長男を妊娠したときに「子どもは土の上で育てたい」と思っていました。土の中には普段私たちの生活をしている中では目にしない多種多様な生き物がいるからです。目に見える昆虫や無脊椎動物がいれば、目にさえ映らない微生物もたくさん暮らしているのですね。
雨上がりの畑には、それはそれは生き生きとした生き物がいたのです。そういう自分とは異なる生物と私たちは間接的に支え合って生きています。植物には顔もないし動く事もできない。
けれど芽が生え花が咲き実をつける。そうやって自分たちの子孫を残していきます。子どもはそういう命に囲まれて育ててやりたいと思いました。親だけで全てを教えることは不可能。自然がそれ以上のことを子ども達に教えてくれます。
遊びの主役は子ども!赤ちゃんの頃から外遊びをすることのメリットとは?
7,929 View産まれたばかりのふわふわの赤ちゃんを外に出すのは勇気がいることかもしれません。けれどちょっと外に出てみるとお母さんも心が開放的になれます。そよそよ風、太陽の温かい光、透き通る空の青・・全身で感じるととっても気持ちがいいですよ!赤ちゃんの頃から外遊びをすることのメリットとは?
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567000089自然が一緒に子育てしてくれる
外遊びは子どもを生き生きとさせる
風の強弱を全身で感じたり、チョロチョロと流れる水の音を聞いたり見上げると透き通った空に白い雲がゆっくり動いていたり・・外にいるだけで五感をたっぷり使います。
長男が幼い頃は、田舎に身を置いていました。近所に小さい公園はありましたが、遊具で遊ぶよりもただっぴろい芝生があるところでよく子どもと遊んでいました。特別な事をしていた訳ではなく毎日お日様の光をあび、心身ともにリラックスしていました。息子の目もきらきらしていて、楽しかったです。
環境に適合できる身体をつくる
外で遊ぶと常に外気温にさらされます。寒い時は身体が寒さに負けないよう身体を温めますし、暑ければ発汗し身体を冷やそうとします。それは自律神経を大いに刺激します。身体が未熟に生まれて来た赤ちゃんだからこそ、冬に厚着させたりクーラーのきいた部屋に1日いさせたりするのではなく暑さ・寒さに慣らせ、どの環境下でも生きていける身体をつくれるのが外遊びです。
また雑菌類も多く、免疫系も鍛えます。我が家の子ども達は外遊びをたくさんし、しょっちゅう土いじりをしていることもあり、滅多に病に倒れる事はありません。風邪も1年に1、2回。真冬の2月に全身水浴びをしていても熱どころか鼻水もでないのです。子どもの適応能力に驚かされます。
危険を察知できるように
子どもとは危険なものほど魅力を感じ挑戦しようとします。大人がつい「危ない!」と口だしてしまう事も彼らはやりたがります。多少痛い思いをしつつも何度も挑戦するとできるようになり、今の自分の限界を知る事になります。
「やってみたいけれど、今の自分には無理そうだ。」
と本当の危険も察知する力がつくのが室内遊びにはないよさだと思います。そのおかげで大きな怪我を回避できるようになります。また、できなかったことができるようになると「自信」につながりまた挑戦する意欲へとつながるのです。
遊びの主役は子ども!
現在全国で広がりを見せている「冒険遊び場」=「プレーパーク」という子どもの遊び場があります。ここでは子どものやりたい気持ちを第一に考えそれを尊重しています。子ども達の遊びに不可欠である火を使うことができるのが他の公園ではできない最大の特徴です。
こちらにはきらびやかな遊具はありませんが、水・木・土・火が乳幼児期から身近な存在となります。そして変幻自在のそれらは子どもの興味関心を惹き付け、遊びに無限の可能性を与えてくれます。もちろん子ども達の集中力は大人みな驚くほど。粘り強くのこぎりで木を切る幼児の後ろ姿はオーラのようなものが漂っている気がします。
子どもは遊びの天才です。外遊びを通して彼らの”やりたい気持ち”をたくさん叶え、心行くまで遊び切る子ども達がたくさん増えるといいなと思っています。
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