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公開 2021年01月19日  

子どもへの愛情に「安定」を意識してみた。正解はないけれど、なんだかしっくりきたワケ

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子どもへの愛情は安定が大切という話を聞いた私。日々の生活の中で「安定した愛情」を伝えるには?


はじめて耳にしたフレーズ


自分で言うのもなんですが、周囲にも褒められることもあり、子どもへの愛情は深く、自信があった私。

愛情表現は大きく、ストレートに。

たとえるなら、ラテン系かもしれません。


逆にいうと、「愛情表現が大きいから大丈夫」と過信していたようにも思います。

そんなことを考え始めたのは、育児の本を読んだり、健診の講座を聞いたりするなかでのこと。

子どもは「安心した環境で育つこと」や「安定した愛情」が大事であるという話を聞いたからでした。

安定した愛情?

はじめて耳にしたフレーズですが、強く心に残ったのです。


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感じていたブレ幅の大きさ


思えば、愛情の深さを「表現の大きさ」ではかってしまうと、日々の中では必ずブレがあります。

育児に家事、仕事にと多忙な毎日。

それに加え、子どもたちの急な体調不良や、仕事が立て込んだりと、育児中にはよく予定外のことが起こります。

疲れきってしまうのは、ハッキリ言って日常茶飯事。

そうすると余裕がなくなり、イライラしたり、怒ったり、落ち込んだり……

つい子どもたちに対して、キツく当たってしまうこともあります。

表現の「ブレ幅」でみると大きく、子どもにとってもどうなのかな?と思うようになりました。


大きな愛情表現がいつでもできればいいけれど、実際に生活をしていれば、それが難しい場面があるのも確かなのです。

そうなると、キツくあたられた子どもはショックでしょうし

私としても、大きさが軸だと、できない日はその反動で「今日はダメだったな」という落ち込みも大きいなと感じました。


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安定した愛情って?


子どもへの愛情の深さは変わらないとしても、それをブレなく、安定して子どもに伝えるには?

「安定した愛情」というのは色んな考えがあると思いますが

私は、「子ども自身が、継続的に自分は愛されていると感じること」だと思いました。

そしてそのような愛情は、日頃の何気ないところで表現できると思いました。


まず、「ママ」とよばれたら子どもの話を聞くこと。

状況により「待って」と言ってしまうときもあるけれど、なるべくそのタイミングで聞くことを意識しました。

また、大げさに褒めなくても、何気ないことで「こんなことができるんだね、得意なんだね」と子どもに伝えること。

1日のうち少しの時間でもいいから、何かをしながらではなく、子どもと遊んだり、話すことに集中する時間をつくること。

普段の食事や身支度など、生活環境を整えることも安定した愛情の表現になると思いました。

そして何より、お母さんがいつも同じような調子でいること。

特にテンションを高める必要はないけれど、保たれていることを意識したのです。


当たり前のようでいて、毎日となると難しいこれらのこと。

でもこれなら子どもは、継続的に愛情を感じて安心してくれるように思います。

私としても、毎日「大きな愛情表現を」と意識するのと、「安定を目指そう」と意識するのでは違います。

後者なら「安定した、いつもの自分」を目指せばいいので、ハードルが下がる。

疲れた日でも、「もうちょっと頑張って普通を保とう」と思える。

できなくても、「今日は仕方ない」と思いやすい。

親子ともども良いのでは、とそのメリットを感じるようになりました。


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コツコツと安定した愛情を目指して


大きく愛情表現してしまうのも素の自分ですし、それを全てなくす必要はないと思っています。

ただ、日々の生活の中に「安定、安心」という意識を取り入れるようになったこの頃。

子どもたちに大きな変化があったかというと、まだ分かりません。

ただ私自身としては、イライラしたり、怒ったり、落ち込んだりといった感情のブレ幅が小さくなったように感じています。

疲れた日は淡々と生活をして、家事も減らして休むことに。

「育児=生活」であり、イベントではないのだから、やはり安定は大切なのかなと感じています。

それが子どもたちにとっても、良い影響につながってくれればいいなと思います。


※ この記事は2024年10月25日に再公開された記事です。

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