2年目の今年、新型ウイルスの影響で私の働き方や子どもたちの長期休暇中の過ごし方にも変化がありましたが、最近は在宅勤務の日もお弁当を準備することが苦じゃないと気付きました。
今回は、私が気づけば楽になっていた、お弁当作りのコツをご紹介したいと思います。
週末になると、行きつけのスーパーで冷凍食品を買い込みます。
そこには保育園時代のママ友たちの姿がちらほら。
お互いカゴを覗き込み、「考えることは一緒だよね〜」と、お互いを労います。
平日はお弁当の買い出しをすることができないだろうという想定のもと、メインとなるおかずは基本的に冷凍食品に頼ることに決めました。
味は美味しいし、自然解凍OKのものは保冷効果も期待できる。
今の時代に生きていて、使わない手はないと思っています。
この方針決定は私の中では大正解で、1つ軸を持ったことで、お弁当作りがとても楽になりました。
次に準備するのは、作りおきのおかずです。
朝起きたら「お弁当箱に詰めるだけ」が理想形。
となると、前日にある程度の仕込みをしておく必要があります。
作りおきは、“スタメンメニュー”を決めることで格段に楽になりました。
スタメン①:サラダ類
・マカロニサラダ
・ポテトサラダ
・かぼちゃサラダ
・小松菜の磯辺和え(小松菜と海苔を醤油で和えたもの)
・ほうれん草のごま和え
スタメン②:卵料理
・卵焼き
・ゆでたまご(塩漬け・醤油漬けなどパターン分岐あり)
(1)のメイン食材と(2)の作りおきスタメン食材①②が揃えば、お弁当箱はだいぶ埋まるでしょう。
そしてここからは「素材そのまま」の世界です。
スタメン③:隙間食材
そのまま入れても良いし、掛け合わせても良いという万能選手たちです。
・ウィンナー
・ちくわ
・チーズ
・ブロッコリー
・ミニトマト
・豆類
・きゅうり
・にんじん(レンジ蒸し)
・かぼちゃ(レンジ蒸し)
・じゃがいも(レンジ蒸し)
ここまでくれば、お弁当箱は埋まります!
もう私は「箱を埋めること」しか考えていません。
あとは、寝る前にお米を炊くことを忘れなければ問題ありません!
朝起きたら、主食の準備をします。
主食バリエーション
・塩ごはん
・こんぶ
・梅干し
・かつおぶし
・のり弁
・ゆかり/かおり
・ふりかけ
・ひじきごはん
だいたいこれぐらいの中から、双子たちにリクエストを聞いて主食を決めます。
これに加えて、冷凍メイン1品〜2品と作りおきのおかずを詰めるのです!
我が家の場合は双子ですので、同じものを2つ作る必要があります。
出来上がりのクオリティに差があると指摘されるので、お弁当製造業者になったつもりで無心に詰めます(笑)
小学校入学前は、あんなに不安だったお弁当づくりですが……。
不思議なことに、昨年の入学前・夏休み・冬休み、そして新型ウイルスの影響下での長期在宅生活を経て、今ではお弁当づくりが苦ではなくなりました。
食材の買い置きを忘れて焦ることはあるのですが、「明日もお弁当作らなきゃ。どうしよう……」と感じることがなくなったのです。
私は、これは筋トレと同じなんじゃないか……と思っています。
筋トレも、始める前ややっている最中はキツイ思いをするでしょう。
でも、継続するうちにだんだんと力が付き、当初キツイと感じていたものも、後にそう感じなくなる。
お弁当づくりも、まさにそうだと思うのです。
気がつけば、卵焼きもスピーディーに作れるようになったし、前日の夜に少しの仕込みをすることで、翌朝効率的にお弁当が作れることも体感した。
双子たちが小学生になる前は、こんな未来が訪れるとは思ってもいませんでしたが、「そのうち立派にお弁当を作れるようになっていますよ!」と、戦々恐々としていた当時の自分に言ってあげたいです。