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公開 2023年07月17日  

ベビー服の水通しのやり方とは?なぜ必要なの?タイミングや保管方法もご紹介

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もうすぐ生まれてくる大事な赤ちゃんのために準備しておくべき事柄の1つが、ベビー服の水通しです。ベビー服を購入したら、一度水通しと呼ばれる作業をする必要があります。
今回の記事では、ベビー服の水通しが必要な理由や、水通しのやり方についてご紹介します。ベビー服をきれいにして気持ちよく出産に備えるため、ぜひ参考にしてみてください。


水通しとは

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水通しとは、赤ちゃんに着用させる前にベビー服などを洗っておく作業のことです。

赤ちゃんの肌は非常にデリケートなため、新品の衣類であっても、そのまま着せると皮膚トラブルにつながる恐れがあります。

ベビー服だけでなく、以下のようなアイテムも水通ししておくのがおすすめです。

・靴下
・ミトン
・スタイ
・タオル類
・寝具
・ぬいぐるみ など

商品によっては洗えない素材のものもあるので、あらかじめ洗濯表示をよく確認してください。

赤ちゃんの衣類を水通しする理由


新生児の衣類を水通しするのには、いくつかの理由があります。

ここからは、新生児の衣類を水通しする必要性についてご説明します。

着心地をよくするため


新しく買った衣類を水通しすると、表面についている糊(のり)が落ちるため、ふんわりとした着心地になります。

本来、糊は衣類の型崩れやしわを防ぐためにつけられていますが、糊がついたままだとゴワゴワとしていることが多く、着心地が悪くなってしまうのです。

吸水性を高めるため


あらかじめ水通しをすることで衣類についている糊が落ち、吸水性が高くなります。

赤ちゃんは大人よりもたくさん汗をかくため、あせもなどの皮膚トラブルが生じやすいです。

糊を落として吸水性を高くしておけば、たくさん汗をかいても服がしっかり吸収してくれます。

余分な染料を落とすため


水通しには、衣類についている余分な染料を落とす効果も期待できます。

ベビー服には濃い色で染められたものもあり、染料の種類によっては新生児の肌に負担がかかる恐れもあるのです。

また、ほかの衣類と一緒に洗濯したときの色移りを軽減する効果も期待できます。

ホルムアルデヒドを落とすため


赤ちゃんの衣類を水通しする理由としては、ホルムアルデヒドの除去も挙げられます。

ホルムアルデヒドとは、防虫対策やしわ防止のために新品の衣類に使用されている成分です。

衣類のほかにも、家具や壁などさまざまなところにホルムアルデヒドは潜んでいます。

赤ちゃんの肌は敏感なため、とくに生後24ヶ月以内のベビー用品は、ホルムアルデヒドの規制値がより厳しく設定されています。

刺激の強い物質であるホルムアルデヒドが赤ちゃんの肌に触れると、アレルギーや皮膚障害などを引き起こす恐れがあるからです。

ベビー用品自体にホルムアルデヒドが含まれていなくても、袋に入れずに陳列されたものは、ほかの衣類から移ってしまう恐れがあります。

そのため、ベビー服は赤ちゃんの肌に触れる前に水通しをして、ホルムアルデヒドが移らないように正しく保管することが大切です。

参考:東京都福祉保健局「2才用と3才用の服のホルムアルデヒドの規制」

横須賀市「赤ちゃんの衣類とホルムアルデヒド」

水通しのやり方 ~洗濯機の場合~

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水通しのやり方は、洗濯機洗いと手洗いの2パターンに分けられます。

