会陰ってどこを指すかご存知でしょうか? 妊娠したことのない人なら、耳にする機会も多くないと思います。
会陰とは、赤ちゃんの出口である膣と、肛門の間。普通分娩での出産時、ここが裂けたり、医師の判断で必要とされると切開されることがあります。筆者は見たことはないのですが、切開のときは先の丸いはさみで行うそう。
出産時の会陰切開・裂傷を防ぐために!会陰マッサージをご紹介
4 Viewとってもうれしい妊娠!でも、出産の痛み、なかでも会陰を切ったり、切らなくても裂けてしまうなんて、本当にコワイ!と感じるのは筆者だけではないはず。いかにして恐怖を乗り越えるか?少しでも傷を浅くすることはできるのか? 出産前筆者が実践した方法をご紹介します。
そもそも会陰ってどこ? 会陰切開って?
どうして会陰切開が必要なのか
筆者が妊娠したとき、一番に考えたのが陣痛と会陰切開のことでした。赤ちゃんが嫌いなわけではない、でもものすごく痛い陣痛に加えて、最後赤ちゃんが出るために会陰まで切られるなんて!と非常に恐ろしく感じたものです。
そこで、助産師さんに聞きました。会陰切開を防ぐ方法はないのでしょうか?と。残念ながら、初産の場合、99%の人が裂けるか切開するかの結果になってしまうということ、 切開については、そのようにしなければもっと大きな怪我になってしまうので、必要があり行う処置であるであるとのこと、回答をもらいました。
しかし、諦めるにはまだ早い。なんと、会陰の皮膚の伸びをよくすることで、軽傷を目指すことはできるようです。
皮膚の伸びをよくするには
それでは何をしたら会陰の皮膚の伸びは良くなるのでしょうか。その答えは、「会陰マッサージ」でした。
用意するものはキャリアオイル。香りのついたエッセンシャルオイルと違って、成分が凝縮されておらず、妊娠中のマッサージにも安心です。(どういうものかわからない方はお店で聞いてみてください)
これを手に適量とって、あるいはコットンに含ませて、会陰のマッサージを行ないます。筆者は指で会陰にくるくる塗り伸ばす感じで行いました。コットンに含ませた場合は、そのまま貼り付けておけば良いらしいですが、筆者は皮膚が弱いせいか、かゆみを感じたのでこの方法は行いませんでした。
マッサージのコツと結果
筆者は、会陰の保護のためとはいえ、どこでマッサージを行おう…ということに悩みましたが、考えた結果、お風呂上がりにトイレで便座に座って行なっていました。また回数は、図書館で借りたマタニティ雑誌に、週に3~4回行えば十分とのデータを見つけたので、筆者もその程度行いました。
結果、マッサージのおかげかわかりませんが、39wで約3,100グラムの赤ちゃんを出産した際には、会陰は裂傷しましたが一箇所縫うだけで済みました。皮膚の伸びやすさについては体質や年齢にも関係することがあるようで、マッサージすれば必ず裂傷が浅くなるとは言えないようですが、何も対策せず痛みを恐れるよりは、心を落ち着かせることができたかなと思います。
切開しないとより大きな傷になり回復までに時間がかかってしまうこともあるそうですので、医師の判断を信じることも大切と筆者は考えます。出産時は、会陰はとても充血した状態で、外傷の痛みを感じないことがほとんどとのことなので、実際には切開時の痛みというのは心配する必要はないのかもしれません。
また、出産を重ねるごとに伸びが良くなることはあるようで、二人目や四人目のお子さんで会陰にまったく傷ができなかったと伺ったことがあります。
出産はリラックスして臨むのが一番ですが、いくら知識を詰め込んでもなかなか安心できないもの。出産時の会陰切開、裂傷に不安を感じる方は、マッサージという方法を試してみてはいかがでしょうか。
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