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公開 2021年01月16日  

おせちの中にキャンディが!?娘と楽しんだステイホームな年末年始!

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シングルマザーの私。昔は2人だけの年末年始は寂しいと思っていましたが、年々楽しく過ごせるようになっています。今年は外出できない分、お家時間をたっぷり楽しみました。


年末の掃除は”コツコツ”と”一気”の組み合わせ


2020年の年末。

ステイホームが呼び掛けられる中、我が家では恒例の、年末のお掃除に励みました。

数年前の離婚とともに、大掃除というイベントは消滅。 

1人で娘の相手をしながら一気に大掃除できる器用さが、私にはなかったのです。

その代わりに、12月はお掃除強化月間としています。 

大掃除でやるような掃除を、休日のお掃除に最低1つ追加。 

少しずつやるのであまり時間もかかりません。

最後まで残った部分は、年末年始のお休みの初日に半日だけ集中してやることとしています。 


娘も小さい時から少しずつお手伝いをしてくれていました。 

1年前は、窓ふきのお手伝い。 

汚れが綺麗になる瞬間が楽しかったようで、はじめのうちは張り切っていたのですが

半分くらい拭き終わったら飽きて遊び始めていました。 

今回は最後までやりきってほしいという思いから、全ての窓を娘にお任せすることにしました。 

娘が掃除をしている間、私は別室で作業し、1つ拭き終わるごとに呼んでもらってチェックすることに。 

6枚全ての窓が終わったら、結露防止用のシールを貼るという作業もプラスしました。 


最初の方は心配でそっと見に行ったのですが、1年前とは違って娘は窓拭きに集中。

私の方が遅れてはいけないと慌てて自分の掃除に戻りました。

娘は、雑巾がどんどん汚れていくことが楽しかったようで、時々「ママ~!雑巾真っ黒になったよ!」と見せにきてくれました。 

拭き終わって確認する度、しっかりと端の方までキレイになっていたので驚きました。 

「キレイに拭けたね!」と褒めると、「シール貼るからキレイにしないとね!」と言っていました。 

今回からプラスした、シールを貼るという作業が予想外の効果を生んだようでした。 

もうすっかり1人前にお掃除できるようになった娘のおかげで、ずいぶん助かった年末でした。 


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特別なおせち作り


お正月のおせち料理。

今年は、セットになったものを購入するのか、材料を揃えて手作りするか悩みました。 

ただでさえ出費が増える年末年始ですし、出来るだけ低予算でと思い、今年は好きなものだけを手作りすることに。

これまで縁起物だからと入れていたけど、あまり好きではないものは別の料理にすることにしたのです。 

伊達巻は玉子焼きに、たたきごぼうはきんぴらごぼうに、昆布巻きはおしゃぶり昆布に……

素材におめでたい意味が込められているものもあるので、調理法は違っても同じ素材を意識しました。 

さらには、3段のお重の構成も変えてみました。 

1段目と2段目はおせち料理だけ、3段目は娘の好きなものを何でも詰めていいことにしたのです。 


私がおせち料理を作っていき、娘にはそれをお重に詰めてもらいました。 

時々「キャンディどこ?」などと不安になる質問があったのですが、ぐっと堪えて完成を楽しみにすることに。 

そして、「ママ!できた!」と大声で呼ばれたのです。 

今年のおせちは大変なことになっているだろうなと思いつつ、テーブルの上に置いてあるお重に目をやりました。 

「え?何これ!」

思わず声がでました。 

予想に反してすごくキレイに盛りつけられたお重がありました。 

彩りもよく、おしゃぶり昆布が何か高級な料理に見える程、おせちらしいお重になっていました。 

娘の好きなものをと言った3段目も、しっかりお料理が詰まっていました。 

感動のあまり娘に抱きついて「すごい~!」と大喜びすると、娘は嬉しそうに工夫したところや中身を説明してくれました。


「ここには豚の角煮を入れて、角煮を食べた後、お口がすっきりするように隣にレモンキャンディをいれました」 

え?

説明を聞いていると、ところどころ聞きまちがいかな?と思うような説明も…… 

そういえば、お料理の種類がこれまでより少ないはずなのに、3段しっかりと詰まっています。 

パッと見は本当にキレイだったのですが、よく見ると、ところどころにみかんやお菓子が配置されていました。 

「黒豆だけじゃ飽きるから、見た目が似ているチョコボールが混ぜてあるよ!」

の言葉には涙が出るほど笑ってしまいました。

最初の感動は笑いに変わり、それでも真面目に説明する娘の姿がとても愛おしかったです。 

娘なりにいろんなことを考えて、たくさん工夫して盛りつけてくれたのでした。 

私にはない発想で「なるほど」と思うところもたくさん。 

娘が自由に盛りつけるという作業は、おせちじゃなくても、何か別の機会にもやってもらおうかなと思ったのでした。 

伝統を重んじるおせちも素晴らしいのですが、自由な我が家なりの変なおせちも楽しくてよかったです。 


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オリジナル通知表で、今年を振り返り


掃除も終わり、おせちも用意して、あとはのんびり年越し。 

お風呂に入って、年末の特番を見ながら娘と我が家オリジナルの通知表をつけました。 

娘は学校の通知表の評価がとても下がっていたことに、ショックを受けていたのです。 

そんな娘に、去年と比べて出来るようになったこと、私が思う素敵なところを伝えたいと思いました。 

そして娘には日ごろ我慢させていることがたくさんあると自覚しているのですが、娘は不満を口にしません。 

通知表という形にしてみると、不満も伝えやすいかなと思い、通知表をつけてみようと提案しました。 

オリジナルの通知表はこんな感じです。

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娘と私、お互いに〇をつけあいました。 

私は、全て「よくできた」に花丸をつけて、勉強で頑張っているところをつけ足してたくさん褒めました。 

「してほしくないこと」は、言いたいことを我慢すること。 

「してほしいこと」は、忘れ物をしないこと。 


娘は、私の評価に全て「よくできた」をつけてくれました。 

「してほしくないこと」は、忘れ物をしても怒らないこと。 

「してほしいこと」は、もっと甘えたい。 

2人で通知表を見ながら、何が楽しくて何が嫌だったとか、日ごろ飲み込んでしまいがちなことを細かく聞きました。 

簡単なことしか書いていないのですが、話をするときに軸になるものがあると娘も言いやすくなったようでした。 

してほしいことの「甘えたい」も、何をしたら嬉しいのか具体的に話すことができました。 

お互いのちょっとした不満や感謝を伝えることは、これからも大切にしたいと思ったのでした。 


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不安もあったけれど、楽しい年越しに


しっかりした大掃除ではないけれど、家をきれいにすることができました。 

珍しいお菓子が入ったおせちを作ることもできました。 

親子で通知表をつけあって、娘が普段我慢していることを知ることができました。 

通知表をつけあってからは、娘はずっと私の膝の上に座り、いつも以上に甘えてきました。 

外出は出来なかったけれど、年末の特番を見ながら娘とべったりくっついて、おせちを確認しながら大笑いして過ごしました。 


数年前の私は、娘と2人の年越しは寂しいと思っていました。 

でも、今ではこんなに楽しい年越しができるように。 

ちょっと変わっていても、できないことがあっても、家族で過ごせることのありがたさを感じました。 

今年は年末年始のお休みが少なかったのですが、今までにないほど楽しいお休みになりました。 


※ この記事は2023年12月30日に再公開された記事です。

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