英語教育において、まず最初に大切なのは、「英語を勉強する」のではなく「英語コミュニケ―ションを学ぶ」意識だと思います。英語コミュニケーションについては、パパ・イングリッシュ!では、4つの方向性があると考えます。
1. 説明する(explanation)
2. 質問する(question)
3. 提案する / される (Suggestion)
4. フィードバックする / される (Feedback)
という「4つの方向性」で、コミュニケーションは、そのどれかのスタイルに当てはまるという考え方です。
【幼児教育】子どもの英語教育を考える時に大切にしたい3つのこと
436 View幼児教育として英語を勉強させたいと思うパパママも増えていると思います。「英検の勉強をしたけど英会話は上手にならなかった」「子どもに英検を受けさせたいがモチベーションがまったく上がらない」こんな話をよく聞きます。そんな状況に陥らないために、英語教育を考える時に大切にしたい3つのポイントについてまとめました。
1. 「英語を勉強する」のではなく「英語コミュニケーションを学ぶ」
2. 子どもと「過ごす時間」ではなく、子どもとの「会話のキャッチボール」を大切にしよう
毎日、子どもに対して、どれくらいの回数の「説明」「質問」「提案」「フィードバック」をしているでしょうか? そして、英語ではどれほど行っていますか?英語ネイティブでない両親にとっては、とてもハードルが高いように聞こえるかもしれません。しかし、絵本やゲームなどを使って実践すると、ストロークの回数は増えます。
例えば、英語の絵本を読んであげて、出てきたキャラクターについて質問し、子どもの答えが合っている場合は褒めてあげると、「説明」「質問」「フィードバック」という事ができるようになります。また「すごろくゲーム」「つみき」「UNO」「公園あそび」などのゲームを一緒に行うと、会話の量は格段に増えていきます。
パパママのみなさんが家庭でも公園でも、遊びの中で会話のキャッチボールを積み上げていってほしいと思います。
ポイント 3: がんばりすぎない!がんばりすぎは「子どもとの間の信頼感」を失いかねません
現在8歳(小学校2年生)の娘は、過去に「小さな英語アレルギー」を発症しておりました。もう、英語なんて話さない!聞きたくない!読めないもん!という感じです。子どもの発達ステージや体調・気分によってのフィードバックだと思います。
娘にとっては、
・私が日本語で話してるのに、何でパパは英語でしかしゃべってくれないの?
・何で、わざわざ、私が分からないように英語でしかしゃべらないの?
という事だったと想像しています。
日本人の両親で育っているんだから、もちろん日本人のアイデンティティを持った子どもに育ってほしいと、僕は思っています。だから、家庭の中の会話を無理やりに英語化する必要性は感じません。できるだけ、「遊び」「ゲーム」を行っている時など、「楽しいコミュニケーション」として、「多くの会話が生まれるシーンで」楽しませてあげるのが、子どもとの信頼関係をつくりながら、英語コミュニケーションを実践するための大切なポイントだと思います。
補足:「4つの方向性」で大切なことは「子どもの成長段階に応じた集中とバランス配分」
子どもの年齢によって4つの方向性のバランスは変わります。
例えば、
・0~2歳の子どもには、「説明する」「フィードバックする」ことが多くなります。
・3歳以降になると、子どもに質問をして選ばせる(回答させる)、提案をして考えさせてあげるることが大切です。フィードバックにもポジティブ(賞賛)とネガティブ(訂正)がでてきます。
・6~7歳以降は、子どもから「質問をしてもらう」「提案をしてもらう」「フィードバックをしてもらう」など、親子の双方向のコミュニケーションを活性化させるような関わり方が大切になってきます。
今、お子さんが0~2歳であれば、日本語でも英語でも、たくさんの情報を「説明して」知識をインプットしてあげましょう。頑張っていたり・失敗していたら、適切な「フィードバック」を与えてあげましょう。フィードバックでは、例えば、こんなフレーズがあります。
★肯定する
• Very good! (すばらしい!)
• That looks good!(いいね!)
• I’ll help you. Let’s try!(いっしょにやろう)
★訂正する
• Close… (近い)
• Almost…(あとちょっと)
• Try this way…(こっちでやってみて)
ぜひ試してみてください。
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