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公開 2015年07月05日  

兄弟げんかはどのように仲裁したらいいの?兄弟げんかの仲裁方法

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さっきまで仲良く遊んでいたのに、急に弟が泣きだした!!もう、兄のくせに、弟を泣かせてばかりなお兄ちゃんに嫌気が指してこっぴどく叱っちゃった。でも、こんな叱り方でいいのかな?という疑問にお応えします。


よくやってしまう仲裁方法〜ライオンと鹿効果〜

兄弟で遊んでいたのに、急に弟が泣き出しました。さて、この場合、皆さんだったら「誰に」「どのように」声をかけますか?



よく聞くのは、弟の方にかけより、「大丈夫?!もう、お兄ちゃんにまた何かされたのね?どこが痛かったの??」と、抱きしめ、兄を叱るということです。弟が泣いているのは、兄が何かをしたからだという「決めつけ」が起こっているわけですね。当然、弟が泣いているのだから、兄が何かをしたに違いないと思っても仕方がありません。



ライオンと傷ついた鹿がいたら、鹿に対して「かわいそう」と思いますよね。これと同じことが兄弟間では起こってしまうのです。

パパママはケンカの最中は中立であること

兄と弟の間で起こったことは、容易に想像ができるでしょう。



例えば、兄の使っていたおもちゃを弟が使おうとしたから、兄が力ずくで取ってしまったとか、弟のおもちゃを兄が使いたくて、貸してと言ったが、弟が貸さなかったから兄は弟を叩いたなど、様々なシチュエーションが考えられます。何にせよ、兄が弟に対して何かをしたのは言うまでもありません。



しかし、ここでパパママは中立であり、どちらの味方でもなく、敵でもないと自分に言い聞かせてください。兄弟同士の言い分を聴いて、伝える役割になりましょう。

お兄ちゃんを尊重した兄弟ケンカの仲裁方法

まずは弟が泣いているということなので、怪我等ひどい状態ではないかということを確認しましょう。この時には、何も言わず、表情も変えずに弟の状態を確認します。



そして、怪我もしていない、特にひきつけ等をおこしているわけでも無ければ、「何があったの?」と、お兄ちゃんの方に聞きます。ここは必ずお兄ちゃんの方に先に聞いてあげてください。尊重されていることが伝わります。もし言うことができなければ、「○○があったの?」と「はいかいいえかで答えられる質問」をして、具体的に聞いてみましょう。



それから、弟の方にお兄ちゃんが言っていることを伝えましょう。今まで出会ってきた兄弟のお子さんを見ると、弟はどちらかと言うと、兄への気持ちを充分に言葉にすることができません。そのため、言葉を先回りして考えてあげることも必要です。



もしお兄ちゃんが弟のおもちゃを取ってしまったのなら、「お兄ちゃん、貸して欲しかったみたい。◯◯は今使いたかったの?」などと、言ってあげましょう。



お兄ちゃんの気持ちと、弟の気持ちをすりあわせて、最後に、「じゃあ、こういう時には◯◯するといいよね」と、適切な対応の仕方を教えてあげましょう。「次からはこういう言葉がけをしようね」と、具体的に次はどうしたらいいのかということも言っておくと良いですね。

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もし、喧嘩せずにいられた日にはこう言おう

・「仲が良い二人を見ているとママは嬉しい」

・「仲良くすると楽しいね」

・「仲良くしてると、楽しいことがもっと楽しく感じるね」

・「二人が仲良くしてると、こっちまでウキウキしてきちゃう」



などなど、パパママの、嬉しい気持ちを伝えてあげましょう。

たまにはお兄ちゃんと二人きりの時間をつくって!

パパママは中立であることが大事なのですが、お兄ちゃんは「パパママの一番でいたい」という気持ちも強いことと思います。ケンカしちゃダメだって分かってても、ちょっと感情的になると、つい弟にひどいことしてしまったり、いじわるしちゃったりするものです。



だからこそ、「ママと二人だけの贅沢な時間」を作るようにしてあげてください。ヤキモチやきのお兄ちゃんなら、少しずつ落ち着いてきますし、そうでなくても、特別な満たされた気持ちが続きます。

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まとめ

兄弟喧嘩の仲裁は、当然のようにお兄ちゃんが悪いのがわかっていても、じっくりと話を聞いてあげてください。

聞く順番は、お兄ちゃんから質問していきましょう。



お兄ちゃんであることを尊重しつつ、弟との関わり方を根気強く諭してあげてくださいね。

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