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公開 2015年06月27日  

子どもの責任感を育てる!お手伝いのススメ

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お子さんはお手伝いをしてくれますか?勉強や習い事が忙しくってそんな時間ない、そういうご家庭も多くあるかと思います。でも、お手伝いは子どもに大切なことをたくさん教えてくれるものです。今回はお手伝いのメリットをご紹介します。


子どもにお手伝いをしてもらっていますか?

昔は当たり前だった子どもの「お手伝い」ですが最近は、お手伝いをしたことがないという子どもも増えてきているようです。お手伝いはさせるべきなのでしょうか?させなくてもよいのでしょうか?



様々な考え方があると思いますが、私はお手伝いは「させるべき」だと感じています。子どもの将来のためにも、とても大切なことだと思っています。



最近は家事なども便利な道具がいっぱいあるので、わざわざ子どもに手伝いをしてもらわなくても・・・という風潮もあるかもしれません。そして、子どもたちは習い事や塾が忙しくって、お手伝いをする「時間」がないというか、お手伝いをするくらいなら、勉強しなさいという家庭も増えているかもしれませんね。



親としても毎日忙しく、限りある時間の中から家事をこなす日々なので、子どもにお手伝いをしてもらうとかえって足手まといになるだけ。それなら自分でやった方が早いし、楽だし・・・ということで、子どもに手伝いを求められない現状もあるのかもしれません。

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お手伝いをしないと困るのは誰?

しかし、お手伝いをしたことがないと、将来困るのはお子さんです。小さい頃から勉強以外のことは全て親や、祖父母がやってくれたというお子さんの多くが、いざ社会に出るときに、「自分一人では何もできない」「自分の身の回りのことすらできない」と、本気で悩まれています。



勉強や習い事を頑張ってくれてれば、いい学校に行って、幸せな人生が歩めるはず。そのために、それ以外の余計なことに振り回されないように、周りは精一杯サポートしてあげなきゃ。そういった思いやりやサポートが、かえって子どもの幸せを奪ってしまう場合もあります。



勉強や習い事ももちろん大切です。しかし、お手伝いはある意味それ以上に大切なことを学ぶ時間になるのではないでしょうか。子どもが成長して、生きていくために必要なことが、ぎゅっと詰まっているのが「お手伝い」です。お子さんが幸せな人生を送るためにも、ぜひお手伝いをするように声を掛けてみてください。

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いつからお手伝いをさせたらいいの?

でも、いつごろからどんなお手伝いをお願いするとよいの?と、悩まれる親御さんも多いかと思います。



子どもって親の「マネ」をしたがりますよね。「私、僕もやりたーい!」って言った時が一番のチャンスです。



また、最近は小学校低学年の頃に「おうちでお手伝いをしよう」というような宿題が出る学校が増えています。

約1週間くらいお家でお手伝いをして、それをまとめたり、発表したりするといった内容ですが、こういった機会を上手に利用するのもいいかと思います。



もちろん、はじめから上手くなんてできません。かえって散らかったり、時間がかかったり、親としては「ありがた迷惑」なことが多いです。でも、そこをぐっと我慢して気長に付き合ってあげてください。

ちょっとずつですが、必ずできるようになります。



最初は付きっきりになることも多いですし、あとから親がやり直さないといけないことも多いです。

それでも「ありがとう。助かったよ」と感謝することで「自分もお母さん(お父さん)の役に立ってる」と、とても嬉しく感じるものです。



そして、そういった積み重ねが、お子さん自身のためにもなると私は思います。

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「えらいね」より「ありがとう」「助かったよ」

お手伝いは、お子さんの生きる力を身につけるためにも、そして「自分が誰かの役に立っている」という存在価値を認められるようになるためにも、大切なことなのです。



ただ、お手伝いをしてもらった時に気をつけないといけないことがあります。それは、子どもがお手伝いをしてくれた時に「お手伝いをして偉いわねぇ」といったような「褒める」という行為です。「お手伝いをして偉い」=「お手伝いをしないと悪い子」という風に受け取る子もいますし、褒められることはやるけど、褒められないことはやらないというような心理を生んでしまう恐れもあります。



ですから、子どもがお手伝いをしてくれた時には「偉いわね」ではなく「ありがとう」「助かったわ」「お疲れ様」といったような言葉をかけるのがよいと思います。



お手伝いは子どもが家族の一員としての責任感を養い、そのことで自分の存在価値を認められるようになります。また、自立していくためにもとても大切です。ぜひ、子どもにお手伝いをして貰うような環境を作ってみてくださいね。

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