娘が年長のとき、家族3人で山登りをしました。
夫は山登りが趣味で、近くの山に1人で行くことはしばしば。
娘と私は、山のふもとに住んでいることもあり、週末になるとよくピクニックを兼ねてハイキングに出かけていました。
家族3人で初めて本格的に登山をする場所として選んだのは、隣りの県にある山。
片道1時間半くらいのコースで高齢者や初心者にも人気なので、幼い娘でも大丈夫だろうと思いました。
登山届けを提出し、いざ登山開始!
ハイシーズンだったため細い山道でも多くの人とすれ違い、にぎやかな雰囲気でした。
観光スポットでもある滝に到着したところで昼食タイム。
娘は疲れている様子もなくご機嫌でした。
しかし、お弁当を食べている最中、ポツポツと小雨が降りだしたのです。
天気予報はチェックしていたので予想外の展開。
「にわか雨だろうし、すぐ止むだろう」
と、とりあえず傘を差し下山することにしました。
ところが、雨はすぐに本降りに……。
休憩所で雨宿りをしている人もいましたが、あと20分ほどで目的のバス停に着く予定。
雨足が今以上に強くなると逆に危険だと考え、雨カッパを着て先へすすむことにしたのです。
家族での初登山は苦い経験に…。自然に親しむには、まず相手を知ることから!
3,415 View春夏は行楽シーズン!海、山、川など、子どもたちが自然と触れ合う機会もふえてきます。しかし、自然に危険はつきもの。私も家族での登山で、あわや遭難!?…という事態に直面したことがありました。そのときの教訓をふまえ、わが家で決めた山登りのときのルールをご紹介します。
登山中に雨!どうする…?
1つの判断ミスで危険な状況に!?
しかし、その判断が誤りでした。
雨足はどんどん強くなり、あっという間に土砂降りになってしまったのです。
しかも雨が激しくなるのに比例して、風まで強くなってきました。
先ほどまでポカポカ陽気の下お弁当を広げていたのが嘘のように、景色は様変わりしていました。
まるで台風のような横殴りの雨と暴風にさらされ、呼吸するのもむずかしいほど。
進むことを断念した私たちは、レジャーシートをかぶって木陰でしゃがみ込み、
娘を抱きかかえるようにして雨が止むのを待ちました。
「あ~、こういう小さな判断ミスで遭難って起きるんだ」
山のふもとで育った私でしたが、その日、あらためて自然の怖さを体感しました。
「大丈夫だからね」
震える声で娘に声をかけましたが、なぜか娘はチョーご機嫌!
「ひゃー!」
遊園地のアトラクションを体験しているかのように叫んでいました。
今、どういう状況なのかを理解していないのだ。
だからこそ、大人がしっかりしないといけないなと感じました。
その後雨は止み、全員びしょ濡れで下山。
時計を見るとわずか30分ほどの出来事でした。
前回を教訓に、入念な準備
今年、2年ぶりに同じ山にチャレンジすることにしました。
あの日の教訓を生かし前回以上に準備をととのえ、ハプニングが起きたとき咄嗟の判断でミスをしないよう、家族でルールを決めて挑むことにしました。
前回も提出していましたが、登山届けを提出。
もちろん、登山道の地図も観光所でもらって携帯していきました。
また今回は登山アプリも活用!
自分がいる場所をGPS機能で逐一チェックでき、足跡を残すことができます。
道に迷ったときは来た道を戻ればいいので安心です。
前回の反省点の1つが天気予報を信じすぎたために、にわか雨を察知できなかったこと。
雲の動きを予測してにわか雨がふるタイミングを知らせてくれる、雨雲レーダーのアプリも取り入れました。
雨雲が周辺にないことを確認してから登山を開始。
もし少しでも雨が降りだしたら進まず、近くの休憩所を目指すか安全な場所で待つというルールも決めました。
前回、傘と雨カッパ上下、リュックの雨避けなど、万全の雨具を持っていました。
けれど、小雨のうちは傘でやり過ごせるだろうと判断したのが大間違い。
あっという間に雨が激しくなったので、カッパを着たりリュックにカバーをしたりと、慌てて対処しているうちにびしょ濡れになってしまいました。
そのため体が冷えて、下山後は家族で「寒い寒い」と震えていたのを覚えています。
今回は少しでも雨が降り出したらすぐカッパ着る!とルール化。
とくに、子どもは体温調節が苦手です。
娘のために奮発し、アウトドア専門店のキッズ用高級雨がっぱを準備しました。
それでも、万が一遭難したときのために食料を多めに持っていくことにしました。
たとえば、カロリーの高い羊羹やチョコレート、ナッツなど。
リュックは重くなりましたが、飲料水もたっぷり持参しました。
準備万端で挑んだセカンドチャレンジ!その結果は…
今回の登山では、出発する日の1週間以上前から天気予報をチェック。
1泊旅行の予定だったので天気予報とにらめっこしながら、1日目に登るか2日目に登るか吟味。
少しでも降水確率の低い日に登ることにしました。
そして、2年ぶり2度目の親子登山は天候にも恵まれ、無事終えることができました。
自然との触れ合いは子どもにとって大切なことだと思っています。
危険だからといって、単に遠ざけることはしたくありません。
相手を知っているからこそ、予期せぬ事態に直面したときに対応できるのだと思います。
これからも娘に、正しい自然との付きあい方を教えていきたいです!
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