まずは、洗濯機を使った水通しの手順をご説明します。

以下のものを用意しましょう。
・洗たく槽クリーナー
・ベビー用洗剤(必要な場合)
・洗濯ネット
・新生児用の小さいハンガー

①洗濯機を清潔にする


ベビー服を洗う前に、洗濯機そのものをきれいにする必要があります。

洗濯槽には、ホコリ・カビ・洗剤のカスなどさまざまな汚れが付着しており、汚れた状態で稼働させると、かえって衣類が汚れてしまう恐れがあります。

市販の洗濯槽クリーナーなどを使用して、洗濯槽の汚れをきれいに落としましょう。

②服を洗濯ネット入れ、洗濯する


洗濯槽をきれいにしたら、ベビー服を洗濯機に入れて洗います。

生地の傷みや型崩れを防止するため、洗濯ネットを使用しましょう。

基本的に水通しでは洗剤を使う必要はありませんが、衣類の汚れが気になる場合はベビー用洗剤を使用してください。

赤ちゃん向けの衣類はデリケートな素材で作られているもの多いので、洗う前には必ず洗濯表示を確認しましょう。

洗濯表示に応じて、ソフト洗いや弱洗いなどのコースを選択します。ベビー服をできるだけきれいに保つため、大人の服とは分けて洗いましょう。

➂洗濯後すぐに干す


洗濯後の衣類を濡れたまま放置していると、雑菌が繁殖して嫌なニオイの原因になります。

そのため、洗濯が終わったらすぐに干すのがポイントです。

しわを伸ばして形を整えてから、ベビーハンガーなどにかけて日光に当てます。

PM2.5や花粉が気になる場合は、部屋干しでも問題ありません。

乾燥機は生地が縮んだりごわついたりするリスクがあるため、綿やガーゼ素材の多い赤ちゃん用の衣類では使用を避けるのが無難です。

水通しのやり方 ~手洗いの場合~

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手洗いで水通しをする場合は、以下のようなアイテムをそろえましょう。

・清潔な桶や洗面器、ベビーバスなど
・ベビー用洗剤(必要な場合)
・新生児用の小さいハンガー

ここからは、手洗いでの水通しの手順についてご説明します。

➀桶や洗面器を清潔にする


水通しをはじめる前に、使用する桶や洗面器、ハンガーなどをきれいに洗っておきましょう。

洗濯桶を使用せず洗面台に直接水を張って洗う場合も、しっかりきれいにしておくことが大切です。

②水かぬるま湯で優しくもみ洗いする

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きれいにした桶や洗面器に水かぬるま湯を入れ、必要であればベビー用洗剤を加えましょう。

その中にベビー服などを入れて浸し、優しくもみ洗いします。

まんべんなく水通しするため、肌着などについた紐はほどいておくのがおすすめです。

強い力でゴシゴシとこすり洗いすると生地を傷めてしまう恐れがあります。

服を長持ちさせるためにも必ずもみ洗いで行い、優しい力加減を意識しましょう。

➂しっかりとすすぐ


もみ洗いができたら、流水でしっかりとすすぎます。

とくにベビー用洗剤を使った場合は、すすぎ残しがないように念入りに行ってください。

④水気を絞り、すぐに乾かす


すすぎが終わったら、ベビー服を絞って水気を切ります。

手で絞るのが大変だという場合は、洗濯機の脱水機能を活用するのもおすすめです。

その際は、生地を傷めないよう必ず洗濯ネットに入れてください。

水気が取れたらしわを伸ばし、ハンガーなどにかけて日光の当たる場所でしっかり乾かしましょう。


水通しを行うタイミング

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水通しを行う時期としては、妊婦さんの体調が安定しやすい妊娠8~9ヶ月頃がおすすめです。

この時期を過ぎると体調が不安定になりやすく陣痛がはじまる恐れもあるので、遅くても臨月を迎えるまでには済ませておきましょう。

水通しを続ける時期については、明確な決まりがあるわけではありません。

水通しをやめるタイミングに迷ったら、ホルムアルデヒドの規制値が変わる生後24ヶ月頃を目安にすると良いでしょう。

赤ちゃんの肌の状態を観察しながら、やめる時期を慎重に判断してください。

参考:東京都福祉保健局「2才用と3才用の服のホルムアルデヒドの規制」

水通し後の衣類の保管方法

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水通しをしたベビー服を保管する際は、ほかの衣類と分けておくのがポイントです。

大人用の衣類などと一緒に保管すると、ホルムアルデヒドが移ってしまう恐れがあります。

せっかくきれいにしたベビー服にホルムアルデヒドが付着しないようにするため、新生児専用のタンスを用意したり、ファスナーつきの袋に入れたりすると安心でしょう。

まとめ


今回は、ベビー服の水通しが必要な理由や、水通しのやり方についてご紹介しました。

デリケートな赤ちゃんの肌を守るために、水通しは出産前の大切な作業です。

赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしながら、計画的に水通しをしておきましょう。

※ この記事は2024年11月16日に再公開された記事です。

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