布オムツでパパの自覚が高まる?元19岩瀬家のトイレコミュニケーションのタイトル画像
公開 2015年06月05日  

布オムツでパパの自覚が高まる?元19岩瀬家のトイレコミュニケーション

13,301 View

トイレコミュニケーションの1つ、エリミネーション・コミュニケーションを知っていますか?赤ちゃんの出す排泄のサインを親がキャッチし、早くからおまるやトイレでは排泄をすることで赤ちゃんとコミュニケーションをとるという方法です。布オムツで子育てをする岩瀬家のエリミネーション・コミュニケーション。始めたキッカケや、やり方、喜びなどの実践記録をご紹介します。


こうやって始まった我が家の布オムツ子育て

長男が産まれて間もない頃、妻に布オムツでの子育てがしたいと言われました。僕は安易に古風でいいなと感じたわけですが、さらに妻から「エリミネーションコミュニケーション(EC)」で育てたいと続けられ、なんともキラキラしたネーミングだなというくらいの感想でした。



最初は紙おむつを大量に買い込み、紙おむつ用のバケツをベビーザラスで購入していたけれど、エリミネーションコミュニケーション開始後に、バケツは知人に譲り、紙おむつは外出するときと、夜就寝するときに限り使用するようになりました。大きすぎる布オムツ。月齢に合わせたサイズがあるのかもしれないけれど、我が家はボタン調整とマジックテープ調整の2歳まで使えるオムツカバーのみを使用しました。アンバランスさがこれまた可愛くて、ロンパースで固定すればずれにくくになります。

エリミネーションコミュニケーション(EC)とは?

布オムツでパパの自覚が高まる?元19岩瀬家のトイレコミュニケーションの画像1

悪魔くんの百目のような写真ですが、息子が生後3ヶ月頃、エリミネーションコミュニケーションを始めた時の写真です。エリミネーションコミュニケーションとは生後間もない頃から排泄を通じて我が子とコミュニケーションをとる方法、考え方。これにより自然とトイレトレーニングに展開していきます。



子どもの些細な仕草やサインを読み取ることが、親としての自覚を高めるのだと僕は思いました。岩瀬家では赤ちゃんが目をさますとすぐにおまるへ連れて行っていました。他にも、授乳後15分後や、体勢を変えた時、ベビーカーなどから降ろした時などにもおまるへ連れていきます。



妻は程なくして、些細な表情や仕草で排泄を感じ取れるようになり(母すごし!)、息子もおしっこは分かりにくかったようでしたが、ウンチは気持ち悪いらしく、ぐずるようになるので、サインを出している時や毎度のタイミングにおまるに連れて行っては「いい子じゃね〜!えらいね〜!(広島出身)」と笑っていました。



僕はどうだったかというと「連れてって!」と言われた時にとても早く連れて行けるようになりました・・・・。妻にはかなわないと痛感しましたし、まだ乳幼児の時に対話とはと思いましたが、自分が連れて行った後に(指示のもと)息子が排泄をしてくれると、これがめっぽう嬉しく感動します。喜びはこの上ありません。

エリミネーションコミュニケーションに必要なもの

布オムツでパパの自覚が高まる?元19岩瀬家のトイレコミュニケーションの画像2

その1:布オムツカバー。

いわゆるオムツの形した外側のカバー。これは頂いたり買ったりと大量に入手していました。



その2:中に敷く布。

ホッピーで例えるなら、カバーがホッピー。布が焼酎です。酒飲みなら如何に重要かがわかるでしょう。 折りたたんで使う布と形成されたオムツ用の布合わせて30枚以上が我が家にあります。



その3:バケツ。

布オムツカバーや布、汚れたロンパースなどを浸け置きするために必要です。我が家はお風呂場の隅に置いています。



その4:漂白石鹸。

排便のシミは、これで一旦色を落とした後、バケツへ浸けます。ダイレクトにバケツに浸けると妻に制裁を食らうので要注意。



その5:言い忘れていたがおまる。

うちでは寝室にひとつ、トイレにもうひとつと置いていました。



例えば、おしっこだけならカバーまでしみていない場合、中の布だけバケツに放り込む。ウンチの場合は、まだ排泄量の少ないころはお風呂でシャワーなんかで流した後、漂白石鹸を刷り込み揉むように洗います。すると便のシミが落ちるので、それからバケツに放ります。カバーなども同じです。

布オムツでパパの自覚が高まる?元19岩瀬家のトイレコミュニケーションの画像3

最後に

息子は生後3ヶ月から始めて1歳半でオムツは卒業。長女は1ヶ月から始めて2歳半で卒業。次女は現在1歳11ヶ月ですが、まもなくオムツが外れそうです。長女と次女は就寝時だけ紙おむつを使っています。ぼくは「みんなもやってみて」なんて言うつもりは毛頭ありません。



それぞれの家庭環境で合う人合わない人がいるのは当たり前のことで、それぞれのストレスのないやり方を選べばいいと思います。無理にやってみんながイライラしてたら本末転倒ですから。



父親から見た旦那から見たこのエリミネーションコミュニケーションを、僕はとてもいいことだと感じています。だから、もしもこれからエリミネーション・コミュニケーションを始めようと思っている方がいれば、背中を押す役割になれたら嬉しいし、もしあなたの妻がエリミネーションコミュニケーションを実践していたなら、嫌がらずウンコの付いた布オムツを綺麗に洗い落とすことをおすすめしたいと思います。

▼岩瀬さんへのインタビュー記事はこちら

Share!