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公開 2023年06月17日  

赤ちゃんはいつから笑う?笑顔の種類や、笑ってもらう方法・コツもご紹介

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赤ちゃんは生まれてから成長するにつれて、さまざまな感情を表現するようになります。その1つに「笑い」がありますが、赤ちゃんはいつごろから笑うようになるかご存じでしょうか。今回は、赤ちゃんが笑うようになる時期や笑顔の種類、笑ってもらう方法などについてご紹介します。赤ちゃんが笑うようになるにはどうしたらいいか悩まれている方は、ぜひ最後までご覧ください。


赤ちゃんはいつから笑うの?


はじめに、赤ちゃんの笑顔の種類や、笑うようになる時期についてご紹介します。

なお、赤ちゃんが笑い始める時期には個人差があるため、以下の内容と沿っていなくても気にしすぎる必要はありません。

新生児の頃から「生理的微笑」が見られる


新生児の頃から、赤ちゃんの生理的微笑が見られることがあります。生理的微笑とは、寝ているときににっこりと笑っているように見える現象のことです。

生まれて間もない赤ちゃん特有のものであることから、「新生児微笑」とも呼ばれます。

生理的微笑が起こる原因は、いまだ明らかになっていません。

しかし、これは赤ちゃんが自分の意思で笑っているのではなく、睡眠中の反射神経によって、笑っているように見えるだけだといわれています。

生後3ヶ月頃になると「社会的微笑」が現れるようになる


生後3ヶ月頃になると、周りにあるものを目で追いかける「追視」が始まり、人の顔を見てにっこりと笑うようになります。

これを社会的微笑と呼び、外部刺激に反応して笑うようになった成長の証です。

とはいっても、社会的微笑の初期段階においては、特定の人を識別して笑うのではなく、ぬいぐるみや写真などに対しても笑うため、動いているものに無差別に反応しているとされています。

もう少し成長すると、パパママの顔を認識し、顔を見ると嬉しくなって笑うようになるでしょう。

パパママ以外の人に対して警戒感を抱く「人見知り」も、成長とともに始まります。

参考:厚生労働省「第5章 養育者のメンタルヘルス」

参考:厚生労働省「保育所保育指針について」

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説書」

参考:厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために-0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集-」

赤ちゃんに笑ってもらう4つの方法・コツ


成長にともなって赤ちゃんの情緒は豊かになり、さまざまな場面で笑うようになります。

ここからは、赤ちゃんの笑顔を引き出すための方法の一例をご紹介します。

パパママが笑顔を見せよう

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赤ちゃんに笑ってもらうためには、まずパパママが赤ちゃんに笑顔を見せましょう。

赤ちゃんにとって最も身近な存在であるパパママの笑顔は、この上ない安心感と信頼につながります。

パパママが赤ちゃんに対して笑顔でアイコンタクトをしたり話しかけたりすると、赤ちゃんも笑顔を返してくれるようになるでしょう。

積極的に笑顔で接することは、赤ちゃんの心の成長にもつながります。

まだ言葉で話せない時期でも、赤ちゃんとしっかり目を合わせて、笑顔でコミュニケーションをとることを大切にしてください。

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 序章」

遊びでスキンシップをとろう


赤ちゃんの笑顔を引き出すために、遊びによって積極的にスキンシップをとりましょう。

赤ちゃんは遊ぶことによって五感が刺激されて、情緒や豊かな感情、社会性を身につけていきます。

遊びの例として、生後6ヶ月頃からは「いないいないばあ」を試してみてください。

いないいないばあで喜ぶのは、目の前にある顔を短時間であれば記憶でき、隠されていてもその顔がすぐに現れることを予測する能力が身についてきた証拠です。

また成長にともない、「まねっこ遊び」を喜んで行う姿も見られるようになるでしょう。

月齢ごとに赤ちゃんがどんなものに興味を持つのか観察し、遊びを通して笑顔を引き出しましょう。

参考:とちぎの子育て情報サイト 笑顔いっぱい「赤ちゃんと遊ぼう!」

参考:中津川市「乳幼児の発達・発育」

おもちゃを活用するのもおすすめ

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遊びの一環として、おもちゃを活用するのもおすすめです。

手で握れるおもちゃや、音のなるガラガラなどで遊びながら笑うことも多々あるので、赤ちゃんが気に入るおもちゃを探してみてください。

参考:中津川市「乳幼児の発達・発育」

喃語で会話をしてみよう


赤ちゃんは成長するにつれて、次第に「アー」「マーマー」など喃語を発するようになります。

赤ちゃんが喃語を発していたら、喃語で反応してあげたら喜んで笑ってくれることがあるのです。

とくに赤ちゃんは、バ行やパ行などの音の繰り返しが大好きです。

擬音や濁音がたくさん出てくる絵本を読み聞かせたり、自作の歌を作ってみたりすると良いでしょう。

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 序章」

赤ちゃんがあまり笑わなくても大丈夫?

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赤ちゃんは生後3ヶ月頃から社会的微笑が見られるようになるといわれていますが、その時期や頻度には個人差があります。

そのため、周りの子と比べてあまり笑わない、笑う回数が少ない場合も、心配しすぎる必要はありません。

なお、生後7ヶ月頃になると、知らない人を見ると表情が固まる「人見知り」が始まる子が出てきます。

この時期になると、あまり人見知りがない子と人見知りが激しい子で、笑う頻度に大きな差が出るのも自然なことです。

赤ちゃんが笑わないのも個性と捉えて、その子なりのペースで成長を見守りましょう。

とはいえ、子どもが順調に発達しているのかどうかは気になるものですよね。

いろいろ働きかけても反応してくれないなど、心配なことがあれば1人で悩みを抱え込まず、かかりつけの小児科など専門家に相談すると安心です。

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 序章」

まとめ


今回は、赤ちゃんが笑うようになる時期や笑顔の種類、笑ってもらう方法などについてご紹介しました。

赤ちゃんは、生後3ヶ月頃から嬉しい・楽しいという感情とともに笑うようになります。

その子の成長ペースに合わせながら、積極的にスキンシップをとって赤ちゃんの笑顔を引き出してみましょう。

※ この記事は2024年10月17日に再公開された記事です。

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