想像していたよりも赤ちゃんが泣かずに静かにしていると、少し不安になりますよね。
ここからは、赤ちゃんが泣かない理由についてご紹介します。
赤ちゃんの泣きのピークは、一般的に生後1~2ヶ月頃であるといわれています。
パパママの関わり方に関係なく、生後2~3週間頃になると赤ちゃんの泣いている時間が長くなり始め、4~8週間でピークとなります。
生後3ヶ月頃までには、急速に落ち着くケースが多いです。
すなわち赤ちゃんが泣かないのは、まだよく泣く時期に入っていないことが理由かもしれません。
赤ちゃんが泣かない場合、特に泣く理由がないのかもしれません。
赤ちゃんは言葉が話せないため、泣くことでさまざまな要望や感情を大人に伝えようとするのです。
たとえば、赤ちゃんが泣く理由として、以下のようなものが挙げられます。
・お腹が空いた
・オムツが汚れている
・抱っこしてほしい
・寒い
・暑い など
赤ちゃんが泣かない場合は、空腹を感じる前にミルクをもらってお腹が満たされ、特に不快に感じるようなことがないのかもしれません。
人にはそれぞれ個性があるように、赤ちゃんも一人ひとり特徴が異なります。
あまり泣かないのは、その子の個性なのかもしれません。
同じ月齢の子でも、1日に数時間泣く子もいれば、ほとんど泣かない子もいるのです。
ただし、赤ちゃんの時期にあまり泣かないからといって、そのまま静かな子に育つとは限りません。
あまり泣かない赤ちゃんがそのまま大人しい性格に成長することもあれば、大きくなるにつれて活発な性格になることもあります。
前述したように、赤ちゃんの成長には個人差があり、生まれつきあまり泣かない子もいるので、泣かないこと自体を気にしすぎる必要はありません。
泣くか泣かないかよりも、そのほかの様子をしっかり見ることが大切です。
泣かない赤ちゃんの様子が気になる場合や不安なときは、かかりつけ医やお近くの保健センターなど、専門家に相談してみましょう。
また定期的に受ける乳幼児健診では、医師が発達に関する確認をします。
赤ちゃんの様子で気になることがあれば、このタイミングでどんなことでもしっかり相談するのがおすすめです。
赤ちゃんは一般的に、お腹が空いたときやオムツを替えてほしいときに泣きます。
あまり泣かない赤ちゃんの場合は、大人が様子を見たりタイミングを決めたりして、お世話をしてあげることが大切です。
ここからは、泣かない赤ちゃんをお世話する際のポイントについてご紹介します。
赤ちゃんによっては、お腹が空いていても泣かない可能性があります。
そのため、赤ちゃんが泣かなくても、決まった時間に母乳やミルクをあげましょう。
基本的には、3時間おきに与えるのが授乳リズムの目安です。
ただし、適切な授乳間隔や量は、赤ちゃんによって異なります。
赤ちゃんの空腹のサインは、泣く以外に以下のようなものがあります。
・口を開けながら乳首を探すように顔を動かす
・指や手などをしゃぶる
・ささやくような声を出す など
このような赤ちゃんのサインを参考にして、その子に合った授乳間隔を探ってみてください。
赤ちゃんによっては、オムツが汚れていても泣かない可能性があります。
オムツ汚れに敏感かどうかも個人差があるため、オムツが汚れているのに泣かないからといって、赤ちゃんに異常があるとは限りません。
また、近年は肌ざわりの良いオムツ商品が増加しているので、汚れていても不快に感じないのかもしれませんね。
赤ちゃんがオムツ汚れに対してあまり泣かない場合は、こまめにオムツを確認して汚れていないかチェックしましょう。
目安としては、2~3時間に1回のペースで確認するのがおすすめです。
赤ちゃんの様子を見ながら、オムツを交換するタイミングを見極めてくださいね。
また、赤ちゃんが泣かないのがどうしても気になる場合は、布オムツに切り替えるのも1つの手です。
布オムツのほうが紙オムツよりも、濡れている不快感を抱きやすいといわれているので、赤ちゃんが泣くようになるかもしれません。
赤ちゃんが泣かないからといって、放置していいわけではありません。
授乳のとき以外にも、できるだけたくさん赤ちゃんとコミュニケーションをとる時間を確保しましょう。
赤ちゃんに話しかけたり、目を見て歌を歌ったり、スキンシップをとったりすることで、親子の信頼が深まるとともに赤ちゃんの発達が促されます。
また、もし赤ちゃんの泣かない理由が発達障がい等である場合にも、普段から積極的にコミュニケーションをとることで、赤ちゃんの異変に気づきやすいです。
日頃から赤ちゃんをよく気にかけて、様子をしっかり観察しましょう。
今回は、赤ちゃんが泣かないときに考えられる理由や、泣かない赤ちゃんをお世話するポイントについてご紹介しました。
赤ちゃんにはそれぞれ個性があるので、泣かないからといって心配しすぎる必要はありません。
授乳やオムツ交換のタイミングに気をつけながら、その子に合ったお世話の仕方を模索していきましょう。