“出会い”を楽しむことをコンセプトとした居酒屋「相席屋」を展開する株式会社セクションエイトが、Z世代(※)と呼ばれる層の若者を対象に恋愛価値観に関する調査を実施。
見えてきたのは現代という時代を反映した興味深い実態でした。
※《Generation Zの訳語》欧米諸国や日本などで、1990年代中盤から2000年代までに生まれた世代をいう。(goo辞書より)
https://dictionary.goo.ne.jp/word/Z%E4%B8%96%E4%BB%A3/
調査では「低予算のデートについてどう思いますか?」と質問したところ、94.4%が賛成と回答。
この数字は調査対象者のほぼ全員が、デートが低予算であることに抵抗を感じていないということがわかります。
続いていくらからが低予算と感じるかについては、3000円以上(27.9%)が最多で、その他は以下のような結果が得られました。
・5000円以上(21.2%)
・1000円以上(19.0%)
・特に感じない(15.4%)
他の世代であれば飲み会の永遠のトークテーマであった男女間の割り勘問題。
「アリ派」と「ナシ派」でちょうど良く意見が分かれるからこそ盛り上がるテーマですが、Z世代においてはこちらの割合も変わってきているようです。
・付き合う前の割り勘についてどう思いますか?
賛成(77.9%)
反対(22.1%)
・付き合ってからの割り勘についてどう思いますか?
賛成(84.2%)
反対(15.8%)
背景には、こんな意見があったようです。
「今のご時世、割り勘もありだと思う」
「男性の方が稼いでいる時代でもないと思うから」
「経済的に厳しい人もいるから」
「今の時代共働きが普通だと思う(一部抜粋)」
同調査では、気になる人に対して自分からアプローチすることについて抵抗があるか?という質問をしたところ、半数以上の人が「抵抗がある」と回答。
その理由としては以下のようなものが挙げられます。
「返事が来なかったり無視されたら嫌だから」
「相手の好みじゃなかったら申し訳ないから」
「奥手なためデートに誘うきっかけが難しい」
「自分に自信が持てず、緊張してしまうため」
積極的に行動できない若者たちの内的要因が、恋愛までの道のりを難しいものにしてしまっているのかもしれません。
近年、若者の「車離れ」や「恋愛離れ」など、ありとあらゆる「◯◯離れ」が取り沙汰されてきました。
低迷する経済状況のなか、コロナもあり、人と接する機会が奪われてきたここ数年。
Z世代と呼ばれる若者たちが自己肯定感や自分らしさを取り戻せるように、またもっと若い子ども達が将来大きな夢を描けるように、いま変わっていかなければならない時が来ているように思います。
(コノビー編集部)
参考:
Z世代538名の恋愛価値観調査から見える「貧困化」と「積極的に行動できない」若者の実態をレポート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000037097.html