教育に関する調査を行う「ひまわり教育研究センター」が、2022年8月、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人に「子どもの中学受験」について複数のアンケート調査を行いました。
その中から「子どもの中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していること」についてのアンケート調査の結果を公開します。
偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人に聞いたことは以下の2つ。
・中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることはありますか?
・後悔していることがあれば3つまで選んで下さい
果たしてどのような結果となったのでしょうか?
「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがありますか」という質問に対して
「後悔していることがある」と回答したのは、101人(67.3%)、「後悔していることはない」と回答したのは、49人(32.7%)でした。
では、母親と父親で回答差はあるのでしょうか?
母親で「後悔していることがある」と回答したのは、51人(73.9%)、「後悔していることはない」と回答したのは、18人(26.1%。
一方、父親で「後悔していることがある」と回答したのは、50人(61.7%)、「後悔していることはない」と回答したのは、31人(38.3%)でした。
母親の方が父親よりも「後悔していることがある」と回答した人が約12%多いことがわかります。
続いて、「後悔していることがある」と回答した101人に「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることを3つまで選んでください」という質問をしたところ、上から順に
・成績のことで叱ったこと(27.7%)
・遊びをさせすぎたこと(24.8%)
・勉強をさせすぎたこと(19.8%)
・低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと(19.8%)
という結果となりました。
この回答を、母親、父親別に見て見ると…
母親が父親と比べて顕著に多かった回答は、
・夜遅くまで塾に通ったこと(母親11.8%、父親4.0%)
・塾に入れるのが遅すぎたこと(母親9.8%、父親2.0%)
・塾に入れるのが早すぎたこと(母親9.8%、父親4.0%)
・夜寝る時間を削ったこと(母親15.7%、父親8.0%)
となりました。
一方、父親が母親と比較して顕著に多かった回答は
・勉強をさせすぎたこと(父親28.9%、母親11.8%)
・遊びをさせすぎたこと(父親30.0%、母親19.6%)
でした。
難関と言われる中学に合格した親御さんもやはり悩みながらの受験だったことがわかります。
大変なこともあったけど、親子二人三脚で乗り越えた中学受験。
その自身は将来きっと役に立つことでしょう。
(コノビー編集部)
参考:
中学受験、親が「やらなければよかった」と後悔していることは?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000097480.html