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公開 2015年07月01日  

我が子がかわいいと思えないママへ。母性は本能ではなく、経験から生まれるものなんです

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なんとなく世間一般のイメージ「子どもが生まれると、いきなり溢れ出る母性。そのおかげで母親は子どものためにはどんな苦労も厭わず、困難を乗り切り、聖母マリアになるのだ」。そんなイメージに囚われると、苦しくなります。子育てがしんどくって我が子がかわいいと思えないママへお伝えします。母性って経験から生まれてくるんです。


母性神話にだまされないで

はじめての子育て、はじめての二人目、みなさんどんな毎日をすごしているのでしょう。

楽しみだったけど、「こんなはずではなかった!」と思うこと多いのでは?
世間一般のイメージと、かけ離れすぎ!ということもあるでしょう。
意外と楽しいぞ!と思うこともあるでしょう。

いずれにせよ、子どもがいなかった時と世界はガラリと変わったはず。いい時もあるし、悪い時もあるのが人間の常ですが、現代の子育てはなかなかつらいことも多そうです。

今日は、「マジありえない。育児大変で、なんか私ちっとも子どもかわいく思えないし!」と思っているあなたに伝えたいことを書きたいと思います。

母性って、なんだ!?

それはもう個人差がありますから、生まれたとたんに母性が泉のようにブワーと溢れ出す人もいるでしょう。抱っこしたとたんに、ふつふつと思いがほとばしった人もいるでしょう。生まれたとたんに母性がほとばしり出た「お父さん」もいます。


一方で、1ヵ月たっても2ヵ月たってもまだまだ子どもが無条件にかわいいと思えないママもいると思います。「寝ているときはかわいいとは思うんだけれど、どうしても泣き止まなくて、そんなときはとても可愛いとは思えなくて…」そんなこともあるでしょう。


一体母性の正体とはなんでしょうか。「猫だって、子どもが産まれりゃ、ちゃんと育てるんだ。人間だって、女性なら誰だって育てられる」「産んだら、かわいくてたまらないはずだ」といった母性神話。それは一体、本当なのでしょうか。

母性は子育ての経験を経て、生まれるもの

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いきなり聖母マリアになるわけはない

実は、すでに母性とは「子育ての経験を経た上で身につくもの」ということがわかっています。つまり「オギャー」と産まれたとたんに条件反射のように「母性」が湧き出るものではないのです。子育てとは、本能ではなく学習で身につくのだそうです。

学習といえば、反復してなんども間違えたり抜けたりしながら少しずつ覚えていく…ってことですよね?目が覚めたら、身についていたというものではありません。しかも、本能を行動に結びつけるホルモンは、睡眠中に作られます。しっかりと行動に結びついて、初めて「母性」が育つのです。だとしたら、ぐっすりと朝まで寝ることのできない睡眠不足の状態では、母性が生まれてくるのはむずかしいと思いませんか。

育児に慣れた二人目なら母性は生まれるか?といえば、そうとも言えません。上の子に手がかかり、下の子に手がかかっていれば、上の子が遊びたくてのしかかってくるだけで、「うるさいなあ」と思ってしまうでしょう。「私ってなんて嫌な母親なんだろう。母性ないのかしら」なんて自分にも嫌気がさしてくることもあるでしょう。

ですから、今、「あたしって…ガーン」と悩んでいるママさん。そんなに悩まないで! 毎日お疲れさま!「母性は、子どもの成長とともに育つんだ。少しずつ。。今はまだ、私の中で母性醸成中」と、そんな風に思ってください。

たまに「子どもがかわいく思えない!」と感じるなら、心身が黄色信号が点滅していると判断して、周りにSOSを発信してもいいですね。疲れた時の特効薬を自分で探しておいて、自分に処方してあげてもいいかもしれません。

あるとき、電車の中で突然他人の赤ちゃんを見ただけで、「か、かわいい!!」と思える日が来ます。その日は、今日でも明日でもないかもしれないけれど、きっといつかやってきます。

夜中の授乳のあるママも、おねしょが心配なママも、早く朝までぐっすり眠れますように…。

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