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公開 2023年05月25日  

もっと一緒に勉強していたら…。小5で気づいた「親子学習」の大切さ

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我が家には小学校5年生の男女の双子がいます。
小学校5年生といえば、いよいよ高学年。だんだんと勉強も難しくなってきています。最近我が家では漢字の勉強をしているのですが…


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双子の習い事


我が家の双子たちは書道教室に通っています。

書道教室といっても、いわゆる毛筆を習う『書道教室』とは少し違って、最近のニュースについて教えてくれたり、先生のお話を聞き取る練習をしたり、漢字のテストをしたり…寺子屋のような場所です。

通っている子どもたちの学校も学年も様々。

先生はお一人で教室を運営しています。


一人ひとりにカスタマイズした学びを提供してくれている、なんともありがたい不思議な場所なのですが、数ヶ月に一度、全塾生参加の漢字のテストがあります。

事前に配られたプリントをしっかり勉強していけば解ける内容のテストなのですが…。


テストの前日、しかも夜。

寝る前に急に焦りだした息子。

どうやら、全く勉強していなかったようで、「明日のテストはもうダメだ」と意気消沈…。


なんで今まで勉強していなかったの…!

怒りというか、呆れというか。 

なんともいえない悲しさを覚えながらも、それでも急にスイッチの入った息子を見守りました。


一方の娘は、実力勝負で挑むんだと澄まし顔です。

テスト一つとっても、双子といえど大違い。

娘はさぞ自信があるのだろう。

そう思っていたのですが…。


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これも成長…?


返ってきた答案用紙には、二人とも残念な結果が。

勉強していれば解けたであろう問題。

私も放任の末の結果なので、こんなものか…。

と思いながら、前日焦っていた息子は想定の範囲内。

でも、隣で澄ましていた娘の芳しくない結果には少し驚きました。


というのも、娘は小さい頃から完璧主義なところがあり、テストで良い点数が取れないと荒れるタイプだったのです。

低学年の頃、学校の先生からは「(あまり完璧を求めても辛くなることもあるので)納得行かない結果だとしても、受け入れられるようになるといいですよね」と言われてきたこともあり、成長に応じて、柔軟に気持ちを切り替えられるようになれればいいな、と願っていたのですが…。


散々なテスト結果を見た娘が言い放ったのは「これが実力実力!」

え…?妙に前向き。

あのテストで間違えてしまったと泣いていた娘はどこへ。

たしかに私は娘の成長を願ってきたけれど、なんかちょっと方向が違うような…。


そんなことを思いながらも、でも、まー、テストの結果をそのまま受け入れられるようになったという点では成長したのか? 

いやいや、でも勉強はしっかりしてほしい。

そんなことを考えました。


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再テストに向けて


その後、書道教室では再テストを希望する子どもたちが多く、1ヶ月後に再テストが行われることになりました。

範囲は前回とまったく同じ。

今度こそ勉強していけば解ける。

ということで、双子と一緒に漢字の勉強をすることにしました。


双子から「小学生の頃、漢字得意だった?どうやって勉強してた?」と聞かれて思い出したのですが、私の通っていた小学校では、毎日漢字ドリルと計算ドリルにプラスして、日記を書く宿題がありました。

日記帳には、習っていない漢字を書くと先生が丸をくれて、何個漢字を使ったか記入する欄があったので、私は知らない漢字を調べてまで書いていたことを思い出しました。

「そんな理由もあって、漢字好きだったんだよね」という思い出話をするも、シレーっとする双子たち。

再テストに向けて、どうやって勉強するかを双子たちと話し合い、まだ時間があるので、毎日少しづつ覚えていくことにしました。


そんな中、勉強をしている様子を見ていると、だいたい同じ問題でひっかかることが分かってきました。

二人とも迷う箇所がほぼ同じなのです。

部首で悩んでいたり、つくりで悩むパターンも。

あとは、点のある無しなど…。

なまじ5年生まで漢字を習っているからこそ、似ている漢字に惑わされることも。


あぁ、小学校5年生が間違いやすいポイントはここなんだろうな〜と見えてきました。

そこで、わからない漢字やつまづきやすい漢字は、辞書で調べて成り立ちから見ていくことにしました。


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一緒に学ぶことで気づいたこと


すると、私も今まで知らなかった部首を知ったり、えーこの漢字の成り立ちってこんな意味(象形文字)からはじまっていたの?ということがたくさん。

一つの漢字から広がっていく世界に、いつの間にか双子たちよりもむしろ私が楽しくなり、私はその発見を遠方に住む私の母にも伝え、母も「え〜知らなかった。面白いね」と言ってくれる。

そんなことをしていると…。


その様子を見ていた娘がポロッと「なんでも面白がれるってすごいね」と言ってきました。

あーたしかに。

そうかもしれない。

私は知らないことを知ると楽しいし、その小さな発見をこどもの頃から自分の母に伝えていたような気がします。

すると母も一緒に面白がってくれたので、どんどん知らないことを知ることが楽しいサイクルに。

それは、小学校の宿題で知らない漢字を調べて日記を書いていたことにも共通するような気がします。


双子たちが小さい頃から、もっと一緒に勉強してみたらよかったな。

いや、勉強じゃなくて一緒に面白がってみたらよかったな。

漢字が書けるようになることも大切だけど、それよりも、「わからない」で終わらせないで、楽しんで学んでほしかったのかもしれない。

再テストまであと数週間。

知らないことを知る楽しさを伝えられるかはわからないけれど、もう少し一緒に勉強してみよう。

そんな風に思っています。


※ この記事は2024年09月24日に再公開された記事です。

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