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公開 2021年01月28日  

自分には縁がないと思っていた…弁護士への依頼を決意し、感じた心強さ

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弁護士さんへの相談は敷居が高く、よっぽどのことがないと利用できないとためらっていた私。離婚協議を進める中、周囲に勧められ相談してみることに。


よっぽどのことの渦中


人生で、まさか弁護士さんに依頼することがあるなんて想像していなかった私。

どんな法律事務所があるのかもわからないし、多額のお金が必要なイメージ。

想像しただけで「敷居が高い」と感じていました。

しかし昨年、そのまさかを経験することになったのです。

理由は、離婚協議。

離婚を考えはじめ、周囲に相談をするうちに「弁護士さんに相談したら?」とアドバイスを受けたためでした。


何事も、よっぽどのことがない限りは自分で解決するべきと思っていた私。

離婚協議をはじめた当初は、「人に迷惑をかけてはいけない」と1人で抱え込んでいました。

自分が“よっぽどのこと”の渦中にいると、気付かなかったのです。

子どもがいることもあり、私は離婚後の生活に向け、環境を整えることで頭がいっぱい。

そんな中でも日々の家事、育児、仕事と普段通りの生活も送らなければなりません。

相手との協議で心が乱れることもあり、なかなか“弁護士さんに相談”というところまで頭が回らなかったというのが現実かもしれません。


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法テラスの利用を決意


しかし、離婚協議は一向にまとまらず、周囲の言葉もあり弁護士さんへの相談を考えはじめました。

そんな中、「法テラスを利用すると無料で相談ができる」という話を聞きました。

何かトラブルがあった場合、法テラスに電話すると、相談窓口について案内してくれたり、経済的に余裕がない人向けに無料法律相談も行っているとのこと。

私は利用条件に当てはまり、3回まで無料相談ができることになりました。


はじめての相談の日、緊張しながら弁護士事務所へ行きました。

弁護士さんは固いイメージがあるので、「しっかりした服装で行き、きちんとした話し方をしなきゃ」と気構えていきましたが、実際にはとても話しやすい雰囲気でした。

そしてはじめての相談を終えての感想は、とても心強いということ。

当事者では判断に迷うようなことでも、第三者である弁護士さんに話を聞いていただき、おかしいことは指摘してくれて、とても安心できました。

私の行った弁護士事務所では子連れでの相談も大丈夫だったので、オモチャやゲームを持参し、子どもと一緒に相談に行ったことも。

遊ぶスペースを作ってくれたり、子どもにも優しく話しかけてくれたりと、当初抱いていた”敷居が高い”というイメージとは全く異なるものでした。


3回の無料相談と、一度の有料相談を利用した後

悩んだものの、段々と弁護士さんに依頼する気持ちを固めました。

そんな気持ちの一助となったのが、弁護士費用を立て替えてくれる「民事法律扶助」という制度です。

弁護士さんへ「着手金・実費・報酬金」を一括で支払うことが難しかった私は、この制度を利用することにしました。

私の場合、立て替え費用は月々5000円ずつ返済することに。

弁護士さんへの依頼に関するハードルの1つだった金銭面について、この制度で安心することができたのは大きかったと思います。


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協議難航も、心強かった


弁護士さんへ依頼前、夫は離婚に対してあまり本気ではない様子でした。

夫にとっては妻だと慣れた相手ですし、話を変えてみたり、はぐらかされることもありました。

弁護士さんへ依頼後、法律のプロに入ってもらうことで、夫の態度も変わっていったのです。

離婚への本気度を伝えるためにも、弁護士さんの存在は心強いものとなりました。


また、離婚となると、お互いが「自分の有利な条件で決めたい」と思う部分もあると思います。

思ってもみなかった離婚条件や発言を目の当たりにすることもありました。

「一緒に暮らす子どもたちを不安にさせないためにも、親である私が動揺してはいけない」

と常々思っていたのですが、私は不安になりやすい性格。

相手の発言内容によってはいくら頭で感情を抑えようとしても、心は揺れ動いてしまいました。

当初「離婚するならきちんと条件を決めるべき」と考えていたのですが、協議が進むにつれ動揺し、冷静な判断が出来なくなっていると感じたのです。

そんなとき、弁護士さんに相談することで、法的な根拠をもとに「それは大丈夫」と教えて頂き、安心することができました。

これが1人だったら、思いもよらない条件に動揺し、法外な、そして不利な条件をのんでしまったかもしれません。


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一歩踏み出してみて、思うこと


離婚するにあたっては、親権、養育費、慰謝料、面会交流、財産分与、年金分割など多岐にわたる項目について相手と協議していかなければなりません。

弁護士さんへ正式に依頼したことで、それら1つ1つの事柄について適切なアドバイスをいただくことができました。

細かなことでも気になることがあれば立ち止まり、弁護士さんに確認できる有難さと大切さを感じたのでした。


敷居が高いと思っていた弁護士さんへの相談でしたが

実際に行ってみると「もっと早く相談していればよかった」と後悔するほど。

協議は今も続いていますが、心強さを感じられているこの頃です。


※ この記事は2024年08月26日に再公開された記事です。

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