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公開 2023年04月02日  

子どものテストの採点法に「ん…?」そんな時、チェックしたいポイント

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令和の小学校は、昭和や平成と似ているようで全然違う!

現役の小学校教師が、小学校の学習と生活のコツをまとめた『親子で知りたい 小学校最強ライフハック70』(坂本良晶著/KADOKAWA)。

コノビーでも、ライフハックの一部をご紹介します!


テストの採点をめぐるトラブル

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SNSを見ていると、わが子のテストの採点に納得がいかずに写真を撮って「晒す」という形で鬱憤をはらすというか、世に問うというか、とにかく怒っている保護者の投稿をよく目にします。

そして多くの場合その保護者の主張は正しく、教員の対応が間違っています。

以下に、そのパターンを整理してみました。

もし子どものテストの採点がこれらのパターンに適合して不正解とされていたなら、こちらをもとに学校と話してみてください。

ツイッターにアップするよりも、プラスに働くはずです。


①漢字のとめ・はね・はらい


これはベテランの先生に多いのですが、過度に漢字の「とめ・はね・はらい」をチェックしてバツをつけるパターンです。

ところが、文化庁による「常用漢字表の字体・字形に関する指針」によると、漢字の正誤の基準について「骨組みが過不足なく読み取れ、その文字であると判別できれば、誤りとはしません」と明言されているのです。

すなわち、ヒステリックに「はねてない!」と不正解にするのは間違った対応なのです。

もちろん、とめ・はね・はらいがちゃんとできているとベターです。

子どもが自分の意思で「よりきれいな字を書きたい」と願ってとめやはねを意識しているのならすばらしいことです。

しかし、大人が過度にそれを強要するのは不適切だと言えます。

これもよくある事例ですが、子どもが宿題でやった漢字ノートを赤ペンでとにかく直しを入れまくるパターン。

そしてテストなどでとめ・はね・はらいができていないために全部バツになる。

そんなことをやっていたらその子どもはやる気を失ってしまって当然です。


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②かけ算の順序問題


かけ算の文章問題の式において、「かける数」「かけられる数」の順序に固執し、答えが合っていてもバツとしてしまう先生は多いです。

けれど数学的には3×2も、2×3も答えは同じ6。

交換法則と呼ばれ、「3個のドーナツを2人に配る」も「2人に3個のドーナツを配る」も同じです。

ただ算数の教科書で「3個のドーナツを2人に配る」という形で記載されているがために、順序が違うとバツにしてしまう先生がいます。

まあ、感覚的にわからないことはありません。

500円の税込み価格を計算する場合、「500×1・1」と電卓を打つ方が多いと思います。

けれど反対にしても答えは同じで、間違いではありません。

長方形の面積を求めるときも、縦×横であろうが、横×縦であろうが両方正解です。

話は少し飛びますが、オリンピックの陸上リレーの表記はおもしろいですね。

100mを4人で走るので、算数の教科書的には「100m×4リレー」です。

けれど実際は「4×100mリレー」とされています。

グローバルな視点で見ればかけ算の順序問題なんていうのは瑣末なものなのですが、学校現場では妙にこだわってしまっている現状があるのです。


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家庭で勉強を教えるときの参考にもなりますね!


書籍では他にも、令和の小学生に伝えたい「職業観」など、気になる話題がたっぷり収録されています。

ぜひチェックしてくださいね!


※ この記事は2024年10月02日に再公開された記事です。

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