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公開 2015年06月18日  

子ども嫌いだった私の妊娠中の過ごし方

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3人の子どもたちを育てながらシンガーソングライターとして活動し、子育てから感じることやお母さんの気持ちを歌っています。歌の中では美しい母子愛も、実際の生活ではてんやわんや。子育ての中から学んだアレコレをシェアします!今回は、わたしが初めて妊娠した頃のことを振り返ります。実は私、子ども嫌いだったんです。


気ままなシングルライフにお別れ。

わたしは独身時代、関西でフリーのアナウンサーとして活動をしていました。30歳を過ぎても実家暮らし、お金も時間も、自分のためだけに使うという、本当に自分勝手な毎日を送っていました。そしてその頃は実は子どもは苦手でした。



電車の中などでも、できるだけ関わりたくない・・・と思いながらなるべく離れて乗車し、たまに友人の子ども達に会う機会があっても、うまく話もできませんでした。唯一、近くに住む兄夫婦のところの子どもたち、わたしの甥っ子、姪っ子だけは可愛いな、と感じていましたが、それでもわたしが彼らの面倒を見るということはまずありませんでした。



子どもが欲しくないわけではありませんでしたし、結婚したら子供は産むんだろう〜と漠然と考えてはいましたが、その程度でした。そして32歳のときに結婚が決まり、それにともなって東京に住むことになりました。そしてその引っ越しの荷物もまだ片付かない頃、妊娠がわかったのでした。

いきなりの妊娠!そしてツワリのスタート。

結婚してから一ヶ月後に予定していた新婚旅行の直前に妊娠が発覚。旅行キャンセルも考えましたが、お医者様に許可もいただけたので、思いきって出発することにしました。が、タイのプーケット島へ向かう飛行機の中からツワリが始まってしまったので、到着後もずっと、昼でも夜でもとにかく気持ちが悪くてぐったりでした。



楽しみにしていたエステやマッサージもできないし、ツアーについている豪華なディナーも食べられず・・・。妊娠すると制限が多くて嫌だな、ツワリってこんなに辛いの??嫌だな・・・と、どんどんネガティブに・・。

旅行から帰ってからはツワリはいよいよ本格的になり、家事も放棄して朝から晩までずっとソファーで寝転がっていました。そんな酷いツワリが2~3ヶ月続きました。

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安定期を満喫!産まれたらもうオワリという危機感!

いつまで続くのか?と不安になったツワリでしたが、わたしの場合は妊娠5ヶ月も半ばを過ぎたあたりから少しずつ楽になっていきました。そして妊娠6ヶ月ぐらいからはツワリもおさまり、安定期にはとにかくいろんなところへ出かけました。



当時のわたしには、子どもが産まれたら大好きな映画も見れない、コンサートにも行けない、友達ともろくに会えなくなってしまう!という危機感がすごくありました。



お腹が大きくなってくると、だんだんお母さんらしい気持ちになって、何でも赤ちゃん優先で考えるようになるのかな?と思っていましたが、妊娠してもそれまでもわたしと何も変わらないまま、自分のやりたいことをやる!という気持ちだったので、「このままの気持ちでちゃんと子育てなんてできるのかな?いやになってしまわないかしら?」と心配になったほどです。



とにかく、産まれるまではやりたいことを全部やろう!と、毎日誰かに連絡をして、食事をしてお茶をして、映画を観て・・・と満喫したのでした。その結果、みるみる体重が増えてしまったのです。



一ヶ月に2キロも増えて、里帰り出産で神戸に帰る妊娠8ヶ月頃にはむくみも出てパンパンでした。実家の家族に「お前どうした?」と言われるほど、太ってしまったのです。当然、クリニックの先生には怒られました。「もう出産まで100グラムも増やしてはダメです。」という非常に厳しい言葉をもらい、そこから出産までの二ヶ月は地獄のダイエットが始まるのでした。

いかがでしたか?

子ども嫌いだったわたしの妊娠のお話でした。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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