オンライン診療アプリなどを配信する株式会社コールドクターは4月21日〜22日の2日間、「子どものマスクの着用状況に関する調査」を行いました。(対象:全国の小学生以下の子がいる親500名)
マスクの着用がすっかり日常生活の一部となって久しいですが、着用の自由化が政府の方針として発表されてからおよそ1ヶ月(調査時点)
子どもたちの生活にもなにか変化があったのでしょうか?
学校の持ち物必須アイテムとして「ハンカチ、ティッシュ」の次か、それ以上に重要なアイテムだった「マスク」。
場合によっては「予備マスク」まで必ず持参しなければいけないという場合も多かったのではないでしょうか。
アンケートでは子ども達のマスク着用状況について「常に着用していた」と回答があったものを順に見てみると、結果は以下の通りでした。
・人通りが多い街中を歩いているとき(59.6%)
・屋内で買い物などをしているとき(59.2%)
・学校や保育園・幼稚園などで静かにしているとき(57.4%)
・学校や保育園・幼稚園などでおしゃべりをしているとき(55.8%)
学校などで「静かにしているとき」よりも「おしゃべりをしているとき」のほうが着用率が下がるのが、子どもらしい結果ですね。
子ども達にとってはマスク着用の意味や効果よりも、ルールベースで使用していたことの表れでしょうか?
ひるがえって4月末時点(マスク自由化後およそ1ヶ月経過)での着用状況はどうでしょうか?
・人通りが多い街中を歩いているとき(46.0%)
・屋内で買い物などをしているとき(43.8%)
・学校や保育園・幼稚園などでおしゃべりをしているとき(42.8%)
・学校や保育園・幼稚園などで静かにしているとき(41.0%)
自由化以前と順位はほぼ変わりませんが、その数値はそれぞれ15%前後減少傾向にあります。
突然自由化と言われても、それぞれのご家庭事情や本人の意識などもあり、一気に減ったという印象は少ないように見えますね。
現在小学校低学年くらいのお子さまからすれば、物心ついた時にはすでにマスク着用が当たり前の世の中だったわけですから、もしかすると「自分で判断するマスクの自由化」そのものがはじめて出会う状況になるのかもしれません。
これまで必要とされてきた常識の足かせが突然外されたとき、やはり未成年で親の庇護下にある子ども達は大人達のルールに従うしかないという側面もありそうです。
現在は自由化になって2ヶ月以上が経過しましたが、徐々に「常に着用派」の割合は減っていっているようにも感じます。
本格的な夏がやってくるとまた熱中症や脱水の心配も増えてきますので、各ご家庭で適切に対応していけたら良いですね。
(コノビー編集部)
参考:
【子どものマスクの着用状況に関する調査】小学生以下のお子さまのシーン別マスク着用率は最大16.4ポイント減少
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000058359.html