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公開 2015年08月14日  

2140gの低出生体重児を生んだ私の話

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出産は何が起きるか分からない予想外のことも起こります。私の場合、低出生体重児出産でした。きっと「自分の子が低出生体重児だったらどうしよう」と不安に感じている妊婦さんも少なくないはず。そんなプレママさんに、今回は私の低出生体重児出産体験談をお伝えしたいと思います。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29968000224

低出生体重児とは?

2500g未満で生まれた赤ちゃんのことを「低出生体重児」といいます。私の息子は2140g産まれの、まさに低出生体重児でした。

順調そのものだった私の妊婦生活

私の妊婦生活は極めて順調そのものでした。体重の増加も一般的で、逆子でもなく血圧も問題なく糖尿もありません。それが一転したのは臨月を迎えるころでした。

病院の先生に、「もしかしたら羊水が少ないかもしれない。赤ちゃんの体重が増えてないかもしれない」と言われました。そして「たくさん動いてしまうと危険なので即病院に入院してください」とのこと。病院は家の目の前なので、「え、おうちに帰らせてください」と何度も言いました。しかし、絶対安静ということで私は出産予定日の2週間前から入院することになりました。

私自身は元気で食欲もありピンピンしていましたが、病院の先生は毎日お腹の子の動きを機械で調べ胎動を確認していました。そして、出産予定日間近を迎えたのです。

意外と直ぐに生まれてきてくれた私の赤ちゃん

出産予定日間近、お腹の子の体重を確認すると2300g。「このまま自然陣痛を待っていると羊水が減ってきて危険な状態です。未熟児の可能性があるので早めに出産して大きく育てましょうと」と言われました。

そして出産予定日の前日の夜、寝る前に子宮口を開くためのものを注入。翌日は陣痛促進剤を使うという話になりました。するとその晩、深夜3時頃生理痛のようなものがきました。子宮に異物が入っているから痛みがあるのだと思いそのまま寝ていたのですが、朝5時頃、生理痛の波を時計ではかると7分間隔だったので、これはもしや陣痛?自然に陣痛がきてくれた!と思いました。

朝7時に自然に破水。朝9時の陣痛が半端なく痛かったのを覚えています。そして朝10時、するりと息子が生まれてきました。小さいせいか意外とすぐに生まれてきてくれてとても早いお産でした。

体重は小さかったけれど、とても元気で髪もふさふさの我が子

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体重は小さかったけれど、とても元気で髪もふさふさの五体満足に産まれてくれた我が子。しかし未熟児は保育器のなかで育てないといけないので、ママとはすぐにバイバイすることに。とても寂しかったことを覚えています。母乳も搾乳して保育器に届ける毎日でした。1度保育器に入ると一定の体重まで増えないと退院できません。結果、私が退院した約1週間後に我が子は退院することになりました。

低出生体重児だからということで心配はしていましたが、退院後も一般的な新生児と同じように育児をしていました。

2歳になった我が子

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低出生体重児で産まれたことで心配もしましたが、低出生体重児で生まれた我が子ももう2歳。1歳検診で体重・身長の成長曲線も標準に入りました。体重も11kgになり、3歳くらいですか?と言われることもあるくらい大きくなってくれました。

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