「お姉ちゃんなんだからって言わないで」
4歳の時に、弟が産まれた幼い頃の私は、いつもそんな風に思っていました。
これまで両親の愛情を独り占めしてきたのに、親は弟にかかりきり。
急に現れたライバルに心穏やかではなく、寂しい思いをしたのを覚えています。
「お姉ちゃんなんだから」と我慢を強いられるのが不満でも、怒られるのが嫌で言い出せず。
しっかり者のフリをしていた子どもの頃の私。
なので自分が母親になってからは、「我が子にはそんな思いをさせたくない!」と思っていました。
でも現実は、理想とはかけ離れていて……、子どもたちは、年子で誕生。
下の子が生まれたのは上の子が1歳7ヶ月の時でした。
産前産後の私は毎日必死。
ワンオペで仕事と家事育児を一手に担っていた妊婦の私は体調も優れず、「余裕は1ミリも無い!!」という生活でした。
(結局、切迫早産で絶対安静になりました)
産後は産後で赤ちゃんのお世話に手を取られ、息子と向き合う時間もなかなか取れません。
寂しかったのか、ちょっとしたことですぐに泣いてしまうことも多かった息子。
一方の私はワンオペ育児と産後でメンタルが不安定なせいもあるのか、相変わらず心にゆとりがありませんでした。
息子の寂しい気持ちを受け止めてあげるどころか、大泣きで抱っこをせがんできても、なかなか応えられないことも。
結果的に、上の子にはかなり我慢をさせてしまうことに。
私はそのことがずっと気にかかっていたものの、結局あまりフォローできないまま。
自分が幼い頃「お姉ちゃんだから」と我慢させられたのが嫌で、我が子には同じ思いをさせたくないと思っていたのに……。
結局、自分の子どもに同じことをしてしまっているのもツラい日々でした。
公開 2020年11月17日
全く理想通りにいかない年子育児。上の子への罪悪感に悩む日々を癒したのは?
6,309 Viewわが家はいわゆる「2学年差年子」。
常に長男に対する罪悪感を抱えながら、3歳と2歳の子ども達を育ててきたのですが……。息子のある行動が私の気持ちを軽くしてくれました。
※ この記事は2024年12月08日に再公開された記事です。
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