仕事と家庭の両立を希望する主婦、主夫層の実情や本音を探る調査機関が『少子化について』、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いました。(有効回答数、554件)
果たしてどのような本音が飛び出したのでしょうか?
現在の「少子化」の原因となっていると思うものについて聞いたところ、「子育てにお金がかかる」と回答した人が全体の74.2%いることがわかりました。
また、「子育ての負担が女性に偏っている」と感じている人が63.2%、「子育てと両立しやすい仕事が少ない」が60.3%と上位を占めています。
また、「出生数と女性が仕事することとの関係性」について聞いたところ、
「一概には言えない」が52.9%と過半数を占め、次いで「女性が仕事するかどうかは出生数と関係ない」が26.2%、「出生数を増やすには、女性が仕事しない方がよい」が9.9%となりました。
「一概には言えない」とした人に具体的な理由を尋ねたところ、
「それぞれの職場環境や家族関係が違っており、また血縁関係の協力や地域の協力、援助がどれだけ得られるかがキーになると思います。」
「自分のキャパシティが100だとして、仕事50:家事育児50とできるなら良いが、今の世の中、男性も女性も、仕事100:家事育児100を求められているように感じる。」
などの回答が寄せられました。
また「女性が仕事するかどうかは出生数と関係ない」と答えた人からは
「女性の社会的立場も大きくなり仕事のやりがいも増えた気がする。それと出生数は直接の関係性はないように思う。」
「仕事の有無と出産は本来関係ないものであるべき。しかし現実はやはり関係してしまっているかも。女性はどうしても産休を取らねばならないし、産休育休に対して社会がマイナスのイメージを持っているのも事実。」
という意見も。
さらに「出生数を増やすには、女性が仕事しない方がよい」と回答した人からは
「女性が働かなくても男性の稼ぎだけでそれなりの生活ができなければ子どもは増えない。」
「日本の給料は低いわりに税金など納めるものが多く、女性も働かないと生活が出来ない状態。それで出産、子育てをしろというのは難しいです。」
など、働かなければ生活は苦しいが、仕事と育児の両立は簡単ではないと感じている人が多くいることが伺えます。
今回の調査で、働きたいと考えている女性たちは、少子化の原因について
「子育てにお金がかかる」
「子育ての負担が女性に偏っている」
「子育てと両立しやすい仕事が少ない」
などと考えていることがわかりました。
これらの問題を解消し、子ども産み、育てたいと考える人たちが、安心して子育てできる社会にして必要があると強く感じたアンケート結果となりました。
(コノビー編集部)