先日、幼稚園で音楽会が開催されました。
とはいえ、世間はまだまだ新型ウイルスが猛威をふるうさなか。
開催2週間前には「保護者の参加自由から、保護者の参加は子ども1人につき2名まで」に変更に。
そして1週間前には「音楽会は声を出さない演目」に変更となりました。
幼稚園側も日々対応に追われていて、私たち親も直前までずっと状況を見守っていました。
一方、数ヶ月前から音楽会に向けて練習をしてきた子どもたち。
「こんな歌を練習してるんだよ!」
「このセリフを言うんだ!」
息子も家に帰ると、いつもとても誇らしげに楽しそうにお話してくれていたのです。
ここまでして開催してくださる先生に感謝しつつも、声の出せない音楽会になってしまい、私としては少し残念な気持ちもありました。
「声を出さない」音楽会は寂しい?幼稚園行事ではじめて泣いた日
11,974 View新型ウイルスが猛威を振るう中、幼稚園で行われた音楽会。日々変わる感染状況を受けて、1週間前に決まったのは「声を出さない音楽会」への変更でした。
開催が危ぶまれた音楽会
がっかりしたのは大人だけ?
幼稚園の行事がほぼなくなってしまった今年度。
そもそも1学期は数週間しか通っておらず、本格的に始まったのは2学期からでした。
保護者が参加できる行事もほとんどなく、園での様子は先生や子ども達からのお話、持ち帰った作品から想像するのみです。
どうしても上の娘の時と比べてしまい、規模が縮小されていることや、できないことを数えては残念に感じる私がいました。
それでも、息子本人は毎日楽しそうに通ってくれていたのです。
そしていよいよ音楽会前日。
密を避けるために他の学年の演目も見られないので、20分だけの参観です。
ビデオとカメラの用意はしたものの、「小規模だからすぐ終わっちゃうねぇ」なんて夫とも気楽に話をしていました。
しかし、息子にとっては人生初めての音楽会。
前日の夜は「明日音楽会だから早く寝る!!」と早々に布団へもぐりこみ、当日は「今日は音楽会の日だ!」といつもより30分以上も早く起きてきました。
例年に比べて規模が縮小されたからといって、今年の音楽会はたった一度きり。
キラキラとした瞳でやる気に満ち溢れる息子を見て、少しがっかりしていた自分を反省しました。
静かな音楽会…と思いきや!?
会場に入ると、保護者は前後隣1メートルほどあけて座り、窓も全開。
もちろん全員検温と消毒が必須です。
至るところに感染症対策が施されていました。
部屋が暗転し音楽会が始まると、スクリーンいっぱいに元気に歌う子ども達の様子が流れました。
大きな声で、皆それぞれ楽しそうに歌う子ども達。
マスクはつけていましたが、大きく口をあけて声を一つにする様子はスクリーン越しにも伝わりました。
直接元気な声を聞くことはできませんでしたが、子ども達の頑張りははっきりと見えたようでした。
そしてその後、実際に入場してくる子ども達。
緊張した子、ママを見つけて手を振る子、恥ずかしがる子。
それぞれに、いろんな気持ちを抱えている様子でした。
今度は、子ども達の歌声を録音したCDの音源が流れる会場内。
CDから聞こえる自分達の声に合わせて、子ども達は声を出さずに体全体で踊ります。
つい先日まで大きな声を出す練習をしていたのに、今度は声を出さない練習をしたのでしょう。
録音の声が響き渡る中、元気いっぱいのパフォーマンスを見せてくれました。
最後は合奏。
鈴やトライアングル、太鼓など、真剣な表情で演奏しています。
先生の指揮に合わせて、みんな一生懸命頑張っていました。
どの瞬間も、子ども達の目は真剣そのもの。
保護者の人数が制限され、歌わない音楽会になったことへの無念さなど全くない、純粋な瞳がたくさん輝いていました。
このような状況の中、ここまで頑張った子ども達や先生方の様子に、私は思わず目頭が熱くなりました。
子どもたちの笑顔に感謝!
音楽会が終わってからの園長先生のお話は、皆さんへの感謝の気持ちに溢れていました。
状況が刻一刻と変わるのにつれ、園児への指導も日々変わります。
先生方は音楽会の開催について何度も話し合い、規模の縮小という苦渋の決断をしなければなりませんでした。
そして担任の先生方は、「歌わないでね」と前日と全く異なる指導をすることになったのです。
しかし先生からの指示が急に変わっても、子ども達はいつも笑顔で明るく、全力でこたえてくれたそうです。
音楽会が終わって息子に「よくがんばったね!素敵な音楽会をありがとう!」と伝えました。
セリフや歌を練習していたのに、当日は直接披露することができなくて残念だったかな…?と思っていた私。
ところが息子は「ううん!全然!DVDでとったやつママ達が見てくれたし!」と、達成感一杯の様子でした。
不安で暗いニュースばかりの昨今。
大人ですら先が読めない状況に、子ども達にもその不安が伝わっているかと思います。
そんな時でも、いやそんな時だからこそ、私たちにとって1番の救いはやっぱり子ども達の笑顔!
先生方も保護者も、子ども達からたくさん元気をもらうことができました。
今までで1番短く静かな音楽会でしたが、忘れられない一日になりました。
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