妊娠中の自分に言いたいこと。
「もっと夫に家事を練習してもらって!」
「布おむつなんて頑張らなくていい!」
「肌着はあと5枚は買わないと足りないよ!」
などなど、いろいろあるのですが…。
圧倒的なNo.1は、「出産の予習はほどほどでいいから、産後の育児についてもっと勉強して!!」ということです。
当時の私は、出産が怖くて怖くて、ネットで出産の体験談をたくさん見ていました。
「丸2日苦しんで結局は帝王切開に」
「痛みのあまり、とんでもないことを口走った」
「なかなか出てこなくて先生がお腹に乗って押した」
などなど。
“出産”というものが全然想像できず、恐怖でつい調べてしまっていたのです。
妊娠中の自分に教えたい!出産の予習より、やっておけばよかった別のこと
12,000 View自分の育児を振り返って、「もっとこうしておけばよかった」と思うことってありますよね。私もたくさんあるのですが、一番は、「出産の勉強はほどほどでいい」ということ。その理由をご紹介します。
出産体験記を読みあさっていた
初めての出産は、ただただ必死!
ところが。
実際に出産に臨んだ際、そんな予習は全く役に立ちませんでした。
いざ陣痛が強くなってくると、とにかく必死!
何かあった時に冷静でいられるようにと思って予習していたのですが、経過が順調でも、冷静さとは程遠い状態でした。
予習したことなんて思い出せず、助産師さんの指示をよく聞くことくらいしか、できることはありませんでした。
経験してわかったのは、お産は人によっていろいろで、その時にならないと分からないことがたくさんあるということ。
予習して役に立つものって、ごく基本的なお産の流れ、病院に持って行くアイテム、呼吸法くらいでは……?
(私はその呼吸法もメチャクチャでした)
そもそも私が読んでいた出産の体験談って、怖いものばかりだったのです。
当たり前だけど、安産の人ってあまり書くことがありません。
大変だったケースばかりを見て、不安をふくらませていただけだったと今になると思います。
寝ない息子に呆然。産後の私に不足していたもの
出産を終え、いざ育児となったとき。
私は、自分が持っている”新生児の子育てに関する知識”があまりに少ないことに気が付いたのです。
産後や子育てについての予習は、町がやっているパパママ教室への参加と、育児書を軽く読むくらいでした。
出産が怖くてそちらに気を取られていたことと
「新生児はおっぱいとねんねの繰り返しです」
という育児書の記述を鵜呑みにして、産後、赤ちゃんが寝ている時に勉強しようと思っていたのです。
ハッキリ言って、完全にナメていました!!
実際に息子が生まれてみたら、育児書のようにはいかないことばかり。
むしろ我が家の場合、育児書通りになったことって何かあったっけ?という感じです。
息子はなかなか寝てくれない子だったこともあり
「授乳は3時間に1回」
「授乳の後はげっぷをさせましょう」
などを厳密に守ろうとして、あっという間に行き詰まりました。
寝ない息子をずっと抱っこ、やっと寝たころに授乳のタイミングが来て、起こして飲ませないといけないのか悩む……
授乳中に寝た息子をわざわざ起こして、げっぷが出るまでずっとトントン……
入院中はまだ少しは寝てくれていたものの、家に戻ってから全然寝なくなり、誰にも相談できずに何がいけないのかと悩んでボロボロになってしまいました。
ある時友人に、「そのうち寝るようになるよ」と聞いて「寝ないのが普通なの!?」とビックリ。
2週間健診で助産師さんに「母乳なら、間隔にそこまでこだわらなくていいのよ!」と聞いて、ようやく少し余裕がもてるようになったのでした。
特に余裕のない新生児期については、育児書で得る基礎知識だけでなく、いろんなママの体験を知っておけばよかったと感じたのです。
1歳を超えても
さらに。
私が持っていた育児書は新生児から1歳までのことがメインで、それ以降のことはおまけ程度しか触れられていませんでした。
子どもが成長し1歳を過ぎるころには、子育てに関する「一般的な基礎知識」さえ不足するように。
まだ言葉を使って十分に意思疎通をとることもできず、息子の行動に私の頭の中は「?」でいっぱい。
もちろん、育児相談で相談したり調べたりもしていましたが、「困った時にその都度」だと、どうしてもバタバタしてしまいました。
性格にもよると思いますが、私の場合、「どうして?」をつい考えて悩んでしまうタイプ。
先のことがある程度わかるほうが安心できるのです。
「なぜそうなるのか」
「子どもはどうしてほしいのか」
「親としてどう関わるべきか」
「次の発達段階ではどうなるか」
など、体系的に、少し先のことまで学んでおけば、もっと落ち着いて息子に向き合えたのかもしれません。
新たな悩みにまだまだ勉強中
現在、息子は小学校に上がり、”お世話の大変さ”は格段に減りました。
でも、友だち付き合いや達者になった口答えなど、新たな悩みも。
乳幼児期の反省を生かして、いくつかの育児書を読みつつ、「この著者の言うことは共感できる」「これなら私も実践できそう」ということを集めているところです。
今の息子に向き合いながらも、育児書、インターネット、お医者さんや学校の先生などの力も借りて、少し先の息子を想像しながら子育てを頑張っていけたらと思います。
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