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公開 2023年06月01日   更新 2023年09月01日

生後10ヶ月の体重・睡眠時間・授乳間隔は?

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生後10ヶ月の赤ちゃんは、つたい歩きを始めたり手先を器用に使ったり、目覚ましい成長が見られる時期です。しかし1歳の誕生日が近づくにつれて、周りの子よりもできないことがあると不安になるパパママも多いのではないでしょうか。今回の記事では、生後10ヶ月の赤ちゃんの体重・身長、睡眠時間、授乳間隔や、育てる際に気を付けるべきことなどについてご紹介します。


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生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重はどのくらい?


生後10ヶ月の赤ちゃんの身長や体重はどのくらいまで伸びているのでしょうか。

成長の仕方には個人差があるので、これからご紹介する内容がお子さんの状態と異なっていても、気にしすぎる必要はありません。

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生後10ヶ月の身長の目安

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厚生労働省「乳幼児(男子)身体発育曲線(身長)」
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厚生労働省「乳幼児(女子)身体発育曲線(身長)」


生後10ヶ月の赤ちゃんの身長は、下記を目安にしてください。

男の子 68.4~77.4cm
女の子 66.5~75.6cm

生後10ヶ月になると、お散歩などでほかの同じ月齢の赤ちゃんと我が子を見比べる機会も多くなるでしょう。

ほかの子より背が小さいと心配になることもあるかもしれませんが、焦ってミルクの量を増やしたりする必要はありません。

反対に背が高めの赤ちゃんの場合は、つかまり立ちによって高い位置にも手が届くようになります。

赤ちゃんの手が届く範囲に危ない物を置かないように注意しましょう。

生後10ヶ月の体重の目安

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厚生労働省「乳幼児(男子)身体発育曲線(体重)」
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厚生労働省「乳幼児(女子)身体発育曲線(体重)」


生後10ヶ月の赤ちゃんの体重は、下記を目安にしてください。

男の子 7.34~10.59kg
女の子 6.86~10.06kg

離乳食の進み具合によって、赤ちゃんの体重や体格に大きな差が生まれます。

上記の数字から外れていても、毎日少しずつ大きくなっているのであれば心配いりません。

参考:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査 Ⅱ 調査結果の概要」

生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴


生後10ヶ月の赤ちゃんは、手先や足腰を使えるようになってますます行動が広がり、さまざまなことに興味を示すようになります。

ここからは、生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴についてご紹介します。

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好奇心が旺盛になる


つかまり立ちやハイハイで移動できるようになると、赤ちゃんの探求心は一気に膨らみます。

何に対しても手を伸ばして、口に入れたりひっくり返したりして、どんなものなのか確かめようとするのです。

一見イタズラをしているように見えるかもしれませんが、このような探索行動は脳の発達に欠かせません。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

簡単な言葉を理解できるようになる


生後10ヶ月になると、パパママが普段話す言葉を頭にたくさんインプットし、簡単な言葉を理解できるようになります。

早ければ、「パパ」「ママ」など最初の単語を発するようになるでしょう。

ただし、生後10ヶ月で言葉を理解できないからといって、焦る必要はまったくありません。

「ワンワンがいるよ」「お花があるね」など毎日赤ちゃんにたくさん話しかけることで、その子なりのスピードで徐々に言葉の意味を理解していきます。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

喃語を盛んに発するようになる


生後10ヶ月頃になると、「んまー」「ダーダー」などの喃語の数が増えてきます。

唇を使って発音するマ行、バ行、パ行を上手に発せられるようになり、パパママの発音を真似しようとする様子も見られるでしょう。

この時期に、赤ちゃんの見ているものや考えていることを観察しながら「ブーブーだね」「まんま美味しいね」など何度も話しかけることで、言葉を習得する土台となります。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

つたい歩きができるようになる


つかまり立ちができるようになると、つたい歩きをする子も出てきます。

つたい歩きとは、家具などにつかまりながら歩いて移動することです。

つたい歩きができれば、支えがなくても歩けるようになるまであと少しです。

しかし、この時期はハイハイやつかまり立ち、つたい歩きなど赤ちゃんができることに個人差が大きく出ます。

周りの子より成長が遅れているからといって、焦る必要はありません。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

手先がさらに器用になってくる


生後10ヶ月の赤ちゃんは、手先がさらに器用になります。

はじめは手のひら全体で掴む「熊手づかみ」だったものが、3本の指で掴めるようになり、さらには親指と人差し指の2本で小さなものをつまめるようになるでしょう。

指先での細かい動きも上手になり、シールを剥がしたり、積み木を組み立てたりする姿を見られるようになります。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

