わが家は、完全ワンオペ育児。
9歳の長男・5歳の次男・3歳の長女の3人の子どもを、私ひとりで育てながら仕事や家事もしています。
そんなある日、私は熱をだしてダウン……
「どこで風邪をもらってきたんだろう?」と考えていると、どんどん上がる熱に、痛くなるのどや節々。
経験上、節々が痛くなる風邪は熱も上がり、治るまでに時間がかかると分かっていたので「これはマズイ……」と思いはじめました。
子ども達はちょうど長期休暇中で、3人とも家にいました。
仕事・家事・育児をどう回そうか??と考えながら、再度自分の体をチェック。
一番つらいのが頭痛で、立ち上がるのもズキッ!!と痛みがし、立つことさえままならない状態。
仕事はお休みをもらうことにしました。
以前は熱が出ても変わらず育児をし、掃除や洗濯に3食自炊していました。
けれど、無理をするほど治りも悪くて逆効果に……。
3人の子どもの母となった今は、熱が出るのは今は休んでというサインだと思い、無理をしない範囲で動くことを心掛けています。
眠ることはできないけれど、安全対策済みのリビングで横になりながら子ども達を見ていよう。
今だけは、テレビもゲームも解禁!と決めました。

ママが熱でダウン…家事・育児はどうしよう!?頼りになった3人の子ども達
23,459 View先日、3人の子どもの母である私は熱を出してダウン…。そのとき子ども達がしてくれたことから、3人それぞれの新たな一面が見て取れました。
ママが熱でダウン!

3歳長女の様子
上の子2人は手がかからなくなったけれど、3歳の長女はまだ目が離せなかったり、トイレやお風呂の介助なども必要。
無理はしないと決めているとは言え、熱が出ながら3人を在宅育児できるか不安になりながら横になっていたとき。
長女が、いつも遊んでいるお気に入りの人形を私のところに持ってきました。
おままごと大好きな長女は、私の隣に人形を寝かせて「ママ、これで寂しくないよ。いっぱいねんねしてね」とひと言。
体調が悪く心細かった私は、そのお人形をとても心強く感じました。
そして長女は「私がママよ」と言い、私の頭をなでながら「赤ちゃんはねんね」とおままごとがスタート。
冷却シートを変えてくれたり、飲み物をくんでくれたり、お人形を沢山並べて隣に寝かせたりとお世話をしてくれました。
まだまだ手のかかる末っ子と思っていましたが、私の普段の様子をしっかり覚えていて、その通りにやってくれようとする姿に嬉しいのと同時に驚きました。
3歳らしく、たまに私のところにドッシン!と乗っかってくるところはご愛嬌。
ほほえましく思い、不安だった気持ちも緩みました。

5歳次男の様子
普段は元気いっぱいでヤンチャだけど、外では私にベッタリくっついている、甘えん坊で怖がりな次男。
実は私の変化に一番敏感で、よく見てくれています。
一番はじめに私の体調不良に気付いたのも、次男でした。
飲み物が欲しいけど、立つと頭痛が……としばらく悩んでいたところへ次男がやってきて、「ママ、体調悪いの?」と頭をなでてくれました。
「ごめんね、熱が出たみたい」というと、「ちょっと待ってて」と言い廊下へダッシュ。
戻ってきた手には、イオン飲料とコップが!!
「いっぱい飲みな」とコップにくんで渡してくれ、有難すぎて少し涙が出ました。
「ばい菌がいるから熱が出るの?」「ばい菌はどうなるの?」など、熱が出る仕組みにも興味津々。
それでも夜になると「ママ大丈夫かな~」と泣いたり、「僕にうつって熱が出るのは嫌だけど、ママと一緒じゃないと眠れない~」なんてしばらく葛藤する姿も見られました。
私の体調不良を一日中意識して接してくれたのは、今回が初めてかもしれません。
5歳になり理解力がグンと伸びていること、興味の範囲が広がっていることも感じさせられました。

俺の出番だ!と9歳長男
きょうだいの中で一番年長の9歳長男。
私の不調に気付いて持ってきたのは、「冷却シートに体温計、体温表ノート」でした。
熱の出た3日間、体温や体調の変化を体温表ノートに記入してくれました。
毎日冷却シートも用意し、冷却シートが乾いたら取り換えてくれ、夜間用の冷却シートも枕元に設置。
私が頭が痛いというと、「脱水になってない? 飲む量が少ないからちゃんと飲んで」と声をかけてくれました。
普段私がしている看病を、そのまま長男がしてくれていたのです。
家事と育児についても、長男が大活躍。
「俺がやるからママは寝てて」と言い、料理好きな彼はそうめんを茹でたり、ご飯も炊いてくれました。
「今日はママが熱だから、お兄ちゃんの話をよく聞いてー!」と長男が言うと、お兄ちゃんラブの下の子2人は真剣な表情で「はい!」と元気よく答えていました。
心配していたお風呂も、長男が下の2人をサポート。
私は3人を見守ることに徹することができ、とても助かりました。

頼れないからこそ、用意しておきたいこと
しっかり休んだおかげで、回復も早かった今回。
改めて、自分自身が体調不良になったときのため、普段からできる対策は何かを考えました。
今回、掃除や片付け、洗濯物を畳むのは治ってからと諦めました。
どうしてもやらねばならなかったのが、「料理」と「洗い物」
普段料理を手伝ってくれる長男の手を借りつつ、洗い物は食洗器を利用しました。
乾燥機能付き洗濯機やロボット掃除機などあれば、さらに助かったかもしれません。
便利家電は高額なものもあり、なかなか手が出せませんが、頼りになる存在だと感じました。
さらに今回、ネットスーパーの有難みも感じました。
わが家では、親子ともに「普段はあまり食べないけれど、熱が出たときはこれじゃないと食べられない」という食べ物が、いくつかあります。
熱があると買い物も困難ですが、ネットスーパーなら当日や翌日に届けてくれます。
アレルギーの心配がなければお惣菜なども届けてくれて助かるでしょう。
サービスによっては登録や利用までに時間がかかるので、元気なときに使い、慣れておくことが大切だと思いました。
そして何より、普段から子どもたちに家事を手伝ってもらっていることが、いざという時に助けになると感じました。
今回の体調不良でも、はじめは心配しましたが、想像していたよりもずっと頼りになる子ども達に気づかされました。
乳児期は育児と家事が欠かせないので、私が体調を崩すとほんとうに大変でした。
しかし子どもが育つにつれ、子ども達のできること、分かることが増えてきているのです。
家族の誰かが病気になったとき、自分に何ができるのか。
子どもと一緒に話し合っておきたいなと感じました。


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