子どもの成長はあっという間!『子育て四訓』に詰まった子育てのヒントと我が家の子育てを振り返るのタイトル画像
公開 2015年08月13日  

子どもの成長はあっという間!『子育て四訓』に詰まった子育てのヒントと我が家の子育てを振り返る

97,154 View

「乳児はしっかり肌を離すな」から始まる『子育て四訓』、ご存知ですか?「幼児は~」「少年は~」「青年は~」、続きの部分、気になりますね。山口県の教育者の方が提唱したという子育て四訓は、子育てに色々なヒントを与えてくれそう。3歳~中2まで5人の子がいる私も、日々四訓の意味を実感しながら子育てをしています。


『子育て四訓』とは

山口県の教育者の方が提唱した子育ての心得として知られる『子育て四訓』。



「乳児はしっかり肌を離すな」

「幼児は肌を離せ手を離すな」

「少年は手を離せ目を離すな」

「青年は目を離せ心を離すな」



私は子どもたちがもっと小さかったころ、子育て関連の情報紙などで見たような記憶があります。SNSでシェアされているのをも見かけるので、そういう場で目にしたことがある方もいるかもしれません。

子育て四訓を日々体感中 乳児期~幼児期

我が家には3歳の末っ子、小学生が3人、中学生が1人います。子育ては、子どもたちの成長と共に手がかからなくなる部分も増える一方、自分が一緒に過ごしていない時間の方が増えて、幼児期以上に心を配らなければならない部分も出てくるということ、一番上の子が赤ちゃんの時には、赤ちゃんのお世話で精いっぱいで、あまり想像することもありませんでした。



<乳児期>

家族や、0歳の頃から保育園に通っている場合は保育園の先生も加わり、お世話してくれる人からの声がけやスキンシップを通してたくさんの刺激を受け、心も身体も成長していきます。ずっと目が離せずにすべてのことにお世話が必要で、産後のお母さんには体力的にも精神的にも大変な時期ですが、赤ちゃんの肌に触れることは、癒しやエネルギーももたらしてくれます。



<幼児期>

保育園や幼稚園に入る子も増え、家族以外の集団生活に入っていくと、乳児期より1日の中のスキンシップの絶対量は減ります。でも、常に親や園の先生など、誰かしら大人が見守っている時期。まだまだ長く続く子育ての中で、「子離れ」の第一歩を感じるころではないでしょうか。私もそれぞれの子どもたちが集団生活に入っていくときは、応援する気持ちとちょっと寂しい気持ちが複雑に混ざり合ったものです。まだまだ、外を一緒に歩く時に手は離せませんが、離れて暮らす時間の子どもたちの成長を感じました。我が家は今、3歳の末っ子がこの時期です。

子育て四訓を日々体感中 少年期~青年期

<少年期>

思い起こせば、一番上の子が小学校に入った時に不安だったのが、登下校で子どもだけで行動する時間ができたこと。学童クラブに通っていた子もいるので、少し遅めの夕方に、(我が家の場合は兄弟一緒にでしたが)クラブから家まで帰る時間も心配でした。でも、心配ばかりしていても仕方がないので、安全や危険をいかに回避するかということについて常に話していました。



放課後校庭開放や友達の家に遊びに行く機会も増え、親が見ていないところでの行動は、今でも気にかかります。親が知らないところでの行動を全て把握するのがどんどん難しくなる時期。予想外の行動を後で知ってお詫びするという経験も、一度や二度ではありません。目を配ることの大切さと難しさも痛感する日々です。



<青年期>

我が家でいうと中2の長男は、もうこの時期です。中学生に入るとあらゆる場面で「大人料金」になりますが、入学からしばらくは、体も心もまだ幼い部分もたくさん。でも、急激に体は大人に近づいていき、心も、大人の世界への関心が広がっていきます。小学校高学年ぐらいからの口ごたえどころか、親との会話がぐんと減ることも。でも、まだまだ気にかけてほしいという気持ちをたくさん持っていることも感じられる年頃です。



たまたま我が家の長男は学校のことも部活のこともよく話してくれます。あまり深くツッコミはせず話を聞きながら、日々元気に過ごせているのか、何か気になる変化はないか、常に考えています。その子なりの判断を尊重して自由にさせる部分が増える中で、やはり心は離してはいけないということを感じています。

子どもの成長はあっという間!『子育て四訓』に詰まった子育てのヒントと我が家の子育てを振り返るの画像1

でも、心配ごとだけじゃない!

子どもの成長はあっという間!『子育て四訓』に詰まった子育てのヒントと我が家の子育てを振り返るの画像2

一番上の子がまだ1歳ぐらいだった時、「子どもはいくつになっても心配なものだ」という話を聞きました。その時は、「そういうものなのかな」と感じる程度で、あまりイメージがわきませんでした。今心から思います。「本当にそうだ!」。



でも、子どもに心をかける部分も多くなりますが、子どもが親の話を聞いてくれることや、励まされることもたくさんあります。我が家でも、赤ちゃん期や幼児期に手がかかった(という記憶が強い)子たちが、ふと、自分なりの考えをもって話す内容に励まされたり、私のちょっとした心配事や悩みにアドバイスをくれることなどもあります。



お子さんが小学生に上がると、成長を喜びながらも「段々手が離れて寂しい~」という声もたくさん見たり聞いたりしますが、まだまだ、お母さん、お父さんの出番はたくさんです! 子どもの成長と共に親子関係、家族関係はどんどん変化していき、その長い子育ての過程の中での親子のコミュニケーションのポイントが、この四訓の中に凝縮されているような気がします。私の模索もまだまだ続きそうです!

Share!