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公開 2021年03月30日  

突然始まった「幼稚園行きたくない!」一番の理解者は身近な人だった。

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1学期は楽しく通っていた息子の幼稚園生活。2学期ももちろん楽しんで行ってくれるだろうと思っていたのですが……。


1ヶ月の登園の後、40日間のお休み


わが家の4歳の息子は、幼稚園の年中です。

2年保育の公立幼稚園に通っているため、この春入園しました。


しかし、入園式のあとは新型ウイルスに伴い6月中旬まで幼稚園は休園。

結局1学期は1ヶ月弱の登園でした。


幼稚園が始まると、最初は少し緊張していましたが、すぐに慣れて毎日元気いっぱい幼稚園に通っていました。

その後は夏休みが始まり、約40日間のお休み。

娘の小学校の夏休みは2週間だけでしたが、息子と私は40日間、ほぼ毎日べったり一緒に過ごしていました。

私は在宅で仕事をしていたものの、午前中は2人で公園や買い出しに行き、お昼ごはんは息子のリクエストを中心に作り、一緒にお昼寝などをして本当にのんびり過ごしました。


ようやく夏休みが終わり、2学期のスタート!

また毎日幼稚園に楽しく通ってくれると思いきや、予想外のことがおこったのです……。


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はじまりは小さなサイン


2学期も当然、元気いっぱい通ってくれていると思っていた私。

しかし、どうも様子が少しおかしい。


1週目は登園の時間になると「ねむい〜」と言うようになってきて、お迎えの時には疲れ切っている様子。

降園後の園庭開放でも、お友達とは遊ばずに私の近くでべったりくっついていました。

2週目になると、幼稚園についてから「ママ、朝のお仕度が出来るまで帰らないで〜」と言うように。

1学期の頃はできていたのになぁ…と思っていたのものの、朝の息子の様子を見守る日々が続きました。


そして10日目、ついに「幼稚園に行きたくない!」と大泣きし、大暴れしたのです。

その後は、我慢していた何かが吹っ切れたかのように

「幼稚園いやだ!」「幼稚園嫌い!」とネガティブな言葉がたくさん出てくるようになりました。

夜になると「明日幼稚園嫌だ…」と泣きながら寝て

朝起きた瞬間に泣き出し、「幼稚園にはいかないから!」と言いながら朝ごはんを食べていました。


明るい雰囲気を作り出してくれる夫と娘がいる時間はまだよいのですが、7時半頃に2人が家を出てしまうと、そこからは私と息子の時間。

「幼稚園の服きない!」
「くつはかない!」
「自転車のらない!」

ととにかく大暴れ。

なんとかなだめて元気づけて幼稚園に送っていき、他のお母さんたちが幼稚園の門で帰る中、私は一緒に教室まで行ってお仕度やお花の水やりなどをして過ごしました。

そして、9時頃には先生が泣き叫ぶ息子を抱きかかえ、私が走り去るという日々が続きました。


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なぜ?と理由を探す


私も最初は

「娘の時も登園渋りあったなぁ。」
「いつか終わって思い出になるんだろうなぁ。」

なんて思いながら、優しく前向きな言葉をかけ続けていました。

しかし、さすがに毎日続くと疲れてきて

「前までちゃんと行けてたのに、どうしてだろう」
「甘やかせすぎたのかもしれない」
「いや、もっと甘えさせてあげないといけないのかも……」

などと悩み、焦りが出てくるようになりました。


あまりにも朝から大泣きする日は、「今日は休ませようかな?」と悩む場面も。

でもどんなに泣いた日でも、お迎えの時にコッソリ隠れて確認すると、信じられないくらいの笑顔で遊んでいるのです。

そんな姿を見て、「やっぱり連れて行ってよかった」と思う日が続いていました。


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一番の理解者がいた


そんな時、強い味方になったのは息子より3歳年上の娘でした。

いつものように朝からぐずぐず泣き始めた息子に

「どうしたの?幼稚園が嫌になっちゃったの?お姉ちゃんもあったわぁ!そんな時!」と娘が声をかけたのです。

私はお弁当と朝ごはんの用意をしながらも、その会話に聞き入ってしまいました。


「お姉ちゃんも幼稚園嫌だったことあったの?ほんと?」と驚く息子。

「うん、あったよ!あの時は疲れててさあ。いつの間にか行けるようになったわ。懐かしい♪」

と経験者ならではの気持ちを、息子に伝えてくれていたのです。

当時、娘は泣き叫んでいたので、何か深刻な理由があるのかも…と私は悩んでいました。

しかし今娘が言うには、ただ疲れていただけとのこと。

そんな単純な理由だったなんて…!

それならあんなに深刻に考えずに、ただ抱きしめて一緒にお昼寝してあげればよかったなぁと思いました。


また別の日は、泣いている息子を「こっちにおいで〜!」と抱きしめてくれることも。

息子も思いっきり甘えて、とっても嬉しそう。

どうしても時間に追われて強い口調になってしまう私とは違い、娘は「ギュー!!」っといいながら優しく抱きしめていました。

そんな2人の様子を見て、3年前登園渋りをしていた娘を懐かしく思うとともに、息子の気持ちに寄り添ってくれる娘の姿に思わず泣きそうになりました。

2人の様子を見ていて、「ただ気持ちに寄り添って、ぎゅっと抱きしめるだけで安心するんだ」と気づきました。


いつかは娘の時のように乗り越える時がくるはず。

まだまだ登園渋りは続いていますが、もう少し肩の力を抜いて、息子に寄り添っていこうと思います。


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※ この記事は2024年11月14日に再公開された記事です。

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