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公開 2023年02月24日  

関西に高いタワーが無いのは「山が多いから」!!それってどういうこと?(2ページ目)

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関東平野って言いますもんね。



ずばり「作る必要がない」からです。

東京スカイツリーは、モバイル端末の電波を安定的にするために建てられました。

関東は平地が広がっているため、乱立する高層ビルの影響を避ける必要があったのです。

では関西はというと…山が多いため、山上に電波塔を設ければ、標高と合わせて十分高さを確保できるんです。

詳しくは、以下をどうぞ!


関西には東京スカイツリーよりも高い電波塔がある!?


日本一高いタワーといえば、2012(平成24)年に開業した高さ634メートルの高さを誇る東京スカイツリーだ。

開業前の2011(平成23)年には、世界一高いタワーとしてギネスブックにも登録されたことは記憶に新しい。

一方で関西には、これに匹敵するような高さを持つタワーが見当たらない。

あべのハルカスといった300メートル級の日本一の高層ビルはそびえているにもかかわらず、タワーに限っていうと、通天閣は高さ103メートル、京都タワーは131メートルと軒並み100メートル台である。

なぜ、関西では高いタワーがないのか。

東京スカイツリーが設けられたのは、乱立する高層ビルの影響を避け、モバイル端末の電波を安定的にするために、東京タワーより高い電波塔が必要になったからだ。

ならば同じく高層ビルが立ち並ぶ関西にも高い電波塔が必要に思えてくる。

ところが関西では高い電波塔としての機能を持つタワーは不要なのだ。

平地が広がる東京とは違い、山が多い関西では山上に電波塔を設ければ、標高と合わせて十分高さを確保できる。

そもそも、通天閣や京都タワーは、観光用のタワーであって放送用の電波塔ではない。

例えば、関西の中心にある生駒山は標高642メートル。

この山上には電波塔が林立している。

一番高い読売テレビ放送の電波塔自体の高さは100メートルもないのだが、山の高さを合わせると723メートルになる。

単純に高さだけでいうと、東京スカイツリーを上回る。

まさに日本一高い場所にある電波塔なのである。

わざわざ地上に高いタワーを築く必要がないわけだ。

大阪の中心部は伊丹空港(大阪国際空港)により建築物の高さ制限があることに加え、京都も美観の問題から高い塔は築きにくいという事情もある。

今後も、関西に東京スカイツリーに並ぶような高さのタワーがつくられる可能性は極めて低いだろう。


出典:『関東と関西 ここまで違う! おもしろ雑学』(三笠書房/2019年刊行)

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