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公開 2020年10月28日  

子どもの「なんで?」を大切にしたくて…「なんでノート」を作ってみた!

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子どもの「なんで、なんで」攻撃。皆さんどうしていますか?「可愛いな~」とほっこりしますが、まじめに答えようと思うとなかなか大変ですよね。つい「ママも分からない」「今ちょっとごめんね……」とごまかしてしまうことも。そこで我が家は、こんな方法を取ってみることにしました。


高度化していく「なんで?」の内容


息子は6才、小学1年生。

学校に上がって世界が広がったのか、最近、以前にもまして「なんで?」「どうして?」と聞くことが多くなっています。

一例をあげると、こんな具合。



「今日は風が強いから、月も飛んで行っちゃうんじゃない?」

「月は飛ばないよ」

「なんで?」



「鼓膜って、どうして破れたらいけないの?」

「ちゃんと聞こえなくなっちゃうからだよ」

「どうして?鳥さんにも鼓膜はある?」



私に分かることは、できるだけ頑張って答えます。

月の話は、自宅にある宇宙の図鑑を見せながら、「お空にある月は、実はすごく遠くの宇宙空間にあって、そこには風はないんだよ」と説明したりもしました。

でも、分からないことは「なんでだろうねぇ」で済ませがち。

また、忙しい時に聞かれるとすぐに答えられず、「後でね」がそのまま放置されてしまうことも多いです。

「せっかくの子どもの疑問が、もったいない……でも仕方ないか、どこのママもこんなもんだよね」と思っていました。


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友人ママの素敵すぎるアイデアに衝撃!


しかし、「仕方なくなかった!!」と目が覚めた出来事がありました。

ある時、同い年の子をもつ友人宅に遊びに行ったのですが、リビングに入ってビックリ。

子どもの疑問が書き出された紙が、壁にたくさん貼ってあったんです!

電車のことや、恐竜のこと、虫のこと……。

子どもらしい、ユニークな視点での疑問がいっぱい。

しかも、緑の紙に書いて葉っぱみたいに切り抜いてあるので、めっちゃオシャレ!

「質問が子ども科学電話相談に採用されたんだよ!」と、お子さんもうれしそうです。



仕方なくなかった、やろうと思えばできるんだ。



その友人は現在仕事をしておらず、私より時間的余裕があったとはいえ……。

うん、私だったら、専業主婦でもこれはきっと思いつかなかった。

その友人の素敵ママぶりに、正直、くらくらする想い。

さっそく真似したいと思ったものの、こんなオシャレに壁に貼るなんて、私にはできそうもありません。

何か別の手を考えなければ!


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「ノート」なら、持ち運びもできて便利!


いろいろ考えましたが、我が家ではシンプルに、ノートに書くことにしました。

息子の疑問を忘れないうちにメモしておく「なんでノート」です。


息子が自分でも書けるように、大きめのマス目ノートを用意。

ページの上部に大きく疑問を書いて、その下は調べたことを書くスペースとして空けておきます。

次の疑問は、次のページへ。

自宅の図鑑だけでは調べきれないことも多いので、図書館に持って行く時も、ノートなら便利!

書き始めてみると、1日で4~5個は出てくるので、あっという間にいっぱいの「?」が溜まりました。

なお、最近の「なんで」を一部ご紹介すると……。


「なんでにんげんはうごくの?くさはうごかないの?」

「みちはなにでできてるの?」

「たべたら おなかのなかはどうなるの?」

「か(蚊)にとられた せっけっきゅうは どうなるの?」

「ふたごのあかちゃんは どうやってママとつながってるの?へそのおは、Yみたいになってるの?」


ノートに書き溜めたからこそ分かったことですが、最近の息子は、ヒトの体の仕組みに興味があるようです。

自宅に図鑑もありますが、もし良いものが見つかれば、関連する絵本や児童書などを買ってもいいかなと思うようにもなりました。


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大切にしたいのは、親子の時間


正直なところ、本当にたくさんの疑問が出てくるので、すべてきちんとは調べられていません。

ネット検索で済ませてみたり、書いてから調べるまでに時間差があるため、息子の興味が薄れていたり……ということも多々あります。

でも、「?」の種を、そのまま放置せず一度はノートに書き留めてみる、という習慣ができたら、それだけでもいいかなと思っています。

また、今まで親子のコミュニケーションと言えば絵本の読み聞かせでしたが、最近はそれも少なくなっているので、新たな親子の時間にもなっているかも知れません。


ちなみに……。

この「なんでノート」は、実は親にとっても助かるんです!

「なんで、なんで」攻撃に「あとでね」と言うのは罪悪感があるけれど、「ノートに書いといて!」なら、家事などの手は動かしたまま、疑問を受け止めてあげることができますよね。

いつまで続けられるか分からないけれど、ぼちぼち、続けていけたら良いなと思っています。


※ この記事は2024年11月01日に再公開された記事です。

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