1月末にきた、学童保育の通知……
そこには「入所は承認されませんでした」の文字が。
うちの町は人口が増えており、児童数も増加傾向です。
「低学年が優先だから、3年生になるとなかなか学童保育に入れない」
という話は先輩ママたちから聞いており、覚悟はしていたつもりでした。
それでも、やはりショック!
私と夫どちらも実家は飛行機の距離ですし、4月から一体どうすればいいのか。
通知の素っ気なさも相まって、目の前が真っ暗になりました。
しかし、学童に行けなくなる4月1日はもう2ヶ月後ですから、嘆いている暇はナシ!
急いで対策を考える必要がありました。
実は私自身は、小学3年生の時には完全に鍵っ子でした。
その頃は公園に行けば誰かがいて、困ったら友だちのお母さんに頼ることができました。
でも私の子ども時代と今では、状況が違います。
まずは私の上司に相談し、子どもが留守番に慣れるまで、4月中の在宅勤務を認めてほしい旨を話しました。
私の職場は、新型ウイルスの流行後に在宅勤務制度もできたのですが、基本は出社。
普段から時短勤務で迷惑をかけている中、非常に言いづらかったのですが、幸い上司がとても理解のある方で
「事情があるなら大丈夫だから、家庭優先で」
と言っていただけました。
続いて息子に鍵を持たせ、マンションのオートロックと玄関の鍵、両方を1人で開ける練習を。
また、ちょこちょこと近所のスーパーに行っている間など30分程度から留守番させ、1人で家にいることに慣れさせていきました。
使えるものは何でも使う!という勢いで、使えそうなアイテムも調べました。
学校で配布されたGPS付きの見守り端末があったので、その有料サービスへ加入を検討。
家に見守りカメラ(外出先から家の中の様子をスマホで確認できる。ペットや子ども・高齢者の見守り用)を設置することも考えました。
毎日家に1人きりになるくらいなら、塾に通わせようか?
なども考えて、パンフレットも集めました。
学校のある日はこうした対策で何とかなるとして、困るのは長期休みです。
学童に行けなくなるのは次年度が始まる4月1日からなので、春休みの途中から困ることになります。
夫と相談した結果、今回は夫が休みを取れそうとのことで、始業式の前日までの数日間、夫と息子は実家へ行くことになりました。
毎回使える方法ではないのですが、新型ウイルスが流行してから丸2年間帰省をしていなかったので
「この春休みに感染状況が悪化しなければ行こう」
ということになりました。
また、少し先の夏休みについてはサマーキャンプなどの情報を下調べ。
感染状況がひどい場合は、帰省もサマーキャンプも諦めざるを得ませんが……
その場合は、職場がまた在宅勤務推奨になるだろうと予想。
完全に綱渡り!
学童に落ちただけではなく、新型ウイルスにもかなり振り回されていました。
正直、仕事を辞めた方がいいのか?ということも頭をよぎりました。
とはいえ、半年~1年乗り切れば、おそらく何とかなるだろう問題で仕事を諦める決断はしきれず。
「もしかしたら辞めなきゃいけないかも」
「そうなったら職場に迷惑をかけるかも」
とウジウジ悩みつつも一旦続けることに決めました。
そして3月末……
なんと突然、役場から入所承認通知が届きました!
キャンセルが出たのか、先生が確保できたのか理由が分からないのですが、とにかく助かりました。
ダメもとでも仕事を続ける決断をしてよかったと思いました。
そういえば私の友人にも、双子を出産後「たぶん仕事続けるのは無理……」と言いつつ復帰して、今もバリバリ働いているママがいます。
とにかくやってみることは大事ですね。
そして、子どもを持つママが働き続けるには多少の図々しさも必要!と思います。
職種や職場、通勤時間、または家族の状況などで難しい場合もあると思いますが、職場にも家族にも、まずは相談。
そして、解決のための手段をいくつも探す!
今回は学童に通えることになり、直近の問題は解決しましたが、4年生以降のいい予行練習になったと考えたいと思います。