精子の量について、実はWHO(世界保健機関)で1つの基準が出されていることを知っていますでしょうか?
12ヶ月以内にパートナーが妊娠した男性達の精液を元に作られているこちらのデータ。
正常値としては、以下のように定められています。
・1回の射精量が2ml以上
・精液1ml辺りの精子の数 2000万以上
・運動率 50%以上
・奇形率 15%以下
つまり正常な精液には、1ccに2000万から1億の精子がいる計算ですが、最近は精子の数が減っている男性が多くなっているという話も良く聞きます。
とあるデータによると、2500万以下の男性が全体の5%、2000万以下だと不妊の原因になると言われています。
さて、一回の射精で4000万から2億もの精子が発射されるわけですが、発射された精子は、一斉に卵子を目指して全力疾走していきます。他の精子に負けないように必死で泳ぎ始める訳ですね。
そのため、精子の数はもちろんですが、精子自体が元気である必要があります。さて、元気いっぱいな精子を作るにはどうすると良いのでしょうか?
パパのパンツを○○にしよう!先輩パパが語る子作りで意識したいポイント
1,277 Viewベビ待ちのプレママさんや2人目、3人目の妊娠をご希望されているママさんとお話しすることが多いため、今回僕なりに調べた「子作りのためのポイント」をお伝えしたいと思います。
正常な精子ってどういうこと?
元気いっぱいな精子をつくるにはパパのパンツを○○にすることが大事!
さて、元気いっぱいの精子を作るためには、どんな生活を送ればいいのでしょうか?様々な方法があると思いますが、今回はその中でも特に簡単な方法「パパのパンツをトランクスに替える!」ことをオススメしたいと思います。
パンツの種類を変えるだけ。これなら簡単ですよね。イヤだなんて云ったら、タンスのブリーフを全部捨てて、そこにトランクスだけ入れておきましょう。では、なぜブリーフではなくトランクスが良いのでしょうか。
人間の平均体温は、36.5度、これに対して精子が最も効率よく作られる温度は34~35度と言われています。
そのため、ブリーフのように熱がこもりやすい形のパンツではなく、トランクスのように風通しのよいパンツを履くことで、睾丸を常に低い温度にしておくことができるのです。
ぜひこの機会にトランクスを購入しましょう♪
ところで、睾丸を包んでいる陰嚢ですが、実はラジエーターの役目を担っているってご存知でしたか?
冬になれば縮こまり、夏になればダラーと広がるなど面積を調節することによって、熱を発散しているそうです。こういう点からも、睾丸が高温が苦手ということが判りますね。
けれども冷えは万病の元 ?!
睾丸の温度を下げることは精子の量を増やすうえではオススメですが、身体全身が冷えると血液の循環が悪くなり、体調を崩しがちになります。
「未病」という言葉をご存じでしょうか?
「病気」の前段階で、まだ症状は出ていないけど、そのうち病気として症状が出てくる状態のことを言います。
また、身体を冷やすと、妊娠しにくくなるともいわれています。
冷え症を自覚している方は、それなりの対策を取っていると思いますが、自覚のない方は知らず知らずのうちに身体を冷やしてしまっているかもしれません。
冷え症というのは、女性に多く、隠れ冷え症を含めると女性の7割が冷え症だと言われています。
・風邪を引きやすい
・足がむくんでしまうことがある
・腰やお腹を触ると冷たく感じる
・痩せにくく、太りやすい
・お腹を壊しやすい
こんな症状に悩まされているとしたら、もしかすると隠れ冷え症なのかも知れません。
女性の場合は、子宮や卵巣など、男性にはない臓器があり構造も複雑です。血流が滞り安く、冷えを起こしやすくなってしまうようなので、ベビ待ちの方は冷え対策をしっかり行いましょうね。
どうして一度に何万もの精子が必要なの?!
精子は、一度の射精で数億個放出されますが、どうしてこんなにたくさんの量を必要とするのでしょうか。
女性は生まれたときからずっと抱えてきた100万個前後といわれる原始卵細胞のなかから、毎月1つを選んで成熟させ、排卵します。
一方男性は、2~4ccの精液をいつでも放出できる準備をしています。
精液には数億の活発な精子と、その旅を助けるために精子と子宮を刺激する物質、精子の燃料となる糖分を含んだ物質までが含まれています。
たった1つの卵子の相手としては、数億という精子の数は、ちょっと多いように思われるかもしれません。
確かに、精子が卵子の待っている卵管へと、長い旅を続けていく間に、数が減っていくことはあるでしょう。
しかし、精子の数が多いのは、そうした最も強いものを選ぶためだけではないことがわかってきました。
なんと、何千万という精子は単にライバルでなく、受精を成功させるために協力しあっていることがわかってきたのです。
卵子は成熟するために何百という瀘胞細胞に包まれ、さらに卵膜という強い膜をもっています。
これを突破するには、たくさんの精子がいっせいにとりついて、突入の道をひらかなければならないようです。
とはいっても、たった1つの卵子にたくさんの精子が一度に入り込んだら大変なことになってしまいます。そこで、最初の精子が突入したとたん、受精膜とよばれる固い膜ができて、大混乱を防ぐ仕組みになっています。
精子は、チームワークでゴールを目指すのです。自分のために、卵子への遠い道を泳ぎ続けているのではないのです。
何億の仲間に助けられて、たまたま一つの精子が、ゴールイン出来たのです。
まとめ
いかがでしたか。
精子について、卵子について、受精について。知っているようで実は知らなかったということもあるかと思います。
ささやかな知識ですが、良ければ参考になさってくださいね。
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