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公開 2015年07月01日  

暑い夏を涼しく乗り切る!かんたんヨガエクササイズ

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一年の中で一番日の長い季節を迎え、これから暑さも本番ですね。今年の夏の暑さを乗り切る準備はできていますか?今回は、暑い日を涼しく元気に過ごすヨガのエクササイズをご紹介いたします。


シータリーの呼吸

ヨガや日常生活では、通常は鼻呼吸をしています。鼻呼吸では、外から入ってくる細菌やゴミが直接肺に入ってしまわないように、鼻腔・鼻毛がクッションになっています。冬は、特に乾燥した冷たい空気に適度な湿り気と温度を与えてくれるメリットがあります。



口で呼吸をすると水分が蒸発して喉が渇きますが、水分は蒸発する際に体熱を奪い、涼しく感じさせてくれます。体熱とは、体が産生した熱のことです。試しに、鼻から息を吸うことと口から息を吸うことをして、吸いいれた空気の体感温度を比べてみて下さい。



鼻から喉を通る空気よりも、口から吸った空気の方が冷たく感じませんか?それを利用した、暑い日におすすめのシータリーと呼ばれる口呼吸法をお伝えします。暑いからと、冷たいものをがぶ飲みする代わりに、時には冷たい空気を吸ってみてはいかがでしょうか。

舌を丸めて行う方法

・舌を縦にストロー状に丸めこみ、そのストローから息の出し入れをします。



※慌てず、細く長くゆっくりと呼吸をしましょう。

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”イ”の口で行う方法

・上の歯と下の歯を「イ」の口を作るようにくっつけて、歯の間から息の出し入れをします。



※舌を丸める方法よりも簡単に息が出入りするのですが、ゆっくりと細く長く呼吸をしましょう。

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体温調整のツボ刺激

私達が「暑い」と感じる時、全身で同じくらいの暑さを感じているでしょうか。冷房のかかった部屋にいても、暑いと感じやすい顔に比べて、ふくらはぎや足先などは冷えていたり体の表面は汗をかいていても、体の深部は冷えていたりなど、体の場所によって暑さにムラがあることが多いものです。



ムラがあるということは、体熱が多すぎる部分と少なすぎる部分があって(つまり体の熱エネルギーの分布が偏っていて)、多い所から少ない所への流れが滞っているということが言えます。一時的に偏ったとしても、気血の巡りが良ければほどなく偏りは解消されます。



心身の流れの滞りを取り、自律神経の働きを整えて、体温の調整をしやすくするための、ツボ刺激のポーズをご紹介します。

百会のツボ刺激

・頭頂部と両手のひらの3点を、正三角形の頂点の位置に置いて、頭頂部を床の上でコロコロと転がします。



※気持ち悪い時、痛すぎて不快な時はお休みします。

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うさぎのポーズ

・頭頂部と両手のひらの3点を、正三角形の頂点の位置に置きます。

・両手を後ろで組んで、天井に腕を伸ばします。

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三日月のポーズ

発汗を促したり血管を緩ませたりして体温を調整する自律神経は、頭がい骨から骨盤までの背骨の中を通っています。背骨をしなやかにするヨガのポーズは、自律神経の働きを整え、体を内側から活性化します。



また、ポーズの最中に行う呼吸をゆっくりと深くコントロールすることで、自律神経の中の副交感神経を優位にします。副交感神経は血管を緩ませ発汗を促すため、夏の体温調整に役立ちます。



深い呼吸とともに、背骨をしなやかに動かす三日月のポーズをご紹介します。

・両足をそろえて立ち、両腕を伸ばして頭の上で手を組み、人差し指を天に伸ばします。

・息を吸って、吐きながら上体を右に倒すように背骨をカーブさせます。

・そのままキープをして、深い呼吸を繰り返します。

・息を吸いながら上体を元に戻します。

・反対側も同様に行います。

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おわりに

いかがでしたか?

涼しい空気を取り込む呼吸法、体熱・エネルギーの流れを良くするツボ刺激のポーズ、自律神経の働きを整える背骨を動かすポーズと深呼吸で、健康で夏を乗り切りましょう。

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