ふと気づけば、ママ友いない歴8年……それって寂しいこと？（2ページ目）

こんな調子で、なんとなく交流はしているものの、私には

「子育てを通じて知り合い、濃密に付き合うようになった純粋なママ友」

という存在はいません。

しかし、一人ぼっちで育児をしてきたとは感じていません。

妊娠前からの友人で同時期に妊娠・出産した人、先輩ママは何人もいたので、育児の悩みを相談できました。

保育園はもちろん、園の時間外で子どもを預けたい時はファミリーサポート制度にもお世話になってきました。

また偶然ですが、子どもを産んだ後の再就職先に同年齢の男の子ママがおり、プライベートでも家族ぐるみで遊ぶ関係に。

出会ったのは職場ですが、もしかすると、彼女が私の唯一のママ友なのかもしれません。


一方、住んでいる地域にママ友がいなくて困ることというと、「ローカルな情報が入りにくい」ということ。

たとえば、子どものしつけの悩みなら遠方の地元の友人にでも相談できますし、離乳食のことならネットで調べれば情報が得られます。

しかし、地域の情報はその地域の人しか知りません。

園や病院、習い事の教室の評判のほか、特に小学校は未知の世界でしたから、どんな宿題が出るか、PTAの雰囲気は……などが分からず。

ものすごく困るというレベルではないにしろ、先生に質問したり、自分で調べたり、聞ける人を頑張って探したり、ちょっとした手間が必要とは感じています。

ちなみに、3年生になったばかりのころ、学童の帰りに新1年生ママに呼び止められて給食袋のことを聞かれたことがあります。

「きっとこの人は私と一緒…！！」と思い、張り切ってお教えしました（笑）

これはあくまで私の場合ですが、育児中「悩みを相談できる人」「困った時に頼れる存在」「苦労を分かち合える同士」は必要だと思っています。

ただ

・夫や親族等が育児のサポートをしてくれる
・「ママ友」でなくても育児の話を気軽にできる友達がいる
・困った時は恥ずかしがらずに頼ったり質問したりできる

という状況なら、「ママ友つくらなきゃ！」と気負う必要もないかもと思います。

「いつも仲良しのママ友とランチ会」

みたいな、キラキラした経験がないのは寂しい気もするけど、私はめんどくさがりだし、学生時代の友人グループも少人数。

周囲と比べ過ぎず、マイペースで育児できているのはメリットでもあるかもしれません。


積極的なママさんなら、私と同じ境遇でもたくさんママ友をつくっていたでしょう。

でも、それは人それぞれ。

ママになったからといって、自分らしくないことを無理にする必要はないでしょう。

これまで何とかなったということは、少なくとも私にとっては必須ではなかったということ。

ただ、もし今後そういう機会があれば、それはそれで楽しめたらいいかな、と思っています。