「家族の時間＜自分の時間」になりかけた時、夫が一言。＜第５回投稿コンテスト NO.６８＞

子どもの成長に伴って夫婦関係も進化していくんだなと、最近感じます。

普段は夫婦喧嘩をしない我が家。

ですが、1年ほど前にお互いの気持ちをぶつけたことがあります。

この頃の私は育児から逃げるように一人時間を持ち、イラストを描いていました。

夫は育児にも家事にも主体的に取りくんでくれる、とても優しい人。

わたしは「夫婦間の会話が少なくなったって大丈夫だろう」と甘えていたのです。

夫がまっすぐ私の目を見て本音をぶつけてきた時。

私は反省と共に怒りも感じていました。

「家族を大切にしているからこそ育児も家事もやっているのに、どうしてそんなこと言われなきゃいけないの？」と。

でも。

このままでは良くないことも、本心ではわかっていました。

このあとも何度か話し合いを重ね、今では自分の時間も夫婦の時間も大切にしています。

生活を回していくことは大変で、いつも一緒にいると当たり前になってしまう日常。

夫の言葉を思い返しては、忘れてしまいそうなありがたみを噛み締めています。


（ライター：月村おはぎ）