飛鳥時代に行われた土地の区画整理が関係しています。
その際、区画の単位として「道」が定められ、東海道、北陸道、南海道といった7つの「道」が存在していたのです。
たとえば東海道は三重県(伊賀国)から始まり、愛知県(尾張国)、静岡県(駿河国)、神奈川県(相模国)などを通って茨城県(常陸国)までを結ぶ約1000キロメートルの幹線道路でした。
しかし「道」は道路以外にも、通過する「沿線各国」を含む広大なエリアも示していたのです。
つまり、東海道には「道路名」と「沿線の広いエリア」の両方の意味があるのです。
1000年以上前の区画整理の話なので、ちょっと複雑ですね…。
しかし、広いエリアと聞いて「道」のイメージが湧いてきたのではないでしょうか!?
さて、ここから北海道はなぜ「道」なのかについて本題に入ります。
北海道は江戸時代まで「蝦夷」と呼ばれており、明治時代初期に蝦夷から新しい名前を付けようとの話になりました。
その際にいくつかの案から選ばれたのが、「北海道」でした。
北の海に浮かぶ大きな島(エリア)だから、北海道といったところでしょうか。
都府県に慣れた現代人の感覚だと「なぜ道なの?」と思ってしまいますが、かつての「道」の意味を知っていた人たちからすると、自然なネーミングだったのかもしれませんね!
(コノビー編集部:そのべ)
公開 2023年01月05日
【都道府県クイズ】北海道だけ日本で唯一「道」がつく理由、知ってる?(2ページ目)
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※ この記事は2024年09月04日に再公開された記事です。
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