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公開 2015年03月30日  

赤ちゃんの頃のことを、お子さんに話して聴かせてますか?

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お子さんの年に一度の誕生日に、ぜひ、生まれた時のことを話して聴かせてあげてください。妊娠したときどんな気持ちだったか、生まれてきてくれた時の想い、どんな赤ちゃんだったかなど。それが子どもにとっての生きる原動力になった実話です。


小学校の道徳の授業で学んだこと

長女が小学校2年生の頃、道徳の授業で、「赤ちゃんの頃のこと」を家族に聞いてまとめ、赤ちゃんの時の写真と一緒に発表してくれるという授業がありました。



その後の懇談会での担任の先生が、とても素敵なお話しをしてくださいました。



数年前の出来事です。

夜中に以前、担任をしていた男の子から電話がかかってきました。

電話の向こうで

「先生・・・」

「先生・・・・」

何を聞いても、「先生」としか言わない元教え子。



これはただ事ではないと思った先生は、居場所を聞きだし、

「そこから絶対に動いたらダメ。先生すぐに行くから!」

と言ったそうです。



その男の子は、トラックに飛び込んで、自殺をしようと思ったそうです。



「次のトラックがきたら・・・」

と思って飛び込もうとするが、何かが足を引っぱる。



「次こそは・・・」

と思っても、また一歩踏みだせない。



その時、頭の中に思い浮かんでいたのは

「両親がよくしてくれた生まれたときの話」。



つまり、そのおかげで自殺未遂ですんだそうです。





先生は私たちに言ってくださいました。



「毎年、誕生日にでもいいので、生まれたときにどう思ったか、話してあげてください。

中学生になっても、高校生になっても、成人しても・・・ずっとずっとです。」

と。



涙が止まりませんでした。

頭の中をいろいろな思いがめぐりました。





画像引用:http://nakano1188.blog10.fc2.com/blog-entry-42.html

親にしてあげられること

”子どもが生まれたときのあの感動を、話して聞かせてやること。”

それは家族にしかできない、子どもたちへの大切な贈り物なんだと思います。



妊娠というのは、280日という長い月日をかけて、お腹の中でお母さんが赤ちゃんを大事に育てていきます。

その長い時間、あなたは何を感じ、まだ見ぬ我が子にどんな想いをはせていましたか?

出産という命懸けの大仕事を成し遂げ、生まれてきたとき、何を一番に願い、我が子を抱きあげましたか?



十分な休息をとれないまま始まる育児。

授乳・おむつ替え・沐浴・・・そして、寝不足の毎日。

そんな中、あなたは我が子を見つめ、何を想っていましたか?



ぜひ、そんな想いをお子さんに話してあげてください。

きっとお子さんは気付いてくれます。

命はかけがえのないものだということを。

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画像引用:http://www.kotubankyosei-iyashiya.com/news/boukan/

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