まいどおおきに!子どもには自分の身の回りのことくらいはできるようになって欲しい系オカン、さとえみです。
みなさんは、子どものお手伝いはどのくらいお願いしていますか?
今回は、我が家が住んでいるベルギーの「お手伝い事情」について書きたいと思います。
ベルギーでは、子どもにあまり家事をさせません(私個人の印象ですが)。
幼い時から、子どもが遊んだオモチャも、子どもではなく親が片付けるというパターンを見かけます。
果てには大学生になって寮生活をしているにも関わらず、週末に実家に帰る際、1週間分の服を持ち帰って親が洗濯する……という話まで聞くほどです。
そもそもベルギーでは、子どもの労働に対して厳格なルールがあります。
それゆえに、家事ですら「仕事」という風に捉えて、子どもにさせるのをためらう家庭も多いのかもしれません。
小学校では掃除や給食の時間もありませんし、実習をする家庭科の授業もありません。
学校によって違いはあるかもしれませんが、成人してもまったく家事のできない人ばかりにならないか?と、心配になってしまいました。
ご家庭ごとにさまざまな考えがあり、工夫もしていると思いますが、我が家ではなるべく「子どもたちが家事に触れる機会」を作りたいと思ったオカン。
あれやこれやと子どもに家事を任せようとしたのですが、子どもの父親であるベルギー人の夫と対立する場面が多々ありました。
夫の言い分としては、「まだ家事を覚えるような年齢ではない」「私がやったほうが速くて丁寧」「できるだけやってあげるのが親の務め」とのこと。
しかしその一方で、散らかしっぱなしのオモチャに対してガマンの限界がきたら「片付けなさい」と言ったりもします。
子どもの脱ぎっぱなしの服に対しても、文句を言います。
散らかってから注意をするというのもひとつの方法かもしれませんが、普段から片付けをさせたり洗濯のことを意識させてやったりすれば、双方が幸せになれる気もします。
そう思って、子どもに積極的にお手伝いを頼みましたが、ことごとく阻止してくる夫……。
「そうか、アナタはそんなに家事がしたいのか。ならオカンもできるだけ邪魔をしないよ……」と、半ば諦めの気持ちを持って眺めるだけにしていたのですが。
夫はこの家の中で家事をするのが自分だけという事実に気づき、「それはイヤだ寂しい」と訴え始めるではありませんか(めんどくさいなぁ、と思ったのはナイショ)。
そこからまた話し合った結果……
①夫が家事で寂しくなったら颯爽とオカンが交代
②オカンが家事をしている間は、子どもにお手伝いをお願いしても良い
という不思議なルール(あくまで子どもにお手伝いをお願いするのはオカンの役目)が爆誕しました。
夫が積極的に家事をやるのはそのままだけど、その顔色を伺わないといけないオカンはちょっと面倒ですが……。
それもこれも、子どもが家事を習う良い機会になるのだから!と言い聞かせるオカンです。
パートナーと考え方がまるきり違うと、すり合わせるのも一苦労。
でも、こういうことの積み重ねで「家庭」ができていくような気もします。
とりあえず、我が家のお手伝い事情はこんな感じ!という話でした。
ほなまたね!