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公開 2021年08月24日  

アラフォーママ、必死の運動中にまさかの光景!振り返った先に目にしたもの

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健康診断でコレステロール値がひっかかった、運動音痴のアラフォーママ。
運動習慣をつけるために、人気のエクササイズゲームを購入したところ、あまりの楽しさに大ハマり!ひとりゲームを楽しんでいたところ、その背後にいたのは……!?


エクササイズゲームに大ハマり!


ある年の健康診断の結果を見て、私は固まっていました。

赤い太文字で書かれたその言葉は……

「要精密検査」

各種コレステロール値が基準値を上回っていたのです。

観念して病院に行き精密検査をした結果、お医者さんに言われたのは

「食事に気を付けるように。あと運動習慣をつけること」

しかし何を隠そう、私は壊滅的な運動音痴なのです。

ライターとして在宅で仕事をすることが多く、座りっぱなしで体力に自信もありません。

若い頃、ジムやフィットネスクラスなどに行ったこともありますが、あまりにも自分が場違いに思えるうえ、人の目が気になって運動に集中することができませんでした。


そこで思いついたのが、話題のフィットネスゲーム。

家で筋力トレーニングができるという人気のゲームソフトを購入したのです。

私が走ったり筋トレの動きをすることで、画面のなかのキャラクターが走り、敵と戦ったり、アドベンチャーが進んでいきます。

実際にやってみるととても面白くて、運動嫌いの私もすっかり夢中になりました。

なにより、誰にも見られずひとりでできることが気に入ったのです。

購入以来、仕事がいち段落するとテレビにゲームを繋いで運動するのが、毎日の楽しみになりました。


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ひとりエクササイズタイム!の、はずが…


ある休日の昼下がり。

私はいそいそとゲーム機をテレビに接続して、トレーニングを始めました。

小学生の娘はお友だちの家に遊びに行き、わが家には私ひとり。

「今日は張り切っちゃうぞ!」とばかりに大音量にしてテンションを上げ、次々と筋トレやランニングをこなしていきました。

気分ものってきて

「よし!さぁ次!来い!」

とテンションの高い独り言を連発しつつ、せっせとゲームを進めていました。


そのとき、ふと視線を感じたのです。

はっとして振り向くと、リビングの入口から娘と5人のお友だちが並んで、じっとこちらを見ているではありませんか!

あまりのことに、言葉も出ない私。

「ピンポンしたけどママ聞こえてないみたいだったから……」

の声がなぜか遠くに聞こえたのは、衝撃のあまり一瞬意識が遠のきかけたのかもしれません。

私はもう、恥ずかしさでいっぱいでした!

だって、想像してみてください。

ぽっちゃり体型でアラフォーママの私が、テレビの前でえっさほいさと運動している姿。

さぞかし滑稽だっただろうと思うと、顔から火が出そうでした。

恥ずかしさのあまり、なぜか「ごめんね」と謝りたおし、慌ててテレビを消そうとしました。

すると子どもたちは皆、口をそろえて応援をし始めたのです。

「このゲーム、うちのお母さんもやってるよ」
「すごく上手!」
「なんでやめるの、一緒にやろうよ!」

私は「こんなバツの悪いところを見てしまって、子どもながらに気を遣ってくれているのかな?」と思い、まじまじと子どもたちの顔を眺めました。

しかし、見たところ気を遣っているといった様子は見受けられませんでした。

次々と周りに来て「さあ続きをやろう」と、一生懸命に励ましてくれたのです。


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子どもたちの心の美しさに感動!


実のところ、私は子どもたちに気づいた瞬間、「しまった、笑われる!」と思ったのでした。

「なにやってんの」
「ウケるわー」

そんな冷笑的な反応を予想して、さっと身構えたのです。

それが、この心からの応援。

無防備なところを見られて恥ずかしい、もうそれは確かにそうなのですが……

それはさておき、子どもたちの「頑張っている人を馬鹿にしない」という純粋な心のありように、少なからず感動したのでした。

同時に、一瞬冷笑的な反応を予想して構えてしまった自分の心のズルさを、申し訳なく思いました。

ぽかんとしている私に、わいわいと続きをせがむ子どもたち。

「じゃ、じゃあ……、続きやろうかな」と、私。

残りのトレーニングは、好き勝手に応援する子どもたちとおしゃべりしながら、楽しく終えることができました。


さらにそのあと、子どもたちも参加して「リズムゲーム」をおこなう大会となり、みんなで大盛り上がり。

「もう腕が限界!だめだ~!」
「あと1回!」

子どもたちのペースに合わせて楽しんでしまった結果、次の日には今までに体験したことがないような筋肉痛になったのでした。

コレステロール値に好影響があればと始めたエクササイズゲームでしたが

楽しく続けられる運動習慣を見つけられたこと、そしてなにより、子どもたちの素直で美しい心に触れられたことが素晴らしい体験でした。

思い出すたびに、苦笑してしまうこのエピソード。

きっと娘が大人になっても時々話しては笑い合うのだろうな、と思います。


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※ この記事は2024年12月13日に再公開された記事です。

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