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公開 2021年01月26日  

ヤンチャだけど内弁慶で怖がり。私にそっくりな次男が、私を変えてくれた

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感情表現豊かで素直、でも頑固で、真面目で、内弁慶で怖がりー次男と私は、性格がソックリ。次男の性格と向き合うことで、私自身、思うところがあります。


ヤンチャだと思っていたけれど


3人きょうだいのいるわが家ですが、次男はヤンチャで元気いっぱい。

家の中では大声で歌を歌ったり、自由に飛び跳ねたり、ブロックや工作に夢中になってみたり。

外に行けば、虫取りに木登り、いつも泥だらけになって遊んでいます。

素直で感情表現豊か、人懐っこく、いつも笑顔で人に好かれやすいタイプだと思います。



考えるよりまず行動!な次男はケガをすることも多く、入園の際は心配していた私。

個人面談では、元気過ぎてケガをしないか心配していると伝えたところ、先生からは意外な言葉が返ってきました。

園では先生の話をしっかり聞き、言われた通りに動いて真面目な様子だというのです。

はじめは先生が気を遣ってくださっているのかと思いきや、翌年進級しても同じようなことを言われました。


そんなある日、幼稚園の参観がありました。

面談での言葉通り、大人しく先生の言うことを聞き、きちんと活動に取り組む次男。

家にいるときのように、落ち着きのない様子は見られません。

そんな中ひとつ気になったのが、教室移動の際のこと。

周りの皆が移動を始めると、今ひとつ状況がわからなかった様子の次男は不安を感じたようでした。

「待ってー、どこいくのー」と泣きながらついて行きましたが、そういった反応を見るのは初めてのことでした。


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私と次男は似たもの同士


振り返って考えると、次男は入園の際の登園渋りが半年以上続き、園で笑顔が出るまで1年近くかかりました。

向こう見ずなヤンチャ坊主かと思っていたけど、外ではかなり気を遣い、慣れるまで時間がかかるよう。

家ではそんな様子は見られなかったので、私も気付きにくかったのかもしれません。


4~5歳になると、怖がりな一面も見えてきました。

参観の際、泣きながら皆についていったように、「見通しが立たない」「次にどうしたらいいのか分からない」と、一気に不安になるのです。


天真爛漫な反面、頑固で真面目なところもある。

外では気を遣う内弁慶、怖がりで不安を抱えがち。


この話を友人や家族に話すと、「次男はママとソックリだね」と言われます。

そう、次男と私はよく似ているのです。


不安と向き合い、自分を見つめ直す


次男と同様に、私も不安になるとその感情でいっぱいになってしまうタイプです。

特にその傾向が強くみられるのが、子どもの病気やけがのとき。

「子どもの前で不安な様子を見せてはいけない」と思いつつも、気持ちを隠しきれず、つい暗い顔をしてしまうのです。


そして、そんな私の様子や反応に、一番早く、かつ一番強く反応するのもまた次男だったりします。

いつしか私は、子どもが不調になると真っ先に「次男の不安を増大させてはいけない」と考えるようになりました。

後ろ向きな気持ちをなるべく見せないよう、「大丈夫」と言葉だけでなく、態度でも表情でも安心に導ける努力をしています。

自分の頭だけで考えてもなかなか直らなかったことが、次男と向き合うことで変わってきたのです。


一つ不安なことがあると、あれもこれも不安になりがちなところも、私たちはよく似ています。

次男がちいさな不安を膨らませる様子を見ていて、私も同じだなと、自分を客観的に見られるようになりました。

そのことを自覚してからは、自分自身に「考え過ぎ」と自制することも覚えました。

また次男に対しても、ポジティブな声掛けをして、どうすれば良いか一緒に考えているうち、次男自ら積極的に考えられるようにもなってきました。

心配事との向き合い方も、心ひとつでこんなに変えることができるんですね。

知らず知らずの間に、お互いに考え方のマイナス面を改善しようと動いていた私たち。

これは思わぬ発見でした。


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「好き」を伸ばす


もちろん、伸ばしてあげたい良いところもたくさんあります。

次男の性格をスクールカウンセラーに相談したところ、なるほど、と納得のいくアドバイスをいただきました。

「エネルギッシュな性格なので、本人が好きなことを見つけるとグンと伸びる」


たとえば、次男が4歳上の長男とボードゲームで遊んでいるとき。

はじめは分からなくて負け続け、思いきり悔しがるものの、ひとたび集中するとすぐに覚えてしまいます。

そしてその結果、兄に勝つことさえあるので驚きました。


私自身も、好きなことには未経験でもチャレンジしてみる行動力を評価されることがあります。

好きこそものの上手なれ。

「怖がり」はすぐには消えてなくならないけれど、いつか伸びしろの内に隠れてしまうことだってあるかも知れません。

次男にはこれからも物事をよく観察して、好きなことを思う存分してもらいたいと思っています。


※ この記事は2024年10月24日に再公開された記事です。

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