赤ちゃんの研究者たちによれば、赤ちゃんが鏡の中の自分が自分だと理解するようになるのは1歳半から2歳頃だそうです!
実験では、赤ちゃんの顔に気付かれないようにシールを貼ってしばらく遊ばせ、そのシールに気付いていないことを確認してから鏡に映る自分の姿を見せるのだそうです。赤ちゃんが自分の顔に手を伸ばしシールをとろうとすれば、鏡の中の赤ちゃん=自分だということがわかっている証拠!こんな簡単な実験ならご家庭でもできますよね。
子どもの発達の過程を研究者のような視点で見つめてみることも時には必要!子どもは少しずつ発達していくものという認識があれば、「なんでこんなことができないの!」とイライラしかけたときの歯止めになるかもしれませんものね。
赤ちゃんは鏡に映っているのは自分の姿だとわかるのはいつ?
26,418 View鏡の前に立ち、鏡の中に映っている人がいたら、大人は疑いなくそれは自分の姿だと思いますよね。しかし、赤ちゃんがそれを自分だと認識できるまでには、少し時間がかかるらしいのです。赤ちゃんと鏡の関係についてお伝えします。
鏡の中の姿が自分だとわかるのはいつ?
赤ちゃんは鏡に興味を示す!
個人差はあるでしょうが、1歳半以前の赤ちゃんでも鏡に興味を示す赤ちゃんは多いですよね。鏡の中の自分に笑いかけたり、挨拶をしたり、話しかけたり、チューをしたり、たたいたり・・・そんな赤ちゃんの姿は本当に可愛いくて、たとえ鏡がよだれでベタベタになっても、赤ちゃんのことは許せてしまいますよね!
そして赤ちゃんは次第に、自分が手を動かせば鏡の中の自分の手も動くことに気付くようになるのだそうです。その頃には同時に、自分が他人に見られていることを意識する力もつき、そのことによって、恥やプライドといった複雑な感情を身に付けられるようになっていくのだそうです。
赤ちゃんに鏡を見せてはいけないという迷信
ママの中には、子育ての大先輩から「赤ちゃんに鏡を見せるものじゃない!」と言われて、戸惑った方もいらっしゃるのでは?もちろん、この言い伝えに科学的な根拠はなく、迷信だといわれています。
ちなみに鏡を見せてはいけない理由として挙げられているものは・・・目が悪くなる、興奮する、魂をとられる、井戸や川や海など覗き込む癖がつくと危険だから等々、様々です。
その中で、もしかしたら・・・と思えたのは、井戸を覗き込むのを防ぐためという説です。昔は至るところに井戸があり、子どもが水に映った自分を見るために覗き込んで落ちるのを防ぐため、「水面に映る自分を見てはいけない」、それが「鏡に映る自分を見てはいけない」となったとしても、不思議はありませんよね。
ある赤ちゃんは鏡が大好きで鏡を見るたびに大笑い。周囲の大人たちは赤ちゃんが将来相当なナルシストになるのではと心配されていたそうですが・・・大人になった赤ちゃんは今では科学に夢中で、歯を磨くときにしか鏡を見ない大人に成長したそうですよ!
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