共働きをすると、仕事、家事、育児と1日にやることが多く、目が回りそうになります。
共働きのママたちは普段の生活でどのような悩みを持ち、どのようなことを望んでいるのでしょうか。
子どもを持つ20歳〜60歳の共働き女性1000人を対象とした調査結果から、見ていきましょう。
「仕事と家庭の両立で一番悩んでいること」を聞くと、1位は「毎日の時間管理」(28.1%)で、「自分のストレス」(21.3%)、「毎日の食事作り」(19.5%)が続いています。
これらの項目を合わせると約7割に上り、時間のなさや食事の用意が共働きママの主要なストレスになっていることがうかがえます。
「本当は欲しいと思っている時間は何ですか?」を聞くと、「追われない自由な時間」の回答率が60.4%に上りました。
1日の中で仕事や育児から離れる時間を持てたとしても、保育園の送迎時間や食事の用意、家事など、常にやることが頭をよぎってしまい、落ち着きません。
「追われない自由な時間」という言葉から、時間を自分のために思いきり使いたいというママたちの心境が伝わってきます。
2位以降には、「心の余裕」(47.7%)、「質のいい睡眠」(29.3%)が続きました。
最近は、「リスキリング」なる言葉をよく目にするようになりました。
政府が「5年で1兆円を投じる」と表明したニュースで、単語を聞いたことがある人はいるかもしれませんね。
そもそも、リスキリングとは、新たな分野で新しいスキルを身につけることを指します。
リスキリング に興味があるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人は28.1%でした。回答者からは、「興味はあるが時間がない」「時間と心の余裕があれば考えたい」といった声が挙がっています。
学びに興味があっても、時間的なゆとりのなさを理由に前向きになれない様子がみてとれます。
一方で「興味はない」は57.5%に上り、「わからない」は、13.8%となっています。
中には「リスキリングという言葉の意味が分からない、初めて聞いた」という声もありました。
(コノビー編集部)
参考:
麹Style株式会社「共働きママの悩み・欲しい時間・学び(リスキリング)意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000115719.html