こんな簡単なやり方があったのか!
フォロワー11万人の人気インスタグラマーKayokoさんが実践する、無理をしない、ストレスもない、心地よい暮らし方。
『暮らしが整う「片付けない」片付け』(kayoko著/アスコム)より、一部のアイデアをご紹介します。
全然使っていない
家族のモノを捨てたら
怒られた
… どうみても何年も使っていない夫のモノを処分したら激怒されて、もう3日も口をきいてくれない。使ってないんだから、なくても同じなんじゃない? と思って親切心でやってあげたのに、意味不明……。
このような話をときどき耳にします。
人によって、考えていることや思うこと、ましてや好きなこと、楽しいこと、辛いこと、大変なことって、本当にそれぞれ違いますよね。
「当たり前では?」と思うかもしれませんが、「私がいいと思う=みんないいと思う」とか、「家族だから同じ」と、油断するとついそう考えてしまう自分がいます。
・これ、いるの?
・これ、使うの?
・いつ使うの?
・どこで使うの?
・大切なの?
これは、そのモノの持ち主にしか判断できません。
「相手のことを思って」とか、「どう考えてもこうでしょ?」という気がしても、答えは本人の中にしかないのです。
人のモノを勝手に判断することはできません。
だから、家族それぞれのモノ、家族みんなで使うモノが混在しているリビングの片付けは難しいんです。
ある日、息子が幼稚園で作った泥団子を、帰り道にずっと大切に持っていたことがあります。
でも、時間が経つうちに、結局崩れて壊れてしまって、息子はワンワンと泣き続けていました。
私には、ただの泥の塊にすぎません。
でも、息子が泣いている様子を見て、この子にとっては宝物だったんだなあ、人によって大切だと思うモノは違うんだなあ、とつくづく思いました。
「形は壊れてしまったけど、ママは立派な泥団子、ちゃんと見たよ」と言ってあげたら、息子はギューッと私に抱きついてきました。
人が大切だと思うモノや気持ちを認めることで、家族の距離は近くなります。
それは、家が片付いていることより、おしゃれな部屋になることよりも絶対に優先すべきことだと思っています。
×正論 家族のモノを整理してあげる
〇ズボラ 本人の自主性に委ねる
だから、どう見ても処分したほうがいいと思うモノでも、必ず本人に聞いて、本人に答えを出してもらいます。
その答えが私にとって不本意であっても、いったんは飲み込みます。
そのほうが家族関係は平和ではないでしょうか。
とはいえ、永遠に部屋が片付かないのも困ります(笑)。
少しずつ整理収納のメリットを理解してもらえるように、言葉で伝えるのではなく、「暮らしやすい」「ラクだな」「気持ちいい」を実感してもらえるようにと努めています。
とくに子どものものはつい口を出したくなりますが、グッと我慢が必要ですね。
書籍では、頑張らないのにキレイに片付く、62の方法が紹介されています。
ぜひチェックしてくださいね。