うちの息子は、ちょっとこちらが驚くくらいママが大好き!
一人っ子ということもあるのか、ママにべったりです。
もう6才になるのですが、歯磨きの仕上げ磨きや宿題の丸付けは、パパではダメで、必ずママを指名。
お布団に入れば毎晩のように、「ママが世界でいっっちばんだ〜〜いすき!」と、熱い愛の告白が始まります。
極めつけは、このセリフ。
「ママってさ、ぼくの前はパパと結婚してたんでしょ?」
えーっと、ママは、今もパパと結婚していますが……。
よく、「大きくなったらママ(パパ)と結婚する〜」という子どもの癒やし発言がありますが、なんかちょっとズレてる!!
息子の中では、どうやら「一緒のお部屋で寝る」=「結婚している」ということのようです。
(我が家のパパは夜勤もあるので、寝室が別なんです)
私も私で、男子ママの特権とばかりに、息子からの愛情表現を日々満喫していました。
「ママが1番だ~い好き♡」だったのに!2番目に降格された時の話
12,497 Viewママにべったりだった子も、成長すれば少しずつ離れていくもの……。分かっていても、何とも寂しいものがあります。そんな、ママより好きなものができるXデーが、我が家にもやってきました。
ママへの惜しみない愛
ある晩、突然の宣告!「ママは2番」
なのに、とうとう来てしまったのです。
ママがNo.1ではなくなる日が……!!
夜、いつものように枕を並べて寝ていると、何やらもじもじしている息子。
「あのね……、ぼく、ママが2番目に好き」
突然の告白に、私はビックリ!
「えっ! 1番は別にいるってこと!? 誰!? クラスの子!?」
完全に動揺して、恋人に別れを告げられた女性みたいになってしまいました。
「あのね」
「う、うん……」(ドキドキ)
「あのね、1番は〇〇(アニメのキャラクター)」
まさかの、お友達や先生ではなくキャラクター!?
「だって、いっぱい道具があるし、おもしろいし」
たしかに、そのキャラクターはみんな大好きだけど!
そこまで熱狂するタイプのアニメだったっけ!?
「あーあ、ぼく、〇〇のいる世界に生まれたかったなぁ」
しみじみと残念そうにつぶやく息子に、それ以上何も言えなくなってしまったのでした。
順位は変動するのか!?
いつかこの日が来るのは分かっていました。
しかし、息子が生まれてから今まで、圧倒的な第1位に君臨していたママとしては、結構ショックです。
幼い子どもたちを虜にするヒーローキャラクターの代表格にすら負けたことがないのに!!
その次の日から、いつも心のどこかに、このことが引っかかるようになってしまいました。
叱る時の勢いが少し弱くなり、お風呂で髪を洗う時も、いつもより心なしかやさしいタッチに……。
そしてさらに数日後、ふと「もしかしたら、ママが2番目というのは一時的なことかも!」と思った私。
いつもの、寝る前のラブラブタイムに「ママは息子ちゃんが世界一大好きだよ!息子くんは?」と聞いてみました。
私の言葉に、「う~~ん」と、ちょっと考え込む息子。
「ママが1番」
そしてすかさず、「〇〇と、▲▲と、□□が0番!」
ママより好きなものがさらに増えた~~!!(ガーン!)
それにしても、ママにちょっとは気を遣いつつ自分の主張を通す知恵には、もう笑うしかありません。
また、0という、学校で習った数の概念をちゃんと理解していることに、妙に感心してしまうのでした。
1位ではなくても、変わらないこと
再確認してもやはり……となると、これはもう受け入れるしかありません。
まだまだ甘えん坊で、「ママ大好き」と言ってくれることはありますが、「一番好き」では無くなってしまいました。
正直、ちょっと寂しい気持ちはある!
でも、これも親離れの第一歩なのかなぁと思います。
ママは好き、でも、他にも大好きなものがたくさんできたというのは、素敵なことですよね。
また、これは私自身の反省ですが、いつでも世界一大好きと言ってくれる息子に、今まで甘えていた部分もあったかもしれません。
手抜きをしていたつもりはないけれど、ダメなママでも世界一大好きでいてくれる、という感覚はあったかも……。
こちらは変わらず「大好き」を伝えつつ、これから先も、しっかり息子と関わっていかないとなと思いました。
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