あれは息子が生後五ヶ月を迎え、秋から冬になる頃でした。初めて風邪のような症状が出て、夜中咳き込んで起きるようになりました。それまで、必ず座って腕に子どもを抱え授乳していた私でしたが、この時ふと、「疲れたし、横たわったまま授乳して、息子もそのまま眠れて、ちょうどいいや」と思い、初めて添い乳をしました。
それが、(おそらく)これから始まる夜泣きのきっかけになるとも知らずに…。
【体験談】赤ちゃんの夜泣きの原因は?息子の夜泣きに苦しんだ私がたどり着いた解決方法
28,989 View生後数ヶ月から始まるという夜泣き。夜中に空腹で目覚めることとは違い、授乳してもあやしても、泣き続けます。生後8ヶ月から一歳一ヶ月まで息子の夜泣きに苦しんだ私がたどり着いた解決方法をご紹介します。
夜泣きのきっかけ…
夜泣きとは
夜泣きは一般的には、特に理由がないのに泣く、あやしても泣き止まない…という状態を意味しているようです。今回の記事の中では、赤ちゃんのお腹が減っていたり、室温が不適切だったり、と、何かしらその場に原因がある場合は夜泣きではないと区別します。
快適な睡眠から、眠れなくなるまで
さて我が家の息子の場合ですが、生まれて数日で哺乳が上手になり、退院してから一、二週間で既に、夜は五時間ほど続けて眠る生活でした。夜中は一度授乳するだけ。
それでも完全母乳を目指してしまったため、産後すぐの身体には非常に堪えましたが、日中は抱っこしていなくてもご機嫌でいてくれる、いわゆる育てやすいタイプの赤ちゃんでした。(母乳の出やすい体質だったのもあり、吸わせないと自分自身も辛かったので、結果的に完全母乳になってしまいました。)
ところが、添い乳をきっかけに、夜中に二度、三度と目を覚ますようになり、その度に添い乳で寝かせるようになりました。 時期を同じくして、お風呂の後の就寝も、それまでは指しゃぶりか、就寝前の座った姿勢での授乳でそのまま寝ていたのが、添い乳でなければ眠ることができなくなっていました。
添い乳だけならば負担はそこまで多くありませんでした。しかし、夜泣いて起きる頻度は日に日に高まり、最終的に一歳の誕生日を迎える頃には、寝付きも悪く、夜中は一時間起きに泣いて起き、添い乳をしても眠れないらしく泣き続けるようになりました。
ネットにも答えがなく、苦しめられる
夜泣きに対して、原因はっきりとはわからないから仕方ない、頑張って対応して疲れないように、無視して寝てもいいし、あるいは日中昼寝すればよい、そういったアドバイスを、答えを求めて駆け巡ったネット上で時々目にしました。
しかし、大声で泣く息子と同じ屋根の下にいて、無視して寝ることはできないし、昼間に寝ても夜中の睡眠の途中また大声で泣かれてたたき起こされる(しかも何度も!)と考えると、非常に憂鬱でした。寝かしつける際も、なかなか眠らず毎日泣く息子を、気持ちよく眠れるようにと何度も抱っこやおんぶをし、マンションから出たり、ベランダに出たりしました。
それでも、息子は10キロ以上の身体を大きく揺すって泣き続けました。午前中は児童館や公園に行っていたので、その帰り道や昼食中寝てしまうことが多く、夜の就寝ほどには苦労を感じませんでしたが、こういった様子は、昼寝の際にも現れるようになりました。
泣き叫ぶ息子をしょって表に出て歩きながら、「このままどこかにおいてきてしまいたい…」と思ったことすらありました。
答えは本の中に。
ネットの中に答えを見つけられず、次に私は図書館に行きました。数冊の本を借り、その中のアドバイスに目からウロコでした。
「添い乳をやめなさい」
いわく、眠る際に口の中にあった乳首が、眠りが浅くなった際なくなっていることに気づき、大泣きしてしまう。どのように眠りについたら良いかわからなくなってしまう。添い乳を辞めることで一日二日は大泣きするが、その後、眠いときは布団に横になって眠るのだということが理解できる。すると、眠りが浅くなった時、目を覚まさずそのまま眠り続けられる。
反対に、眠ってしまうのでなければ、夜中の授乳もOK。目が覚めたのなら、抱っこや(赤ちゃんが)座った姿勢で授乳し、眠りそうになったら口から乳首を出して、横になって眠るよう促す。
上記のルールを実行したところ、ほんの2日で、1~2分、多くて5分の寝ぐずりで入眠できるようになりました。腕や頭など、触ると安心する場所があるようだったので、体はさすってあげていました。また、最初の2日間は、眠る前と夜中に一度、一時間の大泣き&大暴れでしたが、その後は、夜中に一度くらいは起きることはあっても、大泣きせず眠り直し、朝まで眠るようになりました。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 清水悦子
夜泣きはいつか終わるもの? いいえ、きっと、終わらせられます!
夜泣きはいつかは終わるものだから、今しか見られない子どもの姿だと思って、我慢して、乗り越えて…という言説は、本当にたくさんの場所に溢れていると思います。しかし、私にはそう思えず、本当につらく、子どもを大切に思えませんでした。今考えても自分も子どもも非常に可哀想だったと思います。
今回紹介した夜泣き解決方法が全ての方に当てはまるかはわかりません。我が家で成功した1つの事例として参考にしていただければと思います。
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