正解は「〇」。
「やってはいけないと理解している」ことと、「理解しているからやらない」ということは別の話なのが、こどもというものじゃ。
面白そうなことはやってしまう。まだ我慢ができないのじゃ。
やってはいけないことはわかっている。
でも、まだそれを我慢する練習を始めたばかりなので、すぐにはうまく我慢できない。
「〜だからやってはダメ」と説得されるのではなく、「やりたかったね、できなくて悔しかったね」と慰めてもらい、わかってもらって、気持ちがおさまっていくものじゃよ。
それを何回も体験して、段々と我慢することを覚えていく。
我慢ができるようになるのは、3歳ぐらいになってからのことじゃよ。
もちろん、やってはいけないことをしているときには、それをきちんと教える必要があるぞ。
その時、叱る時のポイントは以下のような項目を参考にするのじゃ。
●低い声で真剣に、ダメはきちんと言う。こどもが理解できるように、ダメの理由をきちんと話す
●行為だけを「ダメ」と言い、その子自身のことを「ダメな子」と言わない
●やりたかった気持ちは否定せず、ちゃんと受け止める
●短時間ですます。ダラダラといつまでも叱らない
●感情的に叱らない(親が、自分の感情の鎮め方を考えておく)
「ダメ」を言う場面を作らないことも大切じゃが、言うときには、その場でビシッと言い、短くすませよう。
感情的になりそうなとき、ワシは自分の感情を鎮める工夫をしているぞ。
例えば、深呼吸をしたり、手を合わせてみたり、水をのんだり、数をゆっくり数えたり、鏡で自分の顔を見たりといったことで、落ち着く場合があるぞ。
監修 中澤恵子(保健師、看護師)
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