ひとり遊びができるようになる


生後10ヶ月頃になると、つかまり立ちやつたい歩きで行動範囲が広がり、遠くにあるものを手に取ってひとり遊びをするようになります。

手先が器用になり、創意工夫する能力も芽生えるため、積み木やブロックなどで夢中になって遊ぶ子もいます。

また成長が進むと、おもちゃを使って「まねごと遊び」をするようになります。

自分の世界に没頭するのも大切な時間なので、赤ちゃんの邪魔にならないようにそっと見守ってください。

参考:とちぎの子育て情報サイト 笑顔いっぱい「赤ちゃんと遊ぼう!」

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

生後10ヶ月の赤ちゃんのうんち・おしっこ

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離乳食に慣れて食べる量が増えてくると、うんちの量も増えます。

うんちが硬くて出にくい場合は、食物繊維が豊富な野菜やヨーグルトなどをメニューに取り入れましょう。

また生後10ヶ月の時期は、まだ膀胱に尿が溜まると反射的におしっこをする子が多いです。

生活リズムが整ってくると、夜間はぐっすり眠って夜の尿量が減少するでしょう。

生後10ヶ月の授乳間隔・授乳量

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生後10ヶ月になると、離乳食も1日3回食になり、授乳の量や回数は減ってくるケースが多いです。

それでもまだ1日に必要なエネルギーの30~40%は母乳やミルクでまかなうといわれているので、離乳食と並行して適量を与えましょう。

母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ、ミルクは毎日400~600ml程度を2回ほどに分けるのが目安です。

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」

生後10ヶ月の睡眠時間

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生後10ヶ月の睡眠時間は、1日11~13時間ほどが目安です。

夜にまとまって6~7時間眠れるようになり、お昼寝が1日2回から1回に減る子も増えてきます。

一方で、生後10ヶ月はまだまだ夜泣きもある時期です。

赤ちゃんが夜泣きをしたときは、寝ぼけている可能性もあるので、すぐに抱き上げたり授乳したりするのではなく、少し様子を見ましょう。

それでも泣き続ける場合は、やさしく撫でたりトントンしたりして、赤ちゃんを安らげてあげてください。

参考:厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために-0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集-」

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント


ここからは、生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の秘訣をご紹介します。

発達を続ける赤ちゃんと上手に向き合うために、ぜひ参考にしてみてください。

離乳食の手づかみ食べは大切。見守ってあげよう


生後10ヶ月頃の時期には、離乳食の手づかみ食べが始まります。

赤ちゃんが食べ物を手で掴んで周りにこぼしたり、食べるわけでもなく手でコネ始めたりすると、パパママは困ってしまいますね。

しかし赤ちゃんが手づかみ食べをするのは、手と目と口の協調運動であり発達過程においてとても重要です。

注意ばかりしていると赤ちゃんの意欲を阻害してしまう可能性があるので、床にレジャーシートや新聞を敷くなどの対策をして赤ちゃんを見守ってあげましょう。

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

虫歯予防を心がけて!定期健診も検討しよう


赤ちゃんの歯が生えてきたら、虫歯にならないように丁寧に歯磨きをしましょう。

歯ブラシを嫌がる場合は、話しかけたり歌を歌ったりしながら歯磨きの時間が楽しくなるような工夫をしてみてください。

また赤ちゃんの歯は大変柔らかいため、虫歯菌が一度口の中に入るとあっという間に虫歯が進行します。

こうならないためにも、パパママも歯科医院で定期健診を受けることを検討しましょう。

参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」

外遊びデビューしてみよう

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生後10ヶ月頃には身体を大きく動かして遊べるようになるので、公園で外遊びデビューをしてみましょう。

つかまり立ちやつたい歩きを始めたばかりの赤ちゃんはまだフラつきやすいため、転んでも痛くない砂場や芝生で遊ぶのがおすすめです。

以下の記事で、外遊びデビューについて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

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まとめ


今回は、生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴などについてご紹介しました。

生後10ヶ月の赤ちゃんは、手先を器用に動かして遊んだり、好奇心から手づかみ食べを始めたりします。

室内遊びや外遊びを通して、赤ちゃんが楽しいと感じる経験にたくさん触れさせてあげましょう。

※ この記事は2024年12月01日に再公開された記事です。

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