正解は「✕」。
1歳ぐらいの時期は、自分のものは自分のもの、他人のものも自分のもの、世界は自分のためにある、という、自我が拡大していく時期じゃ。
まずは、おもちゃを取る、取られるというのは、「おたがいさま」だと思えると良いのぉ。
同じものだとしても、人が持っているものを欲しがるもの。
こどもの様子を見ていて、無理矢理取りそうになったら、うまく他のものに興味をそらせるようにできると良いのぉ。
自我が拡大していくこの時期は、十分に拡大することが今後の発達に大切なことじゃ。
決して、「わがままで困った子」などと否定的に見ないようにしたいものじゃよ。
ただ、他の子のものを取ってばかりだと、親としてはどうしても申し訳ない気持ちなってやめさせたくなるのもよくわかる。
そんな時は、叱るのではなく、他のものに興味をそらせたり、取られるほうの子の気持ちを代弁してやったりするのも良いぞ。
取ったり、取られたりを繰り返しながら、相手に譲ったり、我慢することを少しずつ学んでいくのじゃ。
親同士が「おたがいさま」の気持ちで、子どもたちの自我を尊重し、育てていけると良いのぉ。
監修 中澤恵子(保健師、看護師)
おやつのおかわりを狙う1歳児。トテトテと向かった先が……え、天才?
そうきたか……!ママのこと、よく見てるのね。...