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公開 2021年05月14日  

のぞき見して反省……!園での3年分、成長がつまった手紙の中身は?

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来年から小学生の娘。成長を感じたのは、年少の頃からのお友だちとの手紙のやりとりでした。


アラビア文字かな…。年少さんのお手紙の内容とは?


娘は来年から小学生。

2歳のプレ保育から4年間通った幼稚園とも、もうすぐお別れです。


入園した当初は、お友だちと一緒に遊ぶことはほとんどなく、子どもたちみんなが各々一人遊びに熱中していました。

それが少しずつコミュニケーションをとるようになり、年少さんに上がってしばらくするとお手紙のやりとりが始まりました。


もちろん、文字だけでなく絵もまだうまく描けない子どもたち。

はじめは、グシャグシャッとホコリのような線を描いた便せんや大量にシールを貼った折紙が封筒に入ってくるという感じでした。


それが年少さんの終わりに近づくと、娘もお友だちも文字に興味を持ち始めたのです。

アラビア文字のような…?

細切れになったラーメンのような…?

くにゃくにゃの線が並んだお手紙がふえました。


メッセージを伝えるという本来の目的は果たしていないのにお手紙をもらうたびにニコニコと私に自慢し、返事を書く娘。

真剣なまなざしで一筆一筆時間をかけて、描いている様子を見ると、「友だちを大切に思っているんだな」と嬉しく感じていました。


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年中さんのお手紙に多いのは一言定型句


年中さんに上がると、娘もお友だちも、だんだんと文字が書けるようになっていきました。

とはいうものの、まだ4歳児。


お友だちからの文面は「だいすき」や「またあそうぼうね」といった一言定型句がほとんど。


しかも文字が反対になっていたり、順番がアベコベだったりで、なかなか読解できません。

それでも不完全だからこそ想いが強い気がして、お手紙1通1通を愛おしく感じていました。


娘の文字にも特徴がありました。

「る」の丸い部分がグルグルグルと何重にもなっている。

「ん」の波線は5ウェーブくらいある。

「か」は、なぜか〇にタテ1本線をひいたもの。


面白くて可愛くて「ずっとこの文字のままでいてほしい!」とさえ思いました。

ヘンテコな文字だけれど、ひらがな帳で調べながら一生懸命書いていたおかげか年中さんのうちに、ひらがなの読み書きをほぼマスター。

親が教えなくても、興味さえあれば、子どもは自分の世界を広げるために勝手に学んでいくんだなと頼もしく感じました。


年長さんでようやく手紙らしく!


年長さんになるとグンとお手紙らしくなりました。

一言定型句ではなく文章になったのです。

ただ、まだまだやりとりにはなっていません。


たとえば自粛期間中に近くに住んでいるお友だちに届けたお手紙。

会えていない期間が長かったので娘は「いつも何してる?また遊ぼうね」と書きました。


数日後、我が家に届いたお手紙をワクワクしながら開ける娘。

笑顔で見つめているので、のぞいてみると「まだまだだけど、クリスマスたのしみだね」と書かれていたのです。


その時は春だったし、質問の回答でもないけれど…、思いついたことを伝えたい!という子どもの可愛らしさが微笑ましくて、心が温まりました。


その日から数ヶ月。

幼稚園から帰ってきた娘がリュックサックから手紙を取り出しました。


「見せてー」という私に娘は「いやー」と抵抗。

あきらめて家事をしていると、コソコソと手紙へのお返事を書きはじめました。

もう1度、「なんて書いてるのー?見せてー」とチャレンジ!

しかし、「やめて!みないで」と再度抵抗されてしまったのです。


私は子どもたちの手紙が大好物。

翌朝、娘の引き出しからこっそり手紙を抜き出しました。

「なつやすみなにしてたの?またあそぼうね」というお友達からのお手紙。

それに対して、娘は「かわにいってたよ。もうランドセルかった?」と返事を書いていたのです。

意思疎通ができている!と感動。


同時に、お友だちとの関係が今までよりも親密になっている気がしました。

もう、私が子ども世界に入っていっては、いけないのかもしれない。

2人の世界をのぞき見したことを少し反省しました。


嬉しいけれど少し寂しい娘の成長


以前は、幼稚園から帰ってくると、誰と何をして遊んだか毎日教えてくれていた娘。

最近は尋ねても秘密にする日がふえました。

幼稚園にどんな髪型をして行くか約束をしてきたり、勝手に遊ぶ約束をして帰ってくる日もあります。


もちろん、まだ一人では外出ができないから親同士で連絡を取りあっています。

けれど、子ども同士で秘密をつくり約束している様子をみると、今後どんどん彼女の世界は広がっていくのだろうと嬉しい反面、寂しさを覚えるのです。


小学生になってさらにコミュニケーション手段が増えれば、きっと私の出番なんてなくなるのでしょう。

そのときが来ても慌てないよう、今から心の準備をしておきたいと思っています。


※ この記事は2024年11月11日に再公開された記事です。